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2023年12月1日 (転載・転送・拡散歓迎)
大阪自由大学(OSAKA FREEDOM UNIVERSITY)通信 113号
http://kansai.main.jp/
参加申し込みはe-mail: kansaiforum@gmail.com へ。
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●大阪自由大学LINE公式アカウントを作成しました。最新情報を案内し、こ
ちらからも簡単に参加申し込みできます。
https://lin.ee/i1yjw66
●映画塾『「新しい戦前」の時代にー映画でたどる昭和史ー』その2
ー抒情と怒り 木下惠介の世界ー
昨年、生誕110周年を迎えた木下惠介監督。戦前に生まれ、中国の戦場での実体
験が木下映画の原点の一つでした。今回、戦争に対する様々な想いが込められた
4本の傑作を選びました。「軍国の母」の真情を込めた国策映画、戦争による苦
難と希望、家族の強い絆…などを描き、昭和という時代の抒情と社会への怒りが
深く、静かに伝わってきます。
第4回12月12日(火)『この子を残して』(1983)原作・永井隆。脚本
・木
下惠介、山田太一。出演:加藤剛、十朱幸代、大竹しのぶ‥
14:00~16:00
いずれも 講師は 上倉庸敬さん(大阪大学名誉教授)
会場 大阪淀屋橋、中楽坊情報館。
(大阪市中央区伏見町4-2-14 WAKITA藤村御堂筋ビル地下1階/大阪メトロ「淀
屋橋駅」13番出口を出て南側すぐのビル)
定員20人。各回1000円
●映画塾特別編「狂気を、合理に。~橋本忍の世界」
社会派作品からサスペンス、骨太な超大作まで日本映画界を代表する脚本家・
監督の橋本忍。生誕105年、没後5年を記念して開かれる「橋本忍映画祭2024」
(来年1月2日~2月9日@シネ・ヌ―ヴォ)に寄せて、その劇的な表現技法を鑑賞
します。
12月18日(月)18:30~20:30、シネ・ヌーヴォ(大阪市西区
講師 上倉庸敬さん(大阪大学名誉教授)
今回取り上げるのは、弁護士・正木ひろしがかかわった「首なし事件」
(1944年)を題材にした「首」(1968年公開)。取調中の脳溢血死。診断を覆そ
うと死者の墓を暴き、首を東京に運ぶ弁護士。その姿にサスペンスを掛けて、敗
色深まる戦争遂行者の暗い情念をえぐり、演じた小林桂樹に「私にとっては完璧」
と脱帽せしめたシナリオ。橋本忍の、狂気をはらんだ悪鬼の技法を精査します。
定員20人。入場料1000円。
申し込みは シネ・ヌ―ヴォ(06-6582-1416)へ。12/11(月)よりオンライ
ン・窓口でチケットを販売。
●公開講座「漱石文学はすごい! 『こころ』から『明暗』へ」
夏目漱石は文学をどこまでも探く究め、生きようとした。その作品世界には神
の視点が迫り、人間の至り得る極北の時空を思わせる。
第3回=12月14日(木)『明暗』の確執と、可能性
14:00~15:30。
講師は鳥井 正晴さん(相愛大学名誉教授)
兵庫県生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。漱
石研究55年の蘊蓄(うんちく)を語っていただきます。
会場 大阪淀屋橋、中楽坊情報館
定員20人、受講料1000円
●なにわ歳時記「神農祭と今宮十日戎」
大阪の祭りは「えべっさん」で始まり、「神農さん」で終わると言われていま
す。なにわ歳時記シリーズ、今回は、毎年11月22・23日に行われる少彦名神社の
神農
祭と、1月9~11日の今宮戎神社の十日戎について、絵画や写真資料を使いながら
解説します。
講師 澤井浩一さん(大阪歴史博物館 学芸員)
☆「十日戎」12月7日(木) 14:00~15:30
商売繁盛を願い吉兆を付けた福笹、華やかな宝恵駕籠、今宮十日戎の昔の姿、
エビス信仰など、祭りとその周辺を紹介します。
会場 大阪淀屋橋、中楽坊情報館
定員20人 参加費 各回1000円
●読書カフェ「東 浩紀『訂正する力』(朝日新書、2023年10月刊)」
12月16日(土)午後5時から、大阪自由大学北浜事務所で開きます。(オ
ンライン参加も可能です)
取り上げる本は「東 浩紀『訂正する力』(朝日新書、2023年10月刊)」、です。
「デビュー30周年を飾る集大成」と新書カバーにあります。近著『訂正可能性
の哲学』を踏まえた語りおろし本です。著者は、株式会社ゲンロンを立ち上げ、
批評誌を次々と出版してきました。また、さまざまなテーマで討論を展開する動
画配信プラットフォーム「シラス」にもかかわってきました。日本の言論を引っ
張っていく旗頭のひとりです。
(出版社紹介文)
「哲学の魅力を支える「時事」「理論」「実存」の三つの視点から、現代日本で
「誤る」こと、「訂正」することの意味を問い、この国の自画像をアップデート
する。」
参加費は500円。
オンライン参加希望の方は、大阪自由大学までメールでお問い合わせください。
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●2024年の新企画です。
●「おおさか大衆音楽史~服部良一と笠置シヅ子のいた時代~」
大阪でジャズに出会い、作曲家としての礎を築いた服部良一。そして、服部と
組んで、戦後の荒廃した社会を躍動感あふれるブギの歌声で明るく力づけた笠置
シヅ子。そんな二人を中心に、近代大阪の大衆音楽史をたどります。
講師 古川武志さん(元大阪市史料調査会調査員)
1,1月23日(火)=「モダン大阪と道頓堀ジャズ
2,2月6日(火)=「戦後復興とブギウギ」
14:00~15:30
会場 大阪淀屋橋、中楽坊情報館
定員20人 参加費 各回1000円
●映画塾「山崎豊子が描いた~大阪人の知恵と才覚」
今年生誕100年を迎える作家、山崎豊子さんは社会的な問題を小説でとらえ、そ
の多くが映画化されています。今回は、デビュー初期に大阪の風俗や商魂たくま
しい大阪人の姿を描いた原作映画を取り上げます。
1、1月9日=『暖簾』(1958)監督:川島雄三 出演:森繁久彌、山田五
十鈴、浪花千栄子、乙羽信子、扇千景、山茶花究…
2、2月13日=『花のれん』(1959)監督:豊田四郎 出演:森繁久彌、
淡島千景、石浜朗、司葉子、あ花菱アチャコ…
3、3月12日=『女系家族」(1963)監督:三隅研次 出演:若尾文子、
京マチ子、田宮二郎、鳳八千代、高田美和…
4、4月9日=『白い巨塔』(1966)監督:山本薩夫 出演:田宮二郎、田村
高廣、東野英治郎、小沢栄太郎、滝沢修、小川真由美…
いずれも第2火曜日 14:00~16:00
講師は 上倉庸敬さん(大阪大学名誉教授)
会場 大阪淀屋橋、中楽坊情報館。
定員20人。各回1000円
●スポーツ連続講座「スポーツ近代史余話-その真相を探る(その7)」
社会の清涼剤であり、時代を映す鏡の役割を果たしてきたスポーツ。その歴史
を振り返りながら、スポーツを多面的に解剖し、社会とのつながりを見つめます。
(新年度は、開催時間が午後2時から、会場も中楽坊情報館に変更になります。)
講師は、大阪スポーツマンクラブ会長、玉置通夫さん
1、2月 8日=プロ野球の球団歌-六甲颪で始まる阪神と阪急
2、3月14日=大相撲の紛争―究極は春秋苑事件
3、4月11日=1964年五輪音頭―各社競作藤山一郎も
4、5月 9日=オリンピックとメディア1(1896―1940)
5、6月13日=オリンピックとメディア2(1948―2024)
6、7月11日=甲子園100年
7、9月12日=球団の盛衰―在版4球団が2球団に
8、10月10日=運動会史―「ぼらのあみごえ」「すずめのすだち」
9、11月14日=八十川のボーク事件―リンゴ事件に次ぐ紛争
10、12月12日=力道山生誕100年
14:00~15:30
会場 大阪淀屋橋、中楽坊情報館
定員20人 参加費 各回1000円
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*これまでの講座内容は大阪自由大学チャンネル(無料)にアップしています。
自由にご覧ください。
https://www.youtube.com/channel/UCRve3OyXKISWOmERgWNlGCw/videos
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大阪自由大学の活動にはどなたもご参加いただけます。大阪の課題に限らず、
いまの日本、世界の動きをみつめながらともに考えていくべきテーマについてご
意見、ご提案をお寄せください。
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発行責任者 池田 知隆
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