2016年8月1日月曜日

大阪自由大学通信45号です。

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2016年8月1日             (転載・転送・拡散歓迎)
大阪自由大学(Osaka Freedom University)通信 45号                                    
                         学長 倉光 弘己
                       http://kansai.main.jp/                        
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● 連続歴史講座「大阪精神の系譜」

第11期のテーマは「戦後の記憶(2)―高度成長期の前後―」です。
 「気がつくと、いつしか河畔には、コンクリートや煉瓦造りのビルが建ち並んでいた。そこは、もう信雄にとっては、足を踏み入れたことのない他所の街であった」(宮本輝『泥の河』より)。高度経済成長が始まった昭和30年代とその後。大阪の街と人の軌跡は――。

<第1回> 9月9日(金)「『泥の河』(宮本輝)と昭和30年の大阪~川と橋の情景~」講師 大阪文学振興会総務委員、元大阪市立中央図書館副館長 高橋俊郎さん
<第2回>10月3日(月)「〈洋酒天国〉から〈生活文化〉へ~佐治敬三の企業家精神~」講師 大阪商業大学特任教授、元サントリー文化財団専務理事 伊木稔さん
<第3回>11月1日(火)「『朝鮮市場』から『コリアタウン』への道~生野・猪飼野ものがたり~」講師 ノンフィクション作家、ライフ映像ワーク代表 高賛侑(コウ・チャニュウ)さん
(時間はいずれも18:30~20;30)
【会場】上田安子服飾専門学校本館(大阪市北区芝田2丁目5―8)
参加費各1000円、定員各50人(先着順)

● 連続映画講座第6期

「銀の森の女神たち―タカラヅカ編―」
 関西の奥座敷、宝塚温泉で産声をあげた宝塚歌劇団。女性ばかりの「陸の竜宮」で育った乙女たちは銀幕の世界に旅立ち、どのようにその美しさに磨きをかけていったのか。今回は、タカラジェンヌとよばれたヒロインたちを見つめる。(講師は上倉庸敬・大阪大学名誉教授、吉田馨・大阪大学非常勤講師)
 
第1回=9月29日  園井恵子「無法松の一生」上倉庸敬さん
第2回=10月20日 乙羽信子「源氏物語」吉田馨さん
第3回=11月10日 越路吹雪「次郎長三国志第六部旅がらす次郎長一家」上倉庸敬さん
第4回=11月24日 黒木瞳「阿修羅のごとく」吉田馨さん
第5回=12月15日 八千草薫「男はつらいよ 寅次郎夢枕」上倉庸敬さん

(いずれも木曜日の開催時間は18:30から20:00)
会場 上田安子服飾専門学校本館
定員は50人、参加費は各回1000円

●「うめきた」サロン
 梅田でちょっと寄り道して知的な語らいを楽しみませんか。

第5回=9月30日(金)14:00~15:30
「大阪まちの魅力―「なにわの語り部」活動を通して」(仮題)
 ゲスト、栗本智代さん(大阪ガス(株)エネルギー・文化研究所主席研究員)。
会場:大阪ガスエネルギー文化研究所 都市魅力研究室
(大阪市北区大深町3の1 グランフロント大阪ナレッジキャピタルタワーC713号、Cタワー玄関のエレベータで7階に上がってください)
参加費 1000円、定員40人(先着順)

 栗本さんは奈良女子大学卒業後、大阪ガスに入社。1991年より現職。大阪の活性化の一環で、都市の個性や魅力を、歴史や文化的側面から探求。「なにわの語り部」公演活動も展開する。著書『大阪まちブランド探訪』(創元社)、『大阪水の都に浮かぶ劇場』(KBI出版)など

● スポーツ講座「スポーツ事件の裏の裏―その真相を探る―」

 スポーツは社会とともに発展し、多くの事件を起こしました。時代の世相を色濃く反映し、話題を呼んだ事件の裏側に迫ります。
(講師は大阪スポーツマンクラブ会長、玉置通夫さん)

第5回=9月 8日「東京五輪フィーバー」
第6回=10月13日「大相撲界最大の騒動、春秋園事件」
第7回=11月17日「力道山の死」
第8回=12月8日「南海ホークス蔭山監督の急死」
 (各木曜日 18時半~20時)
会場:おおさかシニアネット
定員40人、参加費 各回1000円

● 「東アジアを考えるー戦後71年、アジアと日本の現実」(第4期)
 大阪で身近に暮らすアジアをルーツの人たちの生の声を聞き、支えあいのアジア・ネットワークをつくりましょう。

・第5回=9月21日(水)「実習生から経済難民へ? ベトナム人Lさんの場合」
 Lさんはベトナム北部の農村部出身。病弱な家族の生活を支えるため、実習生制度を利用して来日。実習生になるための費用は借金したが、日本で働けばすぐに返済でき、貯金もできると説明された。しかし実際は…。実習生制度は、本人、送り出し国、受入れ国のすべてにとって幸せをもたらす制度なのか。難民支援グループのシェルターで生活するLさんと、支援者からお話を聞く。
 
・第6回=10月19日(水)「私は多文化カフェのシェフ ―みのお多文化共生センター・コムカフェ―」(仮題)。
 ベトナム留学生のトゥエットさんは、月に1度、多文化レストラン「コムカフェ」で、ベトナム家庭料理の腕をふるう。レストランを中心にした近隣住民などとの交流を含め、日本での留学生活で感じること、考えることを聞く。
 
 開催時間は19:00から21:00
会場:アジア図書館(大阪市東淀川区淡路5-2-17、阪急淡路駅下車徒歩3分)電話 06(6321)1839
定員30人、参加費1000円(資料代)。アジア図書館会員500円、学生無料。(財)アジアセンター21・アジア図書館との共催

●道浦母都子の「短歌塾」
 8月27日(土)14:00~16:00 上田学園中津校舎「大阪総合デザイン専門学校」〒531-0071 大阪市北区中津1丁目7番21号
(地下鉄・御堂筋線中津駅(5)号出口より 徒歩すぐ、阪急電車中津駅より 徒歩3分)。参加希望者は、次回の題詠「帽子」(または「帽」)と自由題の計2首を事前に提出してください。

●大阪自由大学「読書カフェ」(毎月1回)案内人、三室勇さん

9月24日(土)午後5時、北浜教室
取り上げるのは、井上智洋『人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊』 (文春新書、800+税円)
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166610914

 「人工知能(AI)は経済、社会を大きく変化させる」と、若手の経済学者が大胆に予測した本です。2030年頃に起こる第四次産業革命とはどんなものか。仕事はAIとロボットに奪われるって本当か。AI到来時代に向けて、新たな社会保障「BI:ベーシックインカム(国民配当)」の実現可能性は? すぐそこの未来だからこそ、若者と読み、語り合いたい本です。

●平和問題講演会「平和をどうつくるのか―『戦後』を超えて」(6月18日開催、大阪自由大学、日本ペンクラブなど後援)の内容がブックレットになりました。日本平和学会会長の君島東彦・立命館大学教授と政治学者、白井聡・京都精華大学専任講師による講演、対談などを収めています。(メディアイランド刊、700円=税込)。アマゾンなどで販売しています。

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                       発行責任者 池田 知隆
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