2019年12月22日日曜日

2020年1月の読書カフェはユヴァル・ノア・ハラリ『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』


2020年1月18日(土)17:00~18:30 北浜教室

次回の読書カフェは、ユヴァル・ノア・ハラリ『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』
<http://www.kawade.co.jp/21lessons/>
(河出書房新社 2019年11月刊、2400円+税)をとりあげます。

21世紀に入って、時代が大きく揺らいでいる。それも西洋近代が普遍的としてきた諸価値がゆらぎ始めている。人類史の大きな転換点に入ったと思わせる事態が起こりつつあるのではないか。そういった予感を、これまでのハラリの本から受け取った方も多いのではないかと思います。今について語るハラリの言葉をぜひ聞きたいと思います。

(出版社の紹介文)
『サピエンス全史』で人類の「過去」を『ホモ・デウス』で人類の「未来」を描き、
一躍、時代の寵児となった、ユヴァル・ノア・ハラリ。
第三作『21 Lessons』では、ついに人類の「現在」を問う―――。

いまや全世界からその発言が注目されている、新たなる知の巨人は、ひとりのサピエンスとして何を考え、われわれに何を訴えるのか。学生からビジネスパーソンまで、現代人必読の21章

読書カフェで「独ソ戦」を読みました。


12月の読書カフェで「独ソ戦」を読みました。

「これは絶滅戦争なのだ」。ヒトラーがそう断言したとき、ドイツとソ連との血で血を洗う皆殺しの闘争が始まった。日本人の想像を絶する独ソ戦の惨禍。軍事作戦の進行を追うだけでは、この戦いが顕現させた生き地獄を見過ごすことになるだろう。歴史修正主義の歪曲を正し、現代の野蛮とも呼ぶべき戦争の本質をえぐり出す。

2019年12月12日木曜日

首里城再建を考える会第1回フォーラムのご案内。

首里城再建を考える会第1回フォーラムのご案内。





「首里城再建を考える会」 趣意書

   沖縄のたましい包む首里城の新たな姿胸に抱かん
                                         (道浦母都子)

 1 03 1日、首里城が、消失しました。真っ赤な火の中で、崩れゆく首里城を見た人々は心をえぐられた気がしたでしよう。沖縄の方々はもちろん、日本全土の人々も同じ思いを抱いたはずです。
 首里城の創建は1 4世紀にさかのぼり、以後、あまたの困難を超えて、2 7年前に復元され、沖縄の象徴として人々の心の礎となってきました。明け方の出来事ではありましたが、テレビの画像を見た多くの人々が、悲しみの中で再びあの姿を見ることを願った方も多いと思います。
 そこで私たちでできうる首里城再建のための行動を企画し、ささやかながら進めていくことを考えています。既にさまざまの活動が行われ、沖縄タイムスの報道によると、1 1月9日時点で那覇市に4億4140万円のカンパが寄せられているとのことです。
 ただし、復建には1 0 0億円以上の資金が必要とのことです。カンパ活動はもちろんですが、私たちはまず、沖縄の歴史、首里城の歴史を知ることから、この活動を始めてみたいと考えています。ご協力くださいます方々を、募っています。現在は、「やまとんちゅ」から「うちなーんちゅ」への応援が基本ですが、今後は沖縄からもゲストをお願いして、沖縄の生の声をお聞きしたいと考えています。

 代表世話人 道浦母都子(歌人)
   世話人 池田知隆(大阪自由大学)
   同   西村秀樹(ジャーナリスト)
   同   星野利枝(染織家)
同   平山みどり
 賛同人   崎浜盛喜(奈良―沖縄連帯委員会)
       金城馨(関西沖縄文庫) 
 事務局   大阪自由大学気付
       (大阪市中央区平野町2-2-9、ビルサライ701号)
       電話  080-9740-0101
       E-mail: shurijo2019@gmail.com
       ブログ:http://shurijo2019.blogspot.com

 私たちは下記のように最初の会合を開きます。
 ご参加くださいますよう、お願い申し上げます。

◎「首里城再建を考える会」第1回フォーラム

1 21 5()14時から16時、
会場:おおさかシニアネット
(大阪市中央区本町355、セントピア御堂筋本町ビル(旧カネセビル)2階、地下鉄本町3番出口すぐ)

報告 金城馨さん(関西沖縄文庫)
「沖縄の歴史、首里城について」
入場料  1000円

問い合わせは
同会(電話080-9740-0101、大阪自由大学事務局気付)

2019年12月1日日曜日

大阪自由大学通信85号です。

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2019年12月1日             (転載・転送・拡散歓迎)
大阪自由大学(OSAKA FREEDOM UNIVERSITY)通信 85号
                         学長 倉光 弘己
                       http://kansai.main.jp/
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●木津川計「1人語り劇場」3連続公演

 文藝作品を美しい言葉で読むのが「朗読」。無本で語るのが「語り」。木津川計の一人語り劇場は、ときには作品を解釈し、批評しながら一人で芝居や映画を語ります。

12月5日「『番町皿屋敷』異聞」
いずれも各木曜日、18:30~20:00
会場:上田安子服飾専門学校本館ホール
(大阪市北区芝田2-5-8、JR大阪駅、阪急梅田駅から徒歩4分)
定員:60人。参加費は各1000円

●「連続講座「新・大阪学事始」を開講中です。
 これからの大阪をどのように考え、つくりあげていけばいいのでしょうか。私たちは、大阪の歴史、文化をみつめるためにこれまで5年間にわたって連続歴史講座「大阪精神の系譜」(14期、計43回)などを開講してきました。それらを整理し、足元から再度、大阪のビジョンを描いていきたいと思っています。

☆2020年の「新・大阪学事始」

●2月〈なにわ古代史3〉―「継体天皇の時代~今城塚古墳(高槻)から探る~」

 巨大古墳の終幕とともに6世紀初め突如として登場した継体天皇。樟葉宮(枚方)での即位後、25年のうち20年を淀川・木津川沿いに宮を構えた。その陵墓を宮内庁は太田茶臼山古墳(茨木市)とするが、古文書や発掘調査から研究者の多くは今城塚古墳を真の継体陵と考える。今城塚から見えてきた継体時代とは。長年、今城塚古墳の発掘調査にかかわってきた森田・特別館長に語っていただきます。

講師:今城塚古代歴史館特別館長・森田克行さん
(1)2月4日=異色の出自と即位―なぜ今城塚が真の継体陵か
(2)2月18日=日本の兵馬俑―出土した埴輪群の解読
(3)2月25日=磐井の乱と朝鮮派兵―船絵が語る水運事情
 (いずれも火曜日、午後2時~3時半)
会場は淀屋橋マスターズ情報館
(大阪市中央区伏見町4-2-14、WAKITA藤村御堂筋ビル地下1階、地下鉄淀屋橋
駅13番出口から南へすぐ)
定員各35人、参加費各1000円(資料代など)

●特別講座 「なにわ歳時記~三月節供と雛祭り~」   

 年中行事として、深く根を下ろしている三月の節供。私たちは、雛人形を飾り、桃の花や白酒・ひし餅を供えます。このような雛祭りは、いつ始まったのでしょうか、大阪ではどのような雛祭りが行われているのでしょうか。三月節供の風習や関連する行事などを紹介いただきます。
また、この時期には、芝川ビルなどを会場に「船場のおひなさま展」(2月27日~3月 3日、観覧無料、船場博覧会実行委員会主催)が開催されます。あわせて、お楽しみください。
講師   澤井 浩一 さん(大阪歴史博物館 学芸員)
開催日時  2月27日 木曜日(火曜日ではありません。ご注意ください。)
14:00~15:30
会場  淀屋橋マスターズ情報館
参加費  1,000円(定員30人)

●3月講座 「モダン大阪の面影」

 大正後期から昭和初期にかけて、大阪は東京を凌ぐ東洋一の商工都市として「大大阪」と呼ばれました。そして、その豊かな経済力によってモダンで活力ある文化が開花し、建築や橋梁などの建造物には、新しい構造や華やかなデザインが採り入れられました。その多くが造られた中之島、北浜、船場一帯の、往時の面影を残す建築を通して、近代大阪の歴史を辿ります。
講  師  船越 幹央 さん(地方独立行政法人大阪市博物館機構 学芸員)
開催日時
第1回:3月 3日(火)「中之島の建築を巡る」
第2回:3月10日(火)「船場の建築を巡る」
第3回:3月24日(火)「東横堀の橋を巡る」
いずれも 14:00~15:30
会場  淀屋橋マスターズ情報館 
参加費  1,000円(定員30人)

●スポーツ連続講座「スポーツ近代史余話―その真相を探る(その3)―」
 
 スポーツは、時代相を色濃く反映して普及しました。それぞれ流れの中で、スポーツはどのように生きながらえたのか。抵抗することもあれば、迎合もした。いろいろな事案を通して、考えて見たいと思います。
 講師は大阪スポーツマンクラブ会長、玉置通夫さん)
 会場はおおさかシニアネット(大阪市中央区本町3-5-5、旧カネセビル2階 地下鉄本町駅3番出口より徒歩1分)。定員40人、参加費 各回1000円
 開催時間は18:30~20:00

第10回12月12日=高校ラグビーとサッカー大会の分離(昭和36年)

●「道浦母都子の短歌塾」

 隔月土曜日開催。次回は12月14日(土)14:00~16:00
上田学園中津校舎(大阪総合デザイン専門学校)
(大阪市北区中津1-7-21。地下鉄・御堂筋線中津駅(5)号出口より徒歩すぐ、阪急電車中津駅より 徒歩3分)
参加費は2000円。参加希望者は事務局にご連絡ください。
参加される方は、次回は題詠「時計」と自由詠1首の計2首を事前に提出してください。次回に取り上げる歌人は「近藤芳美」です。
原則 偶数月の第2土曜日に開催します。

●読書カフェ(案内人、三室勇さん)
2019年12月21日(土)17:00~18:30 北浜教室
大木 毅『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』(岩波新書 2019年7月刊、860円+税)をとりあげます。

人類史上最悪の戦争といわれる第二次世界大戦の最中に起こった独ソ戦を多面的に捉え、その実相を読みやすい新書のかたちにまとめたものです。著者は、この戦争を通常の戦争に加え、資源を奪う収奪戦争、世界観の違う相手を皆殺しにするための絶滅戦争の3つの側面がある説明しています。
(出版社の紹介文)
「これは絶滅戦争なのだ」。ヒトラーがそう断言したとき、ドイツとソ連との血で血を洗う皆殺しの闘争が始まった。日本人の想像を絶する独ソ戦の惨禍。軍事作戦の進行を追うだけでは、この戦いが顕現させた生き地獄を見過ごすことになるだろう。歴史修正主義の歪曲を正し、現代の野蛮とも呼ぶべき戦争の本質をえぐり出す。

◎「首里城再建を考える会」第1回フォーラム

12月15日(日)14時から16時、
会場:おおさかシニアネット
(大阪市中央区本町3ー5ー5、セントピア御堂筋本町ビル(旧カネセビル)2階、地下鉄本町3番出口すぐ)

報告 金城馨さん(関西沖縄文庫)「沖縄の歴史、首里城について」
参加費  1000円
問い合わせは同会(電話080-9740-0101、大阪自由大学事務局気付)

●井上麻矢講演会「私の『父と暮せば』ーこまつ座とボローニャとー」は、都合により中止になりました。ご容赦ください。

●連続講座「東アジアを考える」
 企画中。

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 大阪・自由大学の活動にはどなたもご参加いただけます。大阪の課題に限らず、いまの日本、世界の動きをみつめながらともに考えていくべきテーマについてご意見、ご提案をお寄せください。

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大阪市中央区平野町2-2-9 ビルサライ701号(〒541-0046)
一般社団法人 大阪自由大学
電話 080-9740-0101 FAX 06-6226-5596
e-mail: kansaiforum@gmail.com
URL: http://kansai.main.jp/
                       発行責任者 池田 知隆
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2019年11月20日水曜日

新・大阪学事始「大阪建築の個性」第3回「大衆文化の中の建築」2019年11月19日

新・大阪学事始「大阪建築の個性」第3回
「大衆文化の中の建築」
2019年11月19日@大阪自由大学
講師 石田潤一郎さん(京都工芸繊維大学名誉教授)

レジメはhttp://kansai.main.jp/swfu/d/ishida20191119.pdf



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20191119
大阪建築の個性――③大衆文化の中の建築
石田潤一郎
1)大衆社会と洋風建築
n  商業建築の洋風化
Ø  百貨店、舶来品店から一般店舗へ
Ø  劇場・映画館
Ø  遊園地・温泉場
Ø  ダンスホール・キャバレー・遊郭etc.
²  デザインの先進性が「尖端的」な風俗を象徴
²  アール・デコ、「ライト式」の流行・・・首相官邸に「カフエー永田町」の異名

2)様式の訴求力
n  関西の建築デザインの「保守化」
Ø  「一般的に東京と大阪の建築の作風を比較しますと、東京ではオランダ風、スカンヂナビア風、或は独逸墺太利の表現派と云った様なもの、大阪ではアメリカレネサンス、スパニッシュミッション、さては東洋擬古主義・・・とその間に区別が明らかに見えるのであります。東京の傾向は進歩的であり、大阪の今での有様は擬古的であります。従って大阪での作風は穏健というか妥協的であります。・・・大阪文化の根底をなすものは打算であって、こうした事柄[建築意匠の動向]には冷ややかであるのが通例であります。・・・之に比して東京ではこうした事柄に対して、敏感でもあり、思索的であるために、理論的にいつも進んだ傾向をつかむかの様に見えます。この両者の間に、実際的打算的に着実であるのと、理論的にフレキシブルなのとの差異がよく見えるのであります」(昭和2年(1927)伊藤正文「建築意匠ノ東京ト大阪」)
Ø  「アメリカレネサンス」→渡辺節、「スパニッシュミッション」→ヴォーリズ、「東洋擬古主義」→安井武雄
n  渡辺節の活躍・・・鉄道院技師(先々代の京都駅を設計)を経て、大正6年(1917)、大阪設計事務所を開設。いち早く関西財界の信頼をかちえる。
n  「安く、良く、早く」をモットー→装飾的な「売れる」意匠と合理的な平面計画、建設資金の借入金利に配慮した短工期の施工法の提案など、不動産経営の機微に触れた設計

3)モダニズムの日常化
n  「猟奇的」モダニズム
Ø  「朝日ビルと阪急ビルとを語る」(『建築と社会』昭和72月号)
²  片岡安「朝日ビルは全体を通じて、材料からスタイル、ウォークマンシップ[職人の技量]に於て何とかして素人目に触れるようにと云ふので、あらゆる方面に尖端を行かうとしたものだが、それは成功した」
²  武田五一「つまり新奇を衒う、猟奇的だ」
n  民衆に支持される「新興建築」をめざして
Ø  村野藤吾「建築の経済的問題」(昭和5年、早稲田大学での講義)
²  「合理的な設計とは、之れを貨幣価値にあらわさなければ証明されぬ事となったのである。近代建築に於ける、単純、無装飾等の特性は、複雑、技巧、装飾等、昔の建築に加えられたものが不必要になったというのではなく、夫等によって吾々は利潤を生み出すことが出来なくなったと云う事でなければ、意味をなさぬのである」
Ø  村野「ウールウォースの凋落前後」『建築と社会』(昭和511月号)
²  「民衆の好尚はいつでも建築に先行した。アメリカに於ては例外なしにそれが行はれたと云っていい・・・次の時代に民衆は決して躊躇しなかった。現にドイツ流の建築運動を母体とするフランス流のいわゆるアメリカにおけるモダーンデザインは・・・もはや完全に民衆を捉へてしまった」

4)新しい住まい
n  郊外居住の流行と定着
Ø  都心の過密化/衛生思想/田園趣味/「田園都市」
Ø  開発の主体
²  電鉄会社による沿線開発
²  土地会社・富豪による開発
²  土地区画整理による宅地造成
Ø  当初は都心と同様の形態
Ø  若い中産階級の核家族という特性/低建蔽率と自然の近さを生かした設計→建築家の参加
n  建築家による模索
Ø  住宅改良運動にはじまる合理的住居観
²  洋風住宅の推奨
²  接客重視から家族本意へ
²  プライバシー意識、公室・私室の峻別志向の高まり
²  生活様式の「近代化」への対応→個室の確保、イスザの導入
²  中廊下式平面形式の普及、居間中心型平面の提案
²  住宅博覧会・設計図案集→一般解の提示
²  日本の気候風土に適合した洋風住宅様式としてスパニッシュの導入
n  集合住宅の提案
Ø  第一次大戦による都市問題の惹起→公的住宅供給の必要性;住宅難の解消/居住水準の引き上げ
Ø  ドイツにおけるジードルンクの情報
Ø  スラム・クリアランスのための大規模・高密度集住推進の必要
Ø  アパートメントの試み
²  住戸で生活が完結する現代的な形態は稀。ほとんどが共同炊事・食堂

2019年11月12日火曜日

新・大阪学事始「大阪建築の個性」第2回「都市改造と新しい建築」2019年11月12日レジメ付き

新・大阪学事始「大阪建築の個性」第2回「都市改造と新しい建築」2019年11月12日
講師は石田潤一郎さん(京都工芸繊維大学名誉教授)




レジメは
http://kansai.main.jp/swfu/d/ishida20191112.pdf


2019年11月6日水曜日

新・大阪学事始「大阪建築の個性」第1回「大阪建築界の形成」をアップしました。

新・大阪学事始「大阪建築の個性」第1回
「大阪建築界の形成」
講師は石田潤一郎さん(京都工芸繊維大学名誉教授)
レジメは
http://kansai.main.jp/swfu/d/ishida20191105.pdf




2019年11月1日金曜日

大阪自由大学通信(2019年11月1日発信)です。

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2019年11月1日             (転載・転送・拡散歓迎)
大阪自由大学(OSAKA FREEDOM UNIVERSITY)通信 84号
                         学長 倉光 弘己
                       http://kansai.main.jp/
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●木津川計「1人語り劇場」3連続公演

 文藝作品を美しい言葉で読むのが「朗読」。無本で語るのが「語り」。木津川計の一人語り劇場は、ときには作品を解釈し、批評しながら一人で芝居や映画を語ります。

11月7日「はなれ瞽女おりん」
12月5日「『番町皿屋敷』異聞」
いずれも各木曜日、18:30~20:00
会場:上田安子服飾専門学校本館ホール
(大阪市北区芝田2-5-8、JR大阪駅、阪急梅田駅から徒歩4分)
定員:60人。参加費は各1000円

●「連続講座「新・大阪学事始」を開講中です。
 これからの大阪をどのように考え、つくりあげていけばいいのでしょうか。私たちは、大阪の歴史、文化をみつめるためにこれまで5年間にわたって連続歴史講座「大阪精神の系譜」(14期、計43回)などを開講してきました。それらを整理し、足元から再度、大阪のビジョンを描いていきたいと思っています。

☆11月は「大阪建築の個性」。講師は石田潤一郎・京都工芸繊維大学名誉教授。

 大正時代後半から昭和初期にかけての大阪は、東京をしのぎ我が国初の 200 万都市へと成長し、「大大阪」といわれました。商業、紡績、鉄鋼などあらゆる産業が栄え、豊かな経済力によってモダンで活力ある文化が開花し、近代都市を形成したのが様々な近代建築でした。それらの遺産がどのように継承されているのか、大阪の建築文化の可能性を考えます。

第1回=11月5日「大阪建築界の形成」
第2回=11月12日「都市改造と新しい建築」
第3回=11月19日「大衆文化の中の建築」

14:00~15:30 (各火曜日)
会場は 淀屋橋マスターズ情報館
(大阪市中央区伏見町4-2-14、 WAKITA藤村御堂筋ビル地下1階、地下鉄淀屋橋駅13番出口すぐ)。定員 30人 参加費は各回 1000円(資料代)

★「新大阪学事始」特別編 大阪の歴史散歩~歩けば歴史が見えてくる~
<玉造を歩く>
11月26日(火)午後2時、JR環状線玉造駅北口改札前に集合。

 明治の初め陸軍の中枢機関が次々と大阪に創設され、日本で最初の陸軍墓地が上町台地に設置された。天王寺区玉造の旧真田山陸軍墓地だ。日清、日露戦争などの兵士のほか軍役夫、捕虜となった清国やドイツ兵、従軍中の病死者の墓碑もある。軍都の名残を留める墓地を見学。さらに細川ガラシャ、高山右近を描いた絵があるカトリック玉造教会大聖堂内を見学。大坂冬の陣で真田幸村が築いた出城「真田丸」の痕跡や「真田の抜け穴」がある三光神社などを巡る。所要2~3時間。JR玉造駅解散。
案内人 元毎日新聞記者 長谷川信正さん(協力・真田山陸軍墓地維持会)
定員20人。参加費 1500円、小雨決行

●井上麻矢講演会「私の『父と暮せば』ーこまつ座とボローニャとー」

 人気番組「ひょっこりひょうたん島」から戦中の激動の時代を懸命に生きる人々まで、幅広いテーマを題材に作品を描き続けた作家井上ひさし。その遺志を受け継ぐ井上麻矢さん(劇団こまつ座代表取締役社長)が時代を超えて愛される父について語ります。

12月10日(火)18:30~20:00、上田安子服飾専門学校本館ホール。

 井上麻矢さんは1967年東京都生まれ。作家井上ひさし、評論家西舘好子の三女。2009年4月に「こまつ座」に入り、同年11月に代表取締役社長。著書に『夜中の電話 父・井上ひさし最後の言葉』『女にとって夫とはなんだろうか』(西舘と共著)など。
 定員60人、参加費は1000円

●スポーツ連続講座「スポーツ近代史余話―その真相を探る(その3)―」
 
 スポーツは、時代相を色濃く反映して普及しました。それぞれ流れの中で、スポーツはどのように生きながらえたのか。抵抗することもあれば、迎合もした。いろいろな事案を通して、考えて見たいと思います。
 講師は大阪スポーツマンクラブ会長、玉置通夫さん)
 会場はおおさかシニアネット(大阪市中央区本町3-5-5、旧カネセビル 3階 地下鉄本町駅3番出口より徒歩1分)。定員40人、参加費 各回1000円
 開催時間は18:30~20:00

9、11月14日=プロ野球の2リーグ分裂(同)
10、12月12日=高校ラグビーとサッカー大会の分離(昭和36年)

●「道浦母都子の短歌塾」

 隔月土曜日開催。次回は12月14日(土)14:00~16:00
上田学園中津校舎(大阪総合デザイン専門学校)
(大阪市北区中津1-7-21。地下鉄・御堂筋線中津駅(5)号出口より徒歩すぐ、阪急電車中津駅より 徒歩3分)
参加費は2000円。参加希望者は事務局にご連絡ください。
参加される方は、次回は題詠「時計」と自由詠1首の計2首を事前に提出してください。次回に取り上げる歌人は「近藤芳美」です。
原則 偶数月の第2土曜日に開催します。

●読書カフェ(案内人、三室勇さん)
 2019年11月9日(土)17:00~18:30 北浜教室

 次回の読書カフェは、梶谷懐、高口康太著『幸福な監視国家・中国』(NHK出版新書、2019年8月刊、850円+税)をとりあげます。

 今年5月に取り上げた『キャッシュレス覇権戦争』の中に、中国のキャッシュレス化は、そこから得られる情報で、個人の信用ランク付けを行い、個人情報を政府が監視する社会になっていることが指摘されていました。中国社会をよく知る経済学者とジャーナリストが監視国家・中国の実情を知らせてくれます。

●連続講座「東アジアを考える」
「転換点を迎えた日韓関係」
講師は 波佐場清さん(元朝日新聞ソウル支局長)
11月28日(木)18時30分から20時30分
 会場はおおさかシニアネット(大阪市中央区本町3-5-5、旧カネセビル 3階 地下鉄本町駅3番出口より徒歩1分)。定員40人、参加費1000円
 
 元徴用工問題で日本企業に賠償を命じた韓国大法院(最高裁)の判決は、日韓関係を根本から問い直す内容を含んでいます。朝鮮半島に対する日本の植民地支配とはどういうものだったのか、それを「清算」した日韓条約とは何だったのか。韓国大法院が1年前に下した判決は両国の過去をめぐる、そんな問題を改めて私たちに突き付けています。この問題における日韓政府の対立と、経済、安全保障問題へのその波及は日韓関係がいま、新たな転換の時期に立ち至っていることを物語っています。 (講師のレジメから)

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 大阪・自由大学の活動にはどなたもご参加いただけます。大阪の課題に限らず、いまの日本、世界の動きをみつめながらともに考えていくべきテーマについてご意見、ご提案をお寄せください。

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大阪市中央区平野町2-2-9 ビルサライ701号(〒541-0046)
一般社団法人 大阪自由大学
電話 080-9740-0101 FAX 06-6226-5596
e-mail: kansaiforum@gmail.com
URL: http://kansai.main.jp/
                       発行責任者 池田 知隆
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2019年10月3日木曜日

木津川計1人語り劇場「浦島太郎」です。

木津川計1人語り劇場「浦島太郎」
2019年10月3日@大阪自由大学
木津川計さん(元雑誌「上方芸能」発行人)
演目「浦島太郎」

2019年10月1日火曜日

大阪自由大学通信83号(2019年10月1日発信)です。

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2019年10月1日             (転載・転送・拡散歓迎)
大阪自由大学(OSAKA FREEDOM UNIVERSITY)通信 83号
                         学長 倉光 弘己
                       http://kansai.main.jp/
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●木津川計「1人語り劇場」3連続公演

 文藝作品を美しい言葉で読むのが「朗読」。無本で語るのが「語り」。木津川計の一人語り劇場は、ときには作品を解釈し、批評しながら一人で芝居や映画を語ります。

10月3日「浦島太郎」
11月7日「はなれ瞽女おりん」
12月5日「『番町皿屋敷』異聞」
いずれも各木曜日、18:30~20:00
会場:上田安子服飾専門学校本館ホール
(大阪市北区芝田2-5-8、JR大阪駅、阪急梅田駅から徒歩4分)
定員:60人。参加費は各1000円

●「連続講座「新・大阪学事始」を開講中です。
 これからの大阪をどのように考え、つくりあげていけばいいのでしょうか。私たちは、大阪の歴史、文化をみつめるためにこれまで5年間にわたって連続歴史講座「大阪精神の系譜」(14期、計43回)などを開講してきました。それらを整理し、足元から再度、大阪のビジョンを描いていきたいと思っています。

 ●10月は映画シリーズ「大阪で輝く女優たち 」

 大阪にはどんな女優がいるのだろうか。大阪で生まれた女優か、大阪の風土、気質に似合った女優か、それとも大阪の街で輝いている女優か……大阪の街と女優をめぐって上倉庸敬さん(大阪大学名誉教授)に映画のシーンを紹介しながら自由自在に語っていただきます。
講師は 上倉庸敬 さん(大阪大学名誉教授)
第1回=10月8日  原節子  映画「めし」(成瀬巳喜男郎監督、1951年)
第2回=10月15日 池脇千鶴 映画「ジョゼと虎と魚たち」(犬童一心監督、2003年)
第3回=10月29日 田中裕子 映画「火火」(高橋伴明監督、2005年)
 
14:00~15:30 (各火曜日)
会場は 淀屋橋マスターズ情報館
(大阪市中央区伏見町4-2-14、 WAKITA藤村御堂筋ビル地下1階、地下鉄淀屋橋駅13番出口すぐ)。定員 30人 参加費は各回 1000円(資料代)

●11月は「大阪建築の個性」。講師は石田潤一郎・京都工芸繊維大学名誉教授。

 大正時代後半から昭和初期にかけての大阪は、東京をしのぎ我が国初の 200 万都市へと成長し、「大大阪」といわれました。商業、紡績、鉄鋼などあらゆる産業が栄え、豊かな経済力によってモダンで活力ある文化が開花し、近代都市を形成したのが様々な近代建築でした。それらの遺産がどのように継承されているのか、大阪の建築文化の可能性を考えます。

第1回=11月5日「大阪建築界の形成」
第2回=11月12日「都市改造と新しい建築」
第3回=11月19日「大衆文化の中の建築」

14:00~15:30 (各火曜日)
会場は 淀屋橋マスターズ情報館
(大阪市中央区伏見町4-2-14、 WAKITA藤村御堂筋ビル地下1階、地下鉄淀屋橋駅13番出口すぐ)。定員 30人 参加費は各回 1000円(資料代)

★「新大阪学事始」特別編 大阪の歴史散歩~歩けば歴史が見えてくる~
<玉造を歩く>

11月26日(火)午後2時、JR環状線玉造駅北口改札前に集合。

 明治の初め陸軍の中枢機関が次々と大阪に創設され、日本で最初の陸軍墓地が上町
台地に設置された。天王寺区玉造の旧真田山陸軍墓地だ。日清、日露戦争などの兵士
のほか軍役夫、捕虜となった清国やドイツ兵、従軍中の病死者の墓碑もある。軍都の
名残を留める墓地を見学。さらに大坂冬の陣で真田幸村が築いた出城「真田丸」の痕
跡や「真田の抜け穴」がある三光神社などを巡る。所要2~3時間。JR玉造駅解
散。

案内人 元毎日新聞記者 長谷川信正さん(協力・真田山陸軍墓地維持会)
定員20人。参加費 1500円、小雨決行

●井上麻矢講演会「私の『父と暮せば』ーこまつ座とボローニャとー」

 人気番組「ひょっこりひょうたん島」から戦中の激動の時代を懸命に生きる人々まで、幅広いテーマを題材に作品を描き続けた作家井上ひさし。その遺志を受け継ぐ井上麻矢さん(劇団こまつ座代表取締役社長)が時代を超えて愛される父について語ります。

12月10日(火)18:30~20:00、上田安子服飾専門学校本館ホール。

 井上麻矢さんは1967年東京都生まれ。作家井上ひさし、評論家西舘好子の三女。2009年4月に「こまつ座」に入り、同年11月に代表取締役社長。著書に『夜中の電話 父・井上ひさし最後の言葉』『女にとって夫とはなんだろうか』(西舘と共著)など。
 定員60人、参加費は1000円

●スポーツ連続講座「スポーツ近代史余話―その真相を探る(その3)―」
 
 スポーツは、時代相を色濃く反映して普及しました。それぞれ流れの中で、スポーツはどのように生きながらえたのか。抵抗することもあれば、迎合もした。いろいろな事案を通して、考えて見たいと思います。
 講師は大阪スポーツマンクラブ会長、玉置通夫さん)
 会場はおおさかシニアネット(大阪市中央区本町3-5-5、旧カネセビル 3階 地下鉄本町駅3番出口より徒歩1分)。定員40人、参加費 各回1000円
 開催時間は18:30~20:00

8、10月10日=大阪の公立高校唯一の甲子園優勝(昭和24年)
9、11月14日=プロ野球の2リーグ分裂(同)
10、12月12日=高校ラグビーとサッカー大会の分離(昭和36年)

●「道浦母都子の短歌塾」

 隔月土曜日開催。次回は10月12日(土)14:00~16:00
上田学園中津校舎(大阪総合デザイン専門学校)
(大阪市北区中津1-7-21。地下鉄・御堂筋線中津駅(5)号出口より徒歩すぐ、阪急電車中津駅より 徒歩3分)
参加費は2000円。参加希望者は事務局にご連絡ください。
参加される方は、次回は題詠「時計」と自由詠1首の計2首を事前に提出してください。次回に取り上げる歌人は「近藤芳美」です。
原則 偶数月の第2土曜日に開催します。

●読書カフェ(案内人、三室勇さん)
 2019年10月12日(土)17:00~18:30 北浜教室

 次回の読書カフェは、梶谷懐、高口康太著『幸福な監視国家・中国』(NHK出版新書、2019年8月刊、850円+税)をとりあげます。

 今年5月に取り上げた『キャッシュレス覇権戦争』の中に、中国のキャッシュレス化は、そこから得られる情報で、個人の信用ランク付けを行い、個人情報を政府が監視する社会になっていることが指摘されていました。中国社会をよく知る経済学者とジャーナリストが監視国家・中国の実情を知らせてくれます。

●連続講座「東アジアを考える」

企画中。

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 大阪・自由大学の活動にはどなたもご参加いただけます。大阪の課題に限らず、いまの日本、世界の動きをみつめながらともに考えていくべきテーマについてご意見、ご提案をお寄せください。

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大阪市中央区平野町2-2-9 ビルサライ701号(〒541-0046)
一般社団法人 大阪自由大学
電話 080-9740-0101 FAX 06-6226-5596
e-mail: kansaiforum@gmail.com
URL: http://kansai.main.jp/
                       発行責任者 池田 知隆
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2019年9月26日木曜日

新・大阪学事始「巨大古墳の謎ー百舌鳥・古市古墳群」その3「話の五王と大王ー巨大古墳に眠るのは誰?」レジメつき

新・大阪学事始「なにわ古代史2」
「巨大古墳の謎ー百舌鳥・古市古墳群」その3
「話の五王と大王ー巨大古墳に眠るのは誰?」レジメつき
安村俊史・柏原市立歴史資料館館長
2019年9月26日@大阪自由大学
レジメは
http://kansai.main.jp/swfu/d/20190926kodaishi3.pdf




2019年9月22日日曜日

次回の10月の読書カフェは、梶谷懐、高口康太著『幸福な監視国家・中国』(NHK出版新書、2019年8月刊)をとりあげます。



次回の10月の読書カフェは、梶谷懐、高口康太著『幸福な監視国家・中国』(NHK出版新書、2019年8月刊、850円+税)をとりあげます。

2019年10月12日(土)17:00~18:30 北浜教室

今年5月に取り上げた『キャッシュレス覇権戦争』の中に、中国のキャッシュレス化は、そこから得られる情報で、個人の信用ランク付けを行い、個人情報を政府が監視する社会になっていることが指摘されていました。中国社会をよく知る経済学者とジャーナリストが監視国家・中国の実情を知らせてくれます。

(出版社紹介文)
一体何が起きているか!?
習近平体制下で、人々が政府・大企業へと個人情報・行動記録を自ら提供するなど、AI・アルゴリズムを用いた統治が進む「幸福な監視国家」への道をひた走っているかに見える中国。
セサミ・クレジットから新疆ウイグル問題まで、果たしていま何が起きているのか!?
気鋭の経済学者とジャーナリストが多角的に掘り下げる!

2019年9月21日土曜日

読書カフェ「上級国民/下級国民」レジメつきをアップしました。

読書カフェ「上級国民/下級国民」レジメつきをアップしました。
2019年9月21日@大阪自由大学
「上級国民/下級国民」(橘玲著)
案内人、三室勇さん
レジメはこちら
http://kansai.main.jp/swfu/d/20190921bookcafe.pdf


出版社紹介文
やっぱり本当だった。

いったん「下級国民」に落ちてしまえば、「下級国民」として老い、死んでいくしかない。幸福な人生を手に入れられるのは「上級国民」だけだ──。これが現代日本社会を生きる多くのひとたちの本音だというのです。(まえがきより)

バブル崩壊後の平成の労働市場が生み落とした多くの「下級国民」たち。彼らを待ち受けるのは、共同体からも性愛からも排除されるという“残酷な運命”。一方でそれらを独占するのは少数の「上級国民」たちだ。

「上級/下級」の分断は、日本ばかりではない。アメリカのトランプ大統領選出、イギリスのブレグジット(EU離脱)、フランスの黄色ベスト(ジレジョーヌ)デモなど、欧米社会を揺るがす出来事はどれも「下級国民」による「上級国民」への抗議行動だ。

「知識社会化・リベラル化・グローバル化」という巨大な潮流のなかで、世界が総体としてはゆたかになり、ひとびとが全体としては幸福になるのとひきかえに、先進国のマジョリティは「上級国民/下級国民」へと分断されていく──。

ベストセラー『言ってはいけない』シリーズも話題の人気作家・橘玲氏が、世界レベルで現実に進行する分断の正体をあぶり出す。

2019年9月13日金曜日

大阪自由大学新・大阪学事始「巨大古墳の謎ー百舌鳥・古市古墳群」 その2「百舌鳥・古市古墳群の造営ーなぜ河内・和泉に集中ー」

大阪自由大学新・大阪学事始「巨大古墳の謎ー百舌鳥・古市古墳群」
その2「百舌鳥・古市古墳群の造営ーなぜ河内・和泉に集中ー」
講師は 安村俊史・柏原市立歴史資料館館長
レジメ付き
http://kansai.main.jp/swfu/d/20190912kodaishi2.pdf


2019年9月5日木曜日

大阪自由大学新・大阪学事始「巨大古墳の謎ー百舌鳥・古市古墳群」その1「巨大古墳の世紀ーその出現の背景」レジメ付き

大阪自由大学新・大阪学事始「巨大古墳の謎ー百舌鳥・古市古墳群」
その1「巨大古墳の世紀ーその出現の背景」
安村俊史・柏原市立歴史資料館館長
レジメ付き
http://kansai.main.jp/swfu/d/20190905kodaishi1.pdf



2019年9月1日日曜日

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2019年9月1日             (転載・転送・拡散歓迎)
大阪自由大学(OSAKA FREEDOM UNIVERSITY)通信 82号
                         学長 倉光 弘己
                       http://kansai.main.jp/
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●「連続講座「新・大阪学事始」を開講中です。
 これからの大阪をどのように考え、つくりあげていけばいいのでしょうか。私たちは、大阪の歴史、文化をみつめるためにこれまで5年間にわたって連続歴史講座「大阪精神の系譜」(14期、計43回)などを開講してきました。それらを整理し、足元から再度、大阪のビジョンを描いていきたいと思っています。


★9月は「巨大古墳の謎―百舌鳥・古市古墳群―」

 大阪初の世界文化遺産に登録された大山古墳(伝仁徳天皇陵)などの巨大古墳群。5世紀前半に突如登場したこの巨大古墳群は、なぜ大和ではなく河内、和泉に造営されたのでしょうか。古墳に眠るのは誰でしょうか。文献資料と考古学的研究をもとに読み解いていきます。
 講師は柏原市立歴史資料館館長の安村俊史さん。
(1)9月 5日(木)「巨大古墳の世紀―その出現の背景」
(2)9月12日(木)「百舌鳥・古市古墳群の造営―なぜ河内・和泉に集中」
(3)9月26日(木)「倭の五王と大王―巨大古墳に眠るのは誰?」
 開催時間は いずれも18:30~20:00
 会場は上田安子服飾専門学校本館ホール(大阪市北区芝田2ー5―8、JR大阪駅から北へ、阪急梅田駅から西へ徒歩約4分))資料代1000円。定員50人。

●特別講演会「大阪人の気質と暮らし」

 開けっぴろげといわれる大阪人の気質はどこからきているのか。歴史を振り返りながら、大阪人の意識と暮らしの変容を考えます。
講師 倉光 弘己 さん (一般社団法人大阪自由大学学長)
 1935年鳥取市生まれ。京都大学法学部卒。大阪ガス入社後、新分野開発室部長補佐、エネルギー・文化研究所長などを歴任。神戸大学教授、芦屋大学学長などを経て2014年から大阪自由大学学長。
 9月24日(火)14:00~15:30
  会場は 淀屋橋マスターズ情報館(大阪市中央区伏見町4-2-14、WAKITA 藤村御堂筋ビル地下1階、地下鉄淀屋橋駅13番出口すぐ)。定員30人 参加費1000円(資料代)

 ●10月は映画シリーズ「大阪で輝く女優たち 」

 大阪にはどんな女優がいるのだろうか。大阪で生まれた女優か、大阪の風土、気質に似合った女優か、それとも大阪の街で輝いている女優か……大阪の街と女優をめぐって上倉庸敬さん(大阪大学名誉教授)に映画のシーンを紹介しながら自由自在に語っていただきます。
講師は 上倉庸敬 さん(大阪大学名誉教授)
第1回=10月8日  原節子  映画「めし」(成瀬巳喜男監督、1951年)
第2回=10月15日 池脇千鶴 映画「ジョゼと虎と魚たち」(犬童一心監督、2003年)
第3回=10月22日 田中裕子 映画「火火」(高橋伴明監督、2005年)
 
14:00~15:30 (各火曜日)
会場は 淀屋橋マスターズ情報館
(大阪市中央区伏見町4-2-14、 WAKITA藤村御堂筋ビル地下1階、地下鉄淀屋橋駅13番出口すぐ)。定員 30人 参加費は各回 1000円(資料代)

●11月は「大阪建築の個性」。講師は石田潤一郎・京都工芸繊維大学名誉教授。

 大正時代後半から昭和初期にかけての大阪は、東京をしのぎ我が国初の 200 万都市へと成長し、「大大阪」といわれました。商業、紡績、鉄鋼などあらゆる産業が栄え、豊かな経済力によってモダンで活力ある文化が開花し、近代都市を形成したのが様々な近代建築でした。それらの遺産がどのように継承されているのか、大阪の建築文化の可能性を考えます。

第1回=11月5日「大阪建築界の形成」
第2回=11月12日「都市改造と新しい建築」
第3回=11月19日「大衆文化の中の建築」

14:00~15:30 (各火曜日)
会場は 淀屋橋マスターズ情報館
(大阪市中央区伏見町4-2-14、 WAKITA藤村御堂筋ビル地下1階、地下鉄淀屋橋駅13番出口すぐ)。定員 30人 参加費は各回 1000円(資料代)

●木津川計「1人語り劇場」3連続公演

 文藝作品を美しい言葉で読むのが「朗読」。無本で語るのが「語り」。木津川計の一人語り劇場は、ときには作品を解釈し、批評しながら一人で芝居や映画を語ります。

10月3日「浦島太郎」
11月7日「はなれ瞽女おりん」
12月5日「『番町皿屋敷』異聞」(予定)
いずれも各木曜日、18:30~20:00
会場:上田安子服飾専門学校本館ホール
(大阪市北区芝田2-5-8、JR大阪駅、阪急梅田駅から徒歩4分)
定員:60人。参加費は各1000円

●井上麻矢講演会「私の『父と暮せば』ーこまつ座とボローニャとー」

 人気番組「ひょっこりひょうたん島」から戦中の激動の時代を懸命に生きる人々まで、幅広いテーマを題材に作品を描き続けた作家井上ひさし。その遺志を受け継ぐ井上麻矢さん(劇団こまつ座代表取締役社長)が時代を超えて愛される父について語ります。

12月10日(火)18:30~20:00、上田安子服飾専門学校本館ホール。

 井上麻矢さんは1967年東京都生まれ。作家井上ひさし、評論家西舘好子の三女。2009年4月に「こまつ座」に入り、同年11月に代表取締役社長。著書に『夜中の電話 父・井上ひさし最後の言葉』『女にとって夫とはなんだろうか』(西舘と共著)など。
 定員60人、参加費は1000円

●スポーツ連続講座「スポーツ近代史余話―その真相を探る(その3)―」
 
 スポーツは、時代相を色濃く反映して普及しました。それぞれ流れの中で、スポーツはどのように生きながらえたのか。抵抗することもあれば、迎合もした。いろいろな事案を通して、考えて見たいと思います。
 講師は大阪スポーツマンクラブ会長、玉置通夫さん)
 会場はおおさかシニアネット(大阪市中央区本町3-5-5、旧カネセビル 3階 地下鉄本町駅3番出口より徒歩1分)。定員40人、参加費 各回1000円
 開催時間は18:30~20:00

7、9月19日=プロ野球の国民リーグ(昭和22年)
8、10月10日=大阪の公立高校唯一の甲子園優勝(昭和24年)
9、11月14日=プロ野球の2リーグ分裂(同)
10、12月12日=高校ラグビーとサッカー大会の分離(昭和36年)

●「道浦母都子の短歌塾」

 隔月土曜日開催。次回は10月12日(土)14:00~16:00
上田学園中津校舎(大阪総合デザイン専門学校)
(大阪市北区中津1-7-21。地下鉄・御堂筋線中津駅(5)号出口より徒歩すぐ、阪急電車中津駅より 徒歩3分)
参加費は2000円。参加希望者は事務局にご連絡ください。
参加される方は、次回は題詠「時計」と自由詠1首の計2首を事前に提出してください。次回に取り上げる歌人は「近藤芳美」です。
原則 偶数月の第2土曜日に開催します。

●読書カフェ(案内人、三室勇さん)

 2019年9月21日(土)17:00~18:30 北浜教室
 取り上げるのは橘玲著『上級国民/下級国民』 (小学館新書、8月刊) です。
この本は今年の生物地理学会の市民シンポジウム「リベラル化する世界の分断」で橘玲が基調講演をしたものを土台にしており、ベストセラーになっています。

●連続講座「東アジアを考える」

 9月24日(火)19:00~ 
会場:十三バラエティサークル(淀川区十三東4-10-3 阪急十三駅東口より徒歩5分)
参加費:1000円(学生無料)。定員15人(予約優先)
お申込み・問い合わせ:080-1417-4186(アベ)
「パレスチナと釜ヶ崎と私」
 ゲスト:中野マリ子さん
 「'70年、一時期燃え上がった反権力の炎も消えかけていた。あれほど情熱に燃えていた仲間たちも、沈黙したり、逃げようとしたり。そして私の心も新しい何かを求め始める」(1976年サンデー毎日掲載『わが愛はパレスチナとともに』より)。「何か」を求めて参加したキューバの「砂糖キビボランタリア団」が縁となり、紛争ただ中のパレスチナへ渡航。医療ボランティアの看護師としてパレスチナ月赤十字病院に勤務。さまざまな人々と交流を深め、現地で5年間を過ごす。
 「帰国後、仕事を探す私に手を差し伸べてくれたのは、在日の友でした」─詩人・宋秋月さん経営のスナック「フランケン」で働きながら、パレスチナでの見聞を雑誌に掲載、講演も行う。釜ヶ崎の医療センターに入院したことがキッカケで、以後、釜ヶ崎を拠点に、女性を中心としたグループ「わてらと釜ヶ崎」を仲間と立ち上げ、夏祭りや越冬の医療パトロールなどで労働者やホームレス支援を継続。差別と格差を問い続けている。
マリ子流世界の歩き方、捉え方を“感じて”みませんか?

●ソーシャルビジネスラボ

 大阪自由大学はソーシャルビジネスラボに挑戦します。ソーシャルビジネスラボは、社会貢献につながるビジネスを目指すみんなが集まるコミュニティです。新しい時代を切り開く若い人たちと社会経験が豊富な高齢者の世代交流の場であり、さまざまな知的交配を繰り広げていきたいと願っています。

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 大阪・自由大学の活動にはどなたもご参加いただけます。大阪の課題に限らず、いまの日本、世界の動きをみつめながらともに考えていくべきテーマについてご意見、ご提案をお寄せください。

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大阪市中央区平野町2-2-9 ビルサライ701号(〒541-0046)
一般社団法人 大阪自由大学
電話 080-9740-0101 FAX 06-6226-5596
e-mail: kansaiforum@gmail.com
URL: http://kansai.main.jp/
                       発行責任者 池田 知隆
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2019年8月1日木曜日

大阪自由大学通信81号(2019年8月1日発信)です。

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2019年8月1日             (転載・転送・拡散歓迎)
大阪自由大学(OSAKA FREEDOM UNIVERSITY)通信 81号
                         学長 倉光 弘己
                       http://kansai.main.jp/
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●「連続講座「新・大阪学事始」を開講中です。
 これからの大阪をどのように考え、つくりあげていけばいいのでしょうか。私たちは、大阪の歴史、文化をみつめるためにこれまで5年間にわたって連続歴史講座「大阪精神の系譜」(14期、計43回)などを開講してきました。それらを整理し、足元から再度、大阪のビジョンを描いていきたいと思っています。


★9月は「巨大古墳の謎―百舌鳥・古市古墳群―」

 大阪初の世界文化遺産登録の見通しとなってきた大山古墳(伝仁徳天皇陵)などの巨大古墳群。5世紀前半に突如登場したこの巨大古墳群は、なぜ大和ではなく河内、和泉に造営されたのでしょうか。古墳に眠るのは誰でしょうか。文献資料と考古学的研究をもとに読み解いていきます。
 講師は柏原市立歴史資料館館長の安村俊史さん。
(1)9月 5日(木)「巨大古墳の世紀―その出現の背景」
(2)9月12日(木)「百舌鳥・古市古墳群の造営―なぜ河内・和泉に集中」
(3)9月26日(木)「倭の五王と大王―巨大古墳に眠るのは誰?」
 開催時間は いずれも18:30~20:00
 会場は上田安子服飾専門学校本館ホール(大阪市北区芝田2ー5―8、JR大阪駅から北へ、阪急梅田駅から西へ徒歩約4分))
 資料代 1000円。定員50人。

●夏季集中講義「芸術と社会」(3講座 同日開催)

 いまの大阪、日本、世界の動きを、芸術を通して見つめながら、ともに考えていくための講座です。アーティストやキュレーター、研究者など芸術に関わる多様な人材の取り組み、そこから派生するテーマについて学び、受講生とともに議論を拓いていきます。
 8月10日(土)10:45~16:30(昼食休憩あり)
 講師は、木坂葵さん(おおさか創造千島財団 事務局長)、小島剛さん(大阪音楽大学特任准教授、一般社団法人タチョナ代表)、渡邊太さん(鳥取短期大学准教授、NPOレシップ)の3名。全体進行は、中西美穂さん(アーツ・アポリア・コレクティブ共同代表)。
 会場は、おおさかシニアネット(大阪市中央区本町3-5-5  旧カネセビル3階)。受講料は、各講座1000円(学生500円)、全講座通し券2500円。定員40名。

●特別講演会「大阪人の気質と暮らし」

 開けっぴろげといわれる大阪人の気質はどこからきているのか。歴史を振り返りながら、大阪人の意識と暮らしの変容を考えます。
講師 倉光 弘己 さん (一般社団法人大阪自由大学学長)
 1935年鳥取市生まれ。京都大学法学部卒。大阪ガス入社後、新分野開発室部長補佐、エネルギー・文化研究所長などを歴任。神戸大学教授、芦屋大学学長などを経て2014年から大阪自由大学学長。
 9月24日(火)14:00~15:30
  会場は 淀屋橋マスターズ情報館(大阪市中央区伏見町4-2-14、WAKITA 藤村御堂筋ビル地下1階、地下鉄淀屋橋駅13番出口すぐ)
定員 30人 参加費 1000円(資料代)

 ●10月は映画シリーズ「大阪で輝く女優たち 」

 大阪にはどんな女優がいるのだろうか。大阪で生まれた女優か、大阪の風土、気質に似合った女優か、それとも大阪の街で輝いている女優か……大阪の街と女優をめぐって上倉庸敬さん(大阪大学名誉教授)に映画のシーンを紹介しながら自由自在に語っていただきます。
講師は 上倉庸敬 さん(大阪大学名誉教授)
第1回=10月8日  原節子  映画「めし」(小津安二郎監督、1951年)
第2回=10月15日 池脇千鶴 映画「ジョゼと虎と魚たち」(犬童一心監督、2003年)
第3回=10月22日 田中裕子 映画「火火」(高橋伴明監督、2005年)
 
14:00~15:30 (各火曜日)
会場は 淀屋橋マスターズ情報館
(大阪市中央区伏見町4-2-14、 WAKITA藤村御堂筋ビル地下1階、地下鉄淀屋橋駅13番出口すぐ)
定員 30人 参加費は各回 1000円(資料代)

●木津川計「1人語り劇場」3連続公演

 文藝作品を美しい言葉で読むのが「朗読」。無本で語るのが「語り」。木津川計の一人語り劇場は、ときには作品を解釈し、批評しながら一人で芝居や映画を語ります。

10月3日「浦島太郎」
11月7日「はなれ瞽女おりん」
12月5日「『番町皿屋敷』異聞」(予定)
いずれも各木曜日、18:30~20:00
会場:上田安子服飾専門学校本館ホール
(大阪市北区芝田2-5-8、JR大阪駅、阪急梅田駅から徒歩4分)
定員:60人。参加費は各1000円

●スポーツ連続講座「スポーツ近代史余話―その真相を探る(その3)―」
 
 スポーツは、時代相を色濃く反映して普及しました。それぞれ流れの中で、スポーツはどのように生きながらえたのか。抵抗することもあれば、迎合もした。いろいろな事案を通して、考えて見たいと思います。
 講師は大阪スポーツマンクラブ会長、玉置通夫さん)
 会場はおおさかシニアネット(大阪市中央区本町3-5-5、旧カネセビル 3階 地下鉄本町駅3番出口より徒歩1分)。定員40人、参加費 各回1000円
 開催時間は18:30~20:00

7、9月19日=プロ野球の国民リーグ(昭和22年)
8、10月10日=大阪の公立高校唯一の甲子園優勝(昭和24年)
9、11月14日=プロ野球の2リーグ分裂(同)
10、12月12日=高校ラグビーとサッカー大会の分離(昭和36年)

●「道浦母都子の短歌塾」

 隔月土曜日開催。次回は8月10日(土)14:00~16:00
上田学園中津校舎(大阪総合デザイン専門学校)
(大阪市北区中津1-7-21。地下鉄・御堂筋線中津駅(5)号出口より徒歩すぐ、阪急電車中津駅より 徒歩3分)
参加費は2000円。参加希望者は事務局にご連絡ください。
参加される方は、次回は題詠「セミ(蝉)」と自由詠1首の計2首を事前に提出してください。次回に取り上げる歌人は「小島ゆかり」です。
原則 偶数月の第2土曜日に開催します。

●読書カフェ(案内人、三室勇さん)

 2019年9月21日(土)17:00~18:30 北浜教室
 取り上げるのは橘玲著『上級国民/下級国民』 (小学館新書、8月刊) です。
この本は今年の生物地理学会の市民シンポジウム「リベラル化する世界の分断」で橘玲が基調講演をしたものを土台にしています。面白そうです。

●連続講座「東アジアを考える」

 2019年8月26日(月)18時30分~「東アジア井戸端会議」
場所:アジア図書館(阪急淡路駅、下車4分)
 2019年は1月の「徴用請工判決とは何か(岡本朝也さん)」に始まり、2月「〝ともに生きる〟を求めて(金光敏さん)」5月「中国帰国者センターの現状と展望(長山瑛子さん)」6月「多様化、最前線─釜ヶ崎(水野阿修羅さん)」と、歴史を振り返りつつ、直面する問題にこつこつと取り組むゲストからお話を聞いてきました。後半もひきつづき、足元から東アジアのこれからを考える講座を企画予定。乞うご期待!

●ソーシャルビジネスラボ

 大阪自由大学はソーシャルビジネスラボに挑戦します。ソーシャルビジネスラボは、社会貢献につながるビジネスを目指すみんなが集まるコミュニティです。新しい時代を切り開く若い人たちと社会経験が豊富な高齢者の世代交流の場であり、さまざまな知的交配を繰り広げていきたいと願っています。

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 大阪・自由大学の活動にはどなたもご参加いただけます。大阪の課題に限らず、いまの日本、世界の動きをみつめながらともに考えていくべきテーマについてご意見、ご提案をお寄せください。

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大阪市中央区平野町2-2-9 ビルサライ701号(〒541-0046)
一般社団法人 大阪自由大学
電話 080-9740-0101 FAX 06-6226-5596
e-mail: kansaiforum@gmail.com
URL: http://kansai.main.jp/
                       発行責任者 池田 知隆
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2019年7月1日月曜日

大阪自由大学通信80号(2019年7月1日)です。

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2019年7月1日             (転載・転送・拡散歓迎)
大阪自由大学(OSAKA FREEDOM UNIVERSITY)通信 80号
                         学長 倉光 弘己
                       http://kansai.main.jp/  
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●特別講演会
☆「新元号『令和』と万葉集」=7月5日(金)18:30~20:30
 講師は奈良大学教授、上野誠さん(国文学)
 新元号「令和」の出典とされている万葉集。それを文学としてだけではなく、考古学や民俗学の視点から読み直しておられる上野教授に語っていただきます。
 会場は上田安子服飾専門学校本館ホール
(大阪市北区芝田2ー5―8、JR大阪駅、阪急梅田駅徒歩約4分) 
 資料代 1000円。定員60人。

●「連続講座「新・大阪学事始」を開講中です。
 これからの大阪をどのように考え、つくりあげていけばいいのでしょうか。私たちは、大阪の歴史、文化をみつめるためにこれまで5年間にわたって連続歴史講座「大阪精神の系譜」(14期、計43回)などを開講してきました。それらを整理し、足元から再度、大阪のビジョンを描いていきたいと思っています。
 主な会場は 淀屋橋マスターズ情報館
(大阪市中央区伏見町4-2-14、WAKITA藤村御堂筋ビル地下1階、地下鉄淀屋橋駅13番出口すぐ)。定員30人、参加費は各回1000円(資料代など)

★7月は「資料に触れて探る『大阪社会運動史』―大正から戦前の昭和期―」
 大阪100年の社会運動史の一次資料数万点を所蔵する大阪産業労働資料館(エル・ライブラリー)の実際の資料を使ってワークショップ形式で読み解きながら大正から戦前の昭和期までの労働者や市民の歴史をたどります。
 解説はエル・ライブラリー館長、谷合佳代子さんと同館特別研究員、黒川伊織さ
ん。
(1)7月1日(月)「造船争議の嘆願書からみる大正時代の労働争議」
(2)7月8日(月)「政治家・弁護士田万清臣コレクションに見る発禁雑誌など」
(3)7月22日(月)「三色旗と映画従業員組合。戦争に向かう中での労働運動」
 いずれも月曜日、14:00~16:00
 会場 大阪産業労働資料館(エル・ライブラリー)=大阪市中央区北浜東3-14府立労働センター(エル・おおさか)4階。定員 各15人 参加費 各1000円

★9月は「巨大古墳の謎―百舌鳥・古市古墳群―」
 大阪初の世界文化遺産登録の見通しとなってきた大山古墳(伝仁徳天皇陵)などの巨大古墳群。5世紀前半に突如登場したこの巨大古墳群は、なぜ大和ではなく河内、和泉に造営されたのでしょうか。古墳に眠るのは誰でしょうか。文献資料と考古学的研究をもとに読み解いていきます。
 講師は柏原市立歴史資料館館長の安村俊史さん。
(1)9月 5日(木)「巨大古墳の世紀―その出現の背景」
(2)9月12日(木)「百舌鳥・古市古墳群の造営―なぜ河内・和泉に集中」
(3)9月26日(木)「倭の五王と大王―巨大古墳に眠るのは誰?」
 開催時間は いずれも18:30~20:00
 会場は上田安子服飾専門学校本館ホール(大阪市北区芝田2ー5―8、JR大阪駅から北へ、阪急梅田駅から西へ徒歩約4分))
 資料代 1000円。定員50人。

●夏の映画講座「篠田正浩と昭和“敗戦以後”」
 「令和」の時代となり、「平成」、さらに「昭和」は日々遠のいていくようです。先の大戦から74年、戦中派として「痛烈」な体験を踏まえ数々の名作を残されてきた篠田正浩監督は米寿を迎えられました。今回は、“敗戦以後”を描いた「瀬戸内少年野球団」「少年時代」「瀬戸内ムーンライト・セレナーデ」を中心に篠田監督の世界を見つめます。
 7月21日(日)13:00~14:30
 会場はシネ・ヌーヴォX(大阪市西区九条1-20-24 TEL 06-6582-1416)
講師は上倉庸敬・大阪大学名誉教授。
定 員30人、参加費(資料代)1000円
*特別協賛
「東京裁判―デジタル修復完全版を見る」
8月10日(土)10:00からの初回上映後、解説。講師は上倉庸敬・大阪大学名誉教授。シネ・ヌーヴォにて(入場料のみ)

●「仮名手本忠臣蔵」の世界 
 7月17日(水)14:00~15:30「夏公演の見どころ解説-早野勘平 自滅への道」
 7月24日(水)14:00~15:30「秋公演の見どころ解説-加古川本蔵 予期せぬ運命」
 会場は、淀屋橋マスターズ情報館。定員30名。参加費 各回1000円。
 講師は、広瀬依子さん(追手門学院大学講師、元「上方芸能」編集長) 
 国立文楽劇場開場35周年を記念して、人形浄瑠璃の三大名作のひとつ「仮名手本忠臣蔵」が、春、夏、秋の3回に分けて、全段上演されます。さまざまな人生が複雑に絡み合う不朽の名作「仮名手本忠臣蔵」の魅力を徹底解説します。

●夏季集中講義「芸術と社会」(3講座 同日開催)
 いまの大阪、日本、世界の動きを、芸術を通して見つめながら、ともに考えていくための講座です。アーティストやキュレーター、研究者など芸術に関わる多様な人材の取り組み、そこから派生するテーマについて学び、受講生とともに議論を拓いていきます。
 8月10日(土)10:45~16:30(昼食休憩あり)
 講師は、木坂葵さん(おおさか創造千島財団 事務局長)、小島剛さん(大阪音楽大学特任准教授、一般社団法人タチョナ代表)、渡邊太さん(鳥取短期大学准教授、NPOレシップ)の3名。全体進行は、中西美穂さん(アーツ・アポリア・コレクティブ共同代表)。
 会場は、おおさかシニアネット(大阪市中央区本町3-5-5  旧カネセビル3階)。受講料は、各講座1000円(学生500円)、全講座通し券2500円。定員40名。

●スポーツ連続講座「スポーツ近代史余話―その真相を探る(その3)―」
 スポーツは、時代相を色濃く反映して普及しました。それぞれ流れの中で、スポーツはどのように生きながらえたのか。抵抗することもあれば、迎合もした。いろいろな事案を通して、考えて見たいと思います。
 講師は大阪スポーツマンクラブ会長、玉置通夫さん)
 会場はおおさかシニアネット(大阪市中央区本町3-5-5、旧カネセビル 3階 地下鉄本町駅3番出口より徒歩1分)。定員40人、参加費 各回1000円
 開催時間は18:30~20:00

6、7月11日=究極のプロ野球元日大会(昭和20年)
7、9月12日=プロ野球の国民リーグ(昭和22年)
8、10月10日=大阪の公立高校唯一の甲子園優勝(昭和24年
9、11月14日=プロ野球の2リーグ分裂(同)
10、12月12日=高校ラグビーとサッカー大会の分離(昭和36年)

☆協賛企画「大阪スポーツマンクラブ連続講座」
 東京夏季五輪まであと1年。競技日程も発表され、少しずつムードも高まってきました。近代オリンピックの歴史を振り返り、理念や問題点を考えます。
7月4日「古代オリンピックとは」▽11日「近代オリンピックの誕生」▽18日「テレビンピック」。各木曜日各14:00~15:30.
会場は大阪スポーツマンクラブ会議室(大阪・うつぼテニスセンター地下)
参加費は各1000円。
講師は大阪スポーツマンクラブ会長、玉置通夫氏。
申し込みは同クラブ(電06・6441・0975)
e-mail sportsman@wonder.ocn.ne.jp

●木津川計「1人語り劇場」3連続公演

 文藝作品を美しい言葉で読むのが「朗読」。無本で語るのが「語り」。木津川計の一人語り劇場は、ときには作品を解釈し、批評しながら一人で芝居や映画を語ります。

10月3日「浦島太郎」
11月7日「はなれ瞽女おりん」
12月5日「『番町皿屋敷』異聞」(予定)
いずれも各木曜日、18:30~20:00
会場:上田安子服飾専門学校本館ホール
(大阪市北区芝田2-5-8、JR大阪駅、阪急梅田駅から徒歩4分)
定員:60人。参加費は各1000円

●「道浦母都子の短歌塾」

 隔月土曜日開催。次回は8月10日(土)14:00~16:00
上田学園中津校舎(大阪総合デザイン専門学校)
(大阪市北区中津1-7-21。地下鉄・御堂筋線中津駅(5)号出口より徒歩すぐ、阪急電車中津駅より 徒歩3分)
参加費は2000円。参加希望者は事務局にご連絡ください。
参加される方は、次回は題詠「セミ(蝉)」と自由詠1首の計2首を事前に提出してください。次回に取り上げる歌人は「小島ゆかり」です。
原則 偶数月の第2土曜日に開催します。

●読書カフェ(案内人、三室勇さん)
2019年7月20日(土)17:00~18:30 北浜教室

次回の読書カフェは、鎌田浩毅『富士山噴火と南海トラフ 海を揺さぶる陸のマグマ』(講談社ブルーバックス、2019年5月刊、1000円+税)をとりあげます。

大阪自由大学の講座でも「地震の日本史」が取り上げられましたが、南海トラフ地震は、今後30年の間に70~80%の確率で起こると予想されています。火山学者の著者は2011年の東日本大地震により富士山噴火はスタンバイ状態になっており、南海トラフ地震が引き金になって噴火が起こる可能性があると予測しています。富士山噴火は日本列島を東と西に分断する事態を招きかねません。地殻変動という地球の生理、そのメカニズムを理解し、その対策に衆知を集めて考えておく必要があります。

(出版社紹介文)
2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震は、富士山の様相をも決定的に変えてしまった。津波や原発事故に人々の目が奪われているか、ある重大な異変が富士山で生じた可能性に、火山学者たちはひそかに青ざめた。いまや富士山は、いつ噴火してもおかしくない「スタンバイ態勢」に入ってしまったのだ。
 2030年代の発生が予想される次の南海トラフ巨大地震に「令和の大噴火」が連動すれば、西日本が壊滅的な打撃を受けた直後に首都圏の機能が停止し、国家的な危機に陥るおそれがある。
私たちはこれにどう備えればよいのか?
『富士山噴火』(2007年)を著した火山学の第一人者が、2011年以降の富士山の大変動を大幅加筆、巨大地震と巨大噴火の国でいかに生きるかについて、渾身の提言!

●連続講座「東アジアを考える」
 7月の「東アジアを考える」は休講します。2019年は1月の「徴用請工判決とは何か(岡本朝也さん)」に始まり、2月「〝ともに生きる〟を求めて(金光敏さん)」5月「中国帰国者センターの現状と展望(長山瑛子さん)」6月「多様化、最前線─釜ヶ崎(水野阿修羅さん)」と、歴史を振り返りつつ、直面する問題にこつこつと取り組むゲストからお話を聞いてきました。後半もひきつづき、足元から東アジアのこれからを考える講座を企画予定。乞うご期待!

●ソーシャルビジネスラボ
 大阪自由大学はソーシャルビジネスラボに挑戦します。ソーシャルビジネスラボは、社会貢献につながるビジネスを目指すみんなが集まるコミュニティです。新しい時代を切り開く若い人たちと社会経験が豊富な高齢者の世代交流の場であり、さまざまな知的交配を繰り広げていきたいと願っています。

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 大阪・自由大学の活動にはどなたもご参加いただけます。大阪の課題に限らず、いまの日本、世界の動きをみつめながらともに考えていくべきテーマについてご意見、ご提案をお寄せください。

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大阪市中央区平野町2-2-9 ビルサライ701号(〒541-0046)
一般社団法人 大阪自由大学
電話 080-9740-0101 FAX 06-6226-5596
e-mail: kansaiforum@gmail.com  
URL: http://kansai.main.jp/
                       発行責任者 池田 知隆
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