2014年3月2日日曜日

上倉教授が「京都の時代劇と『七人の侍』」と題して語ります。

●上倉庸敬・大阪大学教授による映画講座のご案内

 大阪自由大学の映画講座でおなじみの上倉教授が「京都の時代劇と『七人の侍』」と題して語ります。

〔A-3〕京都の時代劇と『七人の侍』(7階 講義室703)
  (講師:大阪大学大学院文学研究科教授 上倉庸敬)
 あまり知られていませんが日本映画には、東京の映画と京都の映画という、それぞれ独自な特色をもった二つの要素が混ざり合っています。東京は外国の映画、文化を取り入れて現代劇を作り、京都は日本の伝統芸術を基盤に据えて時代劇を生んできました。
 1950年、黒澤明は大映京都で『羅生門』を監督、身をもって京都の映画を知り、1954年、それまでの京都時代劇とは一線を画した『七人の侍』を発表しました。それを「黒澤ショック」と呼んで意欲を掻きたてた京都の映画人もいれば、「黒澤さんは幸せだ」と他人事のように冷ややかに眺めて自分独自の創造に励んだひともいます。京都の映画人ならばどう見るだろうかという視点から、黒澤明の映画を振り返ります。これまで指摘されなかった日本映画の特質も明らかになりましょう。
 まずは『羅生門』と『七人の侍』からゆっくり丁寧に見ます。


(4月から8回、大阪大学中之島センターで)。
詳細は下記をクリックしてください。
平成26年度懐徳堂古典講座
http://www.let.osaka-u.ac.jp/kaitokudo/event/index.html#koten

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