みなさまへ
7月に入りました。コロナの余波はまだ広がっていますが、大阪自由大学は感
染対策に配慮しながら、活動を続けています。
(ご縁があった方にBCCで送らせていただいています。不要の方は、恐縮です
が、空メールにてご返信ください。)
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2023年7月1日 (転載・転送・拡散歓迎)
大阪自由大学(OSAKA FREEDOM UNIVERSITY)通信 108号
http://kansai.main.jp/
参加申し込みはe-mail: kansaiforum@gmail.com へ。
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●大阪自由大学LINE公式アカウントを作成しました。最新情報を案内し、こ
ちらからも簡単に参加申し込みできます。
https://lin.ee/i1yjw66
●映画塾新企画
☆『「新しい戦前」の時代にー映画でたどる昭和史ー』
タレントのタモリさんが昨年末、2023年は「新しい戦前」になるのではないか
と語り、遠くない将来、再び戦争に参加する可能性にふれていました。日本映画
史に燦然と輝く名作を残した脚本家、笠原和夫さんの昭和史をめぐる映画を観な
がら、「戦前の時代」を考えていきます。
第4回7月11日(火)『仁義なき戦い』(深作欣二監督、1973)
菅原文太・松方弘樹・伊吹吾郎・渡瀬恒彦・金子信雄・梅宮辰夫…
14:00~16:00
☆『「新しい戦前」の時代にー映画でたどる昭和史ー』その2
ー抒情と怒り 木下惠介の世界ー
昨年、生誕110周年を迎えた木下惠介監督。戦前に生まれ、中国の戦場での実体
験が木下映画の原点の一つでした。今回、戦争に対する様々な想いが込められた
4本の傑作を選びました。「軍国の母」の真情を込めた国策映画、戦争による苦
難と希望、家族の強い絆…などを描き、昭和という時代の抒情と社会への怒りが
深く、静かに伝わってきます。
第1回9月19日(火)『陸軍』(1944)原作:火野葦平 出演:笠智衆、田
中絹代、東野英治郎、上原謙、杉村春子‥
第2階10月10日(火)『二十四の瞳』(1954) 原作:壺井栄 出演:高峰
秀子、月丘夢路、小林トシ子、田村高廣、笠智衆‥
第3回11月14日(火)『喜びも悲しみも幾歳月』(1957)原作・脚本:木下
惠介 出演:高峰秀子、佐田啓二、田村高廣、中村嘉葎雄‥
第4回12月12日(火)『この子を残して』(1983)原作・永井隆。脚本・木
下惠介、山田太一。出演:加藤剛、十朱幸代、大竹しのぶ‥
いずれも 講師は 上倉庸敬さん(大阪大学名誉教授)
会場 大阪淀屋橋、中楽坊情報館。
(大阪市中央区伏見町4-2-14 WAKITA藤村御堂筋ビル地下1階/大阪メトロ「淀
屋橋駅」13番出口を出て南側すぐのビル)
定員20人。各回1000円
●なにわ歳時記「大阪の祭礼~天神祭~」
大阪の年中行事や祭りを時季に合わせて紹介する「なにわ歳時記」シリーズ1
回目は大阪の夏を彩る天神祭です。天神祭の歴史や行事、祭りを支える講社など
を、絵画や写真資料を使いながら解説します。
講師は 澤井浩一さん(大阪歴史博物館 学芸員)
日時:7月13日(木)14:00~15:30
会場 大阪淀屋橋、中楽坊情報館
定員20人、受講料1000円
*すでに定員に達しました。
●公開講座「山陽の寄席『湊座』」
かつて瀬戸内随一の商都として栄えた尾道に存在した幻の寄席を発掘する
講師は 土居郁雄さん(芸能研究家)
日時:9月12日(火)14:00~15:30
会場 大阪淀屋橋、中楽坊情報館
定員20人、受講料1000円
●公開講座「石川啄木の『一握の砂』をよむ」
『一握の砂』は1910年に発表された石川啄木の第一歌集。流れゆく時の中に消
えるささやかな生、という意味が込められ、広く親しまれていますが、現在の視
点から啄木の歌をよみ直します。
講師は 田口道昭さん(立命館大学教授)
日時:9月21日(木)14:00~15:30
会場 大阪淀屋橋、中楽坊情報館
定員20人、受講料1000円
●公開講座「漱石文学はすごい! 『こころ』から『明暗』へ」
夏目漱石は文学をどこまでも探く究め、生きようとした。その作品世界には神
の視点が迫り、人間の至り得る極北の時空を思わせる。
第1回=10月12日(木)『こころ』の苦悩と、決裁
第2回=11月 9日(木)『道草』の認識と、許し
第3回=12月14日(木)『明暗』の確執と、可能性
14:00~15:30。
講師は鳥井 正晴 さん(相愛大学名誉教授)
兵庫県生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。漱
石研究55年の蘊蓄(うんちく)を語っていただきます。
会場 大阪淀屋橋、中楽坊情報館
定員20人、受講料1000円
●読書カフェ(ZOOMによるオンライン開催)
次回、7月29日(土)17:00~19:00まで、ZOOMで行います。
山本昭宏『戦後民主主義 現代日本を創った思想と文化』(中公新書、2021年
刊)を取り上げます。
NHKTV「最後の講義」でノンフィクション作家・保阪正康は、日本の「戦後」民
主主義は占領下の「アメリカン」デモクラシーが基になっている。その後の日本
はずっと民主主義に「戦後」を付けたまま「民主主義」を語ってきた。これでい
いのか? 「戦後」を外した「普遍的」民主主義にする努力を私たちはしてこな
かったのではないか、と言っています。戦後民主主義の代表格であった作家・大
江健三郎の死を契機に、本書を取り上げたいと思います。1984年生まれの歴史社
会学者である著者の前著に『大江健三郎とその時代』(人文書院、2019年刊)が
あります。
前回取り上げたエマニュエル・トッドの
『我々はどこから来て、今どこにいるのか? 上 アングロサクソンがなぜ覇権を
握ったか」
『我々はどこから来て、今どこにいるのか? 下 民主主義の野蛮な起源』
は、大阪自由大学動画チャンネル(無料)にすでにアップしています。
●スポーツ連続講座「スポーツ近代史余話-その真相を探る(その6)」
第6回=7月13日「プロレス初興行(明治20年の西洋大角力)」
第7回=9月14日「野球の始球式(大隈重信が始祖)」
(年間プログラムはホームページをご覧ください)
講師は大阪スポーツマンクラブ会長、玉置通夫さん)
開催時間は木曜日18:30~20:00
会場はおおさかシニアネット(大阪市中央区本町3-5-5、セントピア御堂
筋本町(旧カネセビル)2階 地下鉄本町駅3番出口より徒歩1分)。
定員20人、参加費各回1000円
●講座「東アジアを考える」(参加無料)
企画中
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*これまでの講座内容は大阪自由大学チャンネル(無料)にアップしています。
自由にご覧ください。
https://www.youtube.com/channel/UCRve3OyXKISWOmERgWNlGCw/videos
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大阪自由大学の活動にはどなたもご参加いただけます。大阪の課題に限らず、
いまの日本、世界の動きをみつめながらともに考えていくべきテーマについてご
意見、ご提案をお寄せください。
大阪自由大学の10年の歩みについて書いています。
「洪庵のたいまつ」を掲げてー大阪自由大学の10年
http://gendainoriron.jp/vol.33/column/t-ikeda.php
(現代の理論デジタル版33号、2023年2月8日発信)
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発行責任者 池田 知隆
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