2013年4月27日土曜日

尾池和夫講演会「西南日本の地震予測」が開かれました。


地震を知って震災に備える - 西南日本の地震予測


4月26日午後6時半、キャンパスポート大阪。

講師 尾池和夫(おいけ・かずお)京都造形芸術大学学長 京都大学前総長


 最新の地球科学の知識の蓄積をもとに、地震現象をわかりやすく解説していただきました。
 生命のことを考えるときにも、それが生まれた地球のことを知らずには理解できません。その地球に起こった現象の1つの実例として、今回の巨大地震の仕組みを理解するとともに、変動帯にある日本列島の特徴を知らなくてなりません。
 21世紀前半、西南日本は地震活動期であり、その中でいくつかの活断層では大地震が起こり、活動期のピークで南海トラフの巨大地震が起こるという予測について語られました。
 次の周期として2038~40年ごろにやってくる巨大地震、富士山の爆発についても興味深い予測を聴かせていただきました。
















参加者の感想から

○非常に多様なテーマの展開で、難しい内容をとてもわかりやすく語られ、楽しかった。

○地震発生の可能性の知見(データ)、マグマの動きをもっと知らせるべきだと実感しあ。

○尾池先生の不安です。天地人、宇宙、地殻、四季、趣もあり、アカデミックな時間でした。ダイナマイトやシルクロードの話はネタになりますね。南海地震はやはり2030年代のようですね。

○この列島に生れた縁を大切にして、運命を受け入れて生きようと思いました。地球も生きているのだとの思いが強くなりました。

○巨大地震が近畿圏でも十分にありうるということを認識しました。地球が常に動き、美しい日本をつくっていることは、いいことも悪いことも受けて、どうするかはわたしたちの問題ですね。








2013年4月20日土曜日

公開サロン「オダサクの魅力を語る」が開かれました。

公開サロン「オダサクの魅力を語る」が20日、キャンパスポート大阪で開かれました。

 講師は、上孟二さん(織田作之助研究家)。

 大阪を愛した作家、織田作之助生誕100年を迎えます。
 上さんは建築関係の仕事をしてこられ、現在、64歳。61歳のとき、オダサクに関心をもち、研究を始め、約3年かけてオダサクの生涯と仕事の探究し、その情熱に驚かされました。
 オダサクが戦前、徴兵検査をうけ、丙種で<徴集免除>された資料も発掘。その成果をまとめ「織田作之助の真実」をこのほど電子出版されました。

 参加者の感想から
・初出資料の追求は研究の基本であるが、「アラ還」の年齢から数年で新資料発見までに至るのはスゴイ!
・貴重な資料も多数あり、大変有意義でした。人物像の話が中心で、もっと文学のことも聞きたかった。
・高津高校を出ているし、生玉さんや千日前、法善寺は自分にとって身近な場所であり、たのしかった。




 




歴史講座「大阪精神の系譜ーその源流を探る」が始まりました。

大阪精神の系譜を探る歴史講座第1期「近代化への挑戦が始まる。

第1回「産業革命の先駆け―東洋のマンチェスターと大阪紡績」が4月19日、キャンパスポート大阪で開かれました。
 講師は、大阪大学名誉教授の宮本又郎さんです。
 40数人を超える参加者があり、熱心な質疑が行われました。





















参加者の感想から

・大阪の近代史がレビューでした。大阪をどう見るのかのヒントが得られた。阪神タイガーズのたとえが分かりやすかった。
・明治の進取の気風の息吹を感じることがdけい、新しい「大阪」像を持ちました。
・初めて聞く名前もでてきて、目からウロコでした。大阪は地元住民と外から来た人でできている町だと改めて思いました。
・大阪検定の勉強のなかで通史は知っていましたが、より詳しく知り、歴史のヒダを知ることができました。
・江戸時代からの流れと比較がよくわかり、参考になった。



2013年4月13日土曜日

民博連続講座「斜界学のススメ」第一回「常識の非常識―日本語とマヤ語」が開かれました。

民博連続講座「斜界学のススメ」
第一回「常識の非常識―日本語とマヤ語」

 4月12日午後6時半、キャンパスポート大阪にて。
講師は八杉佳穂さん(国立民族学博物館教授)

 日本語は他の言語に比べて難しいと言われるけど、本当にそうなのか。
 マヤ語を鏡に日本語の特性を見てみると、日本語の素晴らしさがよくわかる。

 八杉教授の解説によって日本語の魅力がとてもよく見えてきた。





参加者の感想から

・言語の構成の分類、絵と文字の歴史、さらに日本語の改めての見直しなどについてこれからも考えていきたい。

・まったく考えたことのないテーマで楽しく学びました。

・日本語の素晴らしさがわかった。




























2013年4月12日金曜日

4月26日「地震を知って震災に備えるー西南日本の地震予測」で尾池和夫・京都大学前総長からレジメがとどきました。


地震を知って震災に備える - 西南日本の地震予測

4月26日午後6時半、キャンパスポート大阪。

講師 尾池和夫(おいけ・かずお)京都造形芸術大学学長 京都大学前総長

講演レジメが届きました。まだ定員に余裕があります。ぜひともご参加ください。

参加費 1000円(資料代など)
講演概要

 地震の仕組みを知ってほしいと思います。できるだけ普通の言葉で、地球科学の知識の蓄積をもとに、東日本大震災のことを理解するための背景として、地震現象を解説したいと思っています。
 21世紀の人びとにとって、資源、エネルギー、地球環境の問題など、考えるべき課題があります。また、生命のことを考えるときにも、それが生まれた地球のことを知らずには理解できません。その地球に起こった現象の1つの実例として、今回の巨大地震の仕組みを理解するとともに、変動帯にある日本列島の特徴を知っていただければと思っています。
 さらに、21世紀前半、西南日本は地震活動期であり、その中でいくつかの活断層では大地震が起こり、活動期のピークで南海トラフの巨大地震が起こるという予測について、理解を深め、震災に備えてほしいと思います。

地震学者、1940年東京生まれ、私立土佐高等学校、京都大学理学部地球物理学科を卒業後京都大学に勤務、2003年12月~2008年9月京都大学総長、2009年4月~2013年3月国際高等研究所所長、2013年4月より京都造形芸術大学学長。京都大学理学博士、地震予知連絡会委員、福島第一原子力発電所事故調査・検証委員会委員などを歴任。著書に、『日本地震列島』(朝日文庫)、『日本のジオパーク』(ナカニシヤ出版)、『新編 活動期に入った地震列島』『日本列島の巨大地震』(岩波科学ライブラリー)、『四季の地球科学』(岩波新書)など。

2013年4月9日火曜日

川添光代公開サロン「ジャズの歌詞に見る女性の生き方」

川添光代公開サロン「ジャズの歌詞に見る女性の生き方」

4月8日午後6時半からキャンパスポート大阪で。

 ジャズ歌手で、中小企業経営者の川添光代さんを囲んで、女性の生き方について楽しい雰囲気のなかで開かれました。参加されたのは、20代から70代の女性など約20人、男性の参加者もちらほら。
 ジャズの「オール・オブ・ミー(all of me)「テネシーワルツ(Tennessee Waltz)」の歌詞をもとに、そこに描かれた場面、感情などに自由に想いをめぐらしながら、参加者のみなさんは熱っぽく語り合っていました。




参加者のみなさんの感想から

○昨年が最悪だったせいもあり、誕生日(4月)を節目に今日の講座はなにかあるのでは?とわくわくした気持で参加しました。今日をさかいに変わろうと思います。

○ジャズの視点からいろいろなことを考えるグループワークがとても新鮮で、おもしろかった。いろんな人の考えた方や意見が聞けて、自分の幅を広げるいいきっかけになりました。

○感じたことを大切にしてふくらませていく作業にあまりであったことがなく、新鮮でした。多様な意見を聞くことは楽しい体験でした。同じ曲でも人によって違うことにはびっくり。

○自分の何かが目覚めたような気がします。

○一人にくよくよ考えていると、自己否定になってしまうので、まず自分の可能性を信じようを思いました。

○みんな違って、みんないい。そう思えるようになれると素敵だなあ。いろんなことを感じて楽しかったです。



2013年4月1日月曜日

大阪自由大学通信5号です。


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2013年4月1日                       (転載・転送歓迎)
大阪自由大学(Osaka Freedom University)通信 5号
                        学長 木津川 計
                        http://kansai.main.jp/
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新企画のご案内!!
歌人、道浦母都子さんによる短歌講座「短歌の楽しみ」
5月11日から毎月1回、土曜日の午後に開催します。
14時~16時、キャンパスポート大阪
 (第2回は6月15日、第3回は7月13日)
  定員 20人(先着順)。
http://kansai.main.jp/swfu/d/michiura2013051102.pdf/


◎公開サロン
  ☆「ジャズの歌詞に見る女性の生き方」
  4月8日(月)18時半、キャンパスポート大阪
     講師 川添 光代さん(ジャズシンガー)
  歌には人生の色々な場面があります。ジャズの歌詞から女性の生き方を考えま
す。定員 30 人(先着順)
http://kansai.main.jp/swfu/d/kawazoe2013040801.pdf

☆  「織田作之助生誕100年 "オダサク"の魅力を語る」

 4月20日(土)18時半、キャンパスポート大阪
   講師 上 孟二さん(織田作之助研究家)
 織田作之助生誕100年になります。名作「夫婦善哉」でよく知られるオダサク
の日常や作品世界について語ります。定員 20人(先着順)
http://kansai.main.jp/swfu/d/odasaku2013042002.pdf

●  公開講演会 「西南日本の地震予測」について
    講師 尾池和夫さん(前京都大学総長、地震学者)
4月26日(金)18時半、キャンパスポート大阪。定員60人(先着順)
http://kansai.main.jp/swfu/d/oike2013042601.pdf

●  民博連続講座「"斜界学"のススメ――常識をくつがえす技術」

 21世紀のいま、多文化共存の世界を築いていくためには、これまでの常識をく
つがえし、世界を縦、横、特に斜めから視点から見つめ直し、新しい視野を切り
拓かなくてなりません。国立民族学博物館の若い研究者のさまざまな問いかけ、
取り組みを通して、日本と世界、あるいは人類としての課題を語り合いませんか。

 第1回「常識の非常識―マヤ語と日本語」
     講師 八杉 佳穂さん(国立民族学博物館教授)
     古代マヤ文明時代からの使われているマヤ語は日本語とまったく逆の
鏡像のような言語です。鏡に映った日本語や日本文明を考えます。 
4月12日(金)18時半、キャンパスポート大阪。定員40人(先着順)

http://kansai.main.jp/swfu/d/minpakuyasugi2013041201.pdf

●  歴史講座「大阪精神の系譜―その源流を探る」

 府市統合の動きが加速する中、「都市・大阪」のありようが注目を集めていま
す。近現代史を振り返りながら、何が「都市・大阪」の軸を形成してきたのか、
その「大阪精神の系譜」の源流をたどる作業を進めていきます。まず明治・大正
から昭和初期にかけて起きた「近代化への挑戦」の動きを追います。
 
■第1期「近代化への挑戦」■
第1回 4月19日「産業革命の先駆け 東洋のマンチェスターと大阪紡績」
     講師 大阪大学名誉教授 大阪経済大学客員教授 宮本又郎さん
第2回 5月24日「近代都市への助走 池上大阪市長と会津武士道」
     講師 元日本経済新聞編集委員 脇本祐一さん
第3回 6月21日「都市思想の先覚者 関一の軌跡と大大阪」
     講師 大阪市史料調査会調査員 松岡弘之さん
 いずれも18時半からキャンパスポート大阪。定員各40人(先着順)
http://kansai.main.jp/swfu/d/osakakeifu03.pdf

いずれも参加費は1000円(資料代)。詳細は大阪自由大学ホームページ
http://kansai.main.jp/
をご覧ください。

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大阪自由大学の活動にはどなたでもご参加できます。大阪の課題にかぎらず、い
まの日本、世界の動きをみつめながらともに考えていくべきテーマについてご意
見、ご提案をお寄せください。

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