2014年5月30日金曜日

「大阪精神の系譜」第5期「船場の群像」が29日スタートしました。

◆第5期からは「大阪精神の系譜」を人物などを通して部門別にたどっていきま
す。まずは商都の伝統と文化の中心地、船場の商人群像を取り上げます。船場に
息づく精神とは何でしょうか。
<第13回>5月29日(木)18時半、おおさかシニアネットにて

「大阪商人ここにあり!―創業者の街の合理精神―」

講師 元日本経済新聞編集委員 脇本 祐一さん

とても内容の濃いお話しでした。
レジメから
1、はじめに 近世から近代、現代へ
2、ナニワドリームを体現した近代の船場
3、商業活動が鍛えた合理主義思想
4、寄付の文化は一建立の遺伝子
5、船場異聞


参加者の感想から

・素晴らしい内容の講演でした。大阪人出ることを誇りに感じました。

・時間があれば、もとお深くお話しを聞きたかった。

・大変おもしろかった。初めて聞いた話がたくさんあった。知識の豊富さに驚いた。

・大変刺激的で楽しく学べました。大阪商人の信仰心について知りたい。

・大変興味深く、今後、もっと深く船場、大阪の歴史を講演してほしい。

・内山完造の話が出てきたときびっくりした。まさか船場にルーツがあったとは。

2014年5月16日金曜日

連続講座「挑戦する表現者たち―その作品の世界」始まる。第1回はノンフィクション作家、後藤正治さん。



連続講座「挑戦する表現者たち―その作品の世界」

第1回ノンフィクション作家、後藤正治さん

「奇蹟の画家―神戸の画家、石井一男さんをめぐって」

 5月15日(木)18:30から20:30
 上田安子服飾専門学校本館ホール

いま、日本のノンフィクション界の第一線で活躍されている後藤さん。これまで出された本は30数冊におよび、数々の出会いを振り返りながら、どのようにして書き続けることができたのか、誠実に丁寧に語っていただいた。
 特に、心肺移植の患者、仲田明美さんとの出会い、元阪神タイガースの選手、川藤幸三さんのすごさ、そして画家の石井一男さんの人間味あふれる魅力について話していただきました。
 



参加者の感想から

・素晴らしい人とのご縁、後藤先生をはじめ、画廊の島田さん、石井画伯の人間味あふれる姿に感動し、これまでにない豊かな思いがしました。

・石井さんの映像を見ますと、「奇蹟の画家」の作品そのままで、ほほえましく、暖かさを感じました。
 心穏やかなる印象。ほっとします。
(石井さんの生活している周辺を散歩させてもらいましたが、街全体も温かさを感じ、ほっとする市場のように思いました)

・「奇蹟の画家」は何回も読み返し、内容が豊かで感動しました。ギャラリー島田には昨年11月に行き、石井さんと握手をしていただき感激して帰ってきました。
 今度は絵を必ず入手したいと思います。
後藤さんにもお会いでき、やさしいお話しで本当によかったです。ありがとうございました。

・「奇蹟の画家」は何度も読み、石井さんがすんでいらっしゃる商店街にも行ってみました。このような方を知ることができて、よかったです。心にぽっと明りがともる気がします。

・石井さんのテレビドキュメンタリーを見て、もっと詳しく知りたいと思っておりましたので、とても楽しく聞かせていただきました。

・石井さんの表情が生き生きして素晴らしい笑顔だと思いました。もっと気難しいキャラクターを想像していましたので。

・自分の知らない石井一男さんを今日知りました。これからの生き方に一つの道ができました。「奇蹟の画家」を読んでみたくなりました。


2014年5月12日月曜日

15日、作家、後藤正治さんが「奇蹟の画家-石井一男さん」について語る。ぜひご参加を。

「『奇蹟の画家』をめぐって-神戸の画家、石井一男さんの世界」

 5月15日(木)18:3020:30
 会場は、上田安子服飾専門学校(大阪市北区芝田2丁目5―8)本館。
会場地図http://www.ucf.jp/college/access.html

後藤正治さん(作家)
定員 50人(先着順)。参加費1000円
 申し込みは、大阪自由大学 
大阪府吹田市豊津町9-22 大同門本部ビル7階(〒564-0051
電話 06-6386-4575
FAX 06-6386-1893
E-mail: kansaiforum@gmail.com
URL: http://kansai.main.jp/

アマゾンの紹介文から)                    
 絵を見て、泣いたことがありますか?「女神像」が多くの人の心を捉え、今や個展に人が押し寄せる画家・石井一男は、50代まで画家として世に出ることはなかった。石井の清貧の暮らし、彼を世に出した画商、そして彼の絵に救われた人々。「本当の豊かさ」とは何かを教えてくれる、珠玉のノンフィクション。 

ノンフィクション作家・後藤正治が「小さな物語を書きたい」と感じた一枚の絵との出会い。その絵は、49歳まで完全に無名だった孤高の画家・石井一男によるものだった。

飲食店や新聞運びなどの仕事をして穏やかに生活をしていた石井が、突如喜びとともに絵を描くようになったのは46歳のとき。以降淡々と好きな絵を描き続けてきた。口下手で穏やかな石井と、神戸のギャラリー海文堂の島田との出会い。画家になりたいと思ったのではない、生きる証として素直に、無心に描き続けた絵。その無名の作家の作品に、多くの人々が救われていくさま。石井や周囲の人々を通し、多くの人の心をとらえて離さない作品と画家の魅力、そして「豊かさ」の本来の意味を教えてくれる、温かくも珠玉のノンフィクション。

「ノンフィクションとは、対象を解きほぐしたいという渇望に導かれてあるものであるが、本書の場合、そのベクトルは少し違っていた。解くのではなく、より深く感受したいといういという希求であったように思える」あとがきで著者自らが書いたように、多くの人に「感受してほしい」作品がここにある。

 講談社文庫 617円