2014年2月24日月曜日

「こうすれば伝わる文章力」講座(2day)、終了

●元新聞記者と考える「こうすれば伝わる文章力」講座(2day)

 第一回目の文章力講座は好評のうちに23日、2日間の日程を終了しました。

(講座の趣旨と日程)


 いま、「伝える力」が求められています。そのためには「書く力」を鍛えるこ
とが大事です。社会で活用できる「伝わる文章」を書くにはどんな訓練、工夫を
すればよいのでしょうか。そのヒントを元新聞記者とともに探してみませんか。

【プログラム】(各テーマに沿って講義+ワーク、課題実作)
<第1日目> 2014年2月22日(土)10:00~17:15
 「文章の基本技」 元朝日新聞社会部記者 安村俊文
 「コラムの書き方」元毎日新聞論説委員  池田知隆
 「インタビュー術」元毎日新聞編集委員  玉置通夫
 課題実作
<第2日目>2月23日(日)10:00~17:15
 「ルポの書き方」 元産経新聞社会部記者 城島充
 「伝える技術」元産経新聞社会部記者 今西富幸
 課題実作の講評    講師全員
 最終日終了後、懇親会(実費)
【会場】 大阪自由大学北浜教室
(大阪市中央区平野町2-2-9 ビルサライ701号)
 定員15人(先着順)、参加費 5000円(2日間通し)

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参加者の感想から

・密度の濃い2日間で、文章を単に表現するするということだけでなく、文章にするまでの様々な背景や思いをすることができよかったです。文章にするまでの取材の苦労話や準備の大切さなど文章を総合的に見ることができました。2日間、ありがとうございました。

・大変勉強になりました。インタビューの方法や編集者とのやり取りなど普段聞けないような話を聞くことができ有意義でした。

・記者がどのように記事を書いてこられたか、その裏側がわかり、とても印象にのこった。具体性を追求し、相手にしか言えない言葉を引き出すことを今後、特に意識していきたい。

・参加する前は、自分に語れるような体験はないと思っていましたが、有りそうだと気づきました。簡潔に伝える努力をするば、体験を理解してもらえやすいのではないかと思います。

・書くことと話すこと、「自分の意志」を表現することの難しさと大切さを今更ながらご教示いただきました。何よりも「伝えたいこと」「読み手が知りたいこと」を構造化すること、そしてそれを伝える順番を学んだ。

・チラシを何気なく手に取り、私は何をしたいのかはっきりしませんでしたが、講座を受けてから目標が見えてきました。何をどう書き、表現したらいいのか、人生も仕事も人間関係も前進しそうです。ありがとうございました。




2014年2月11日火曜日

次回読書カフェは3月15日、第150直木賞受賞作「恋歌」を話題に。

三室勇さんの案内で続けています読書カフェ。
2月8日の第4回、與那覇潤対談集「史論の復権」には新顔2人が参加。熱のこもった意見が交わされました。
  次回は3月15日午後5時から。第150回直木賞受賞作、朝井まかて『恋歌』を取り上げます。

 朝井さんは大阪生まれの時代小説作家。受賞作『恋歌』は幕末から明治を舞台に、樋口一葉の歌の師、歌塾「萩の舎」の主宰者、中島歌子を主人公に描いたものです。

 歌子の夫、水戸藩士・林忠左衛門は尊皇攘夷の急先鋒、天狗党の志士。争乱の罪で夫は自害、歌子も連座し投獄の憂き目に合います。夫への恋慕の情を歌に込めた歌人、その波乱の生涯を書き切った傑作です。

*朝井まかて『恋歌』講談社、単行本1680円、kindle版1365円です。

2014年2月8日土曜日

歴史講座「大阪精神の系譜」第11回を開催。2月7日

■第4期「戦後の再出発」

<第11回>
「焼け野原に誕生した夕刊紙―華僑が発行した『国際新聞』―」
講師 新風書房代表 福山 琢磨さん

2月7日午後6時半、キャンパスポート大阪

GHQは原則として言論の自由を認めつつ占領政策に反する言論を取り締まる方針を明示。一方で有力紙に対抗させて新興紙などの育成をはかった。大阪では新興紙として夕刊紙が次々に登場。そのトップバッターが「国際新聞」だった。華僑が発行したこの夕刊紙に3年間勤務した経験をもとに大阪・夕刊紙の興亡をたどっていただきました。





<講師> 福山琢磨(ふくやま・たくま)
1934年鳥取県生まれ、自分史研究家。51年、夕刊紙「国際新聞」に勤務、81年、新風書房を設立、季刊誌「大阪春秋」を発行するとともに「自分史づくり」の普及と指導にあたる。「孫たちへの証言」=計26集=(新風書房)などを刊行。


参加者の感想から

・戦前の新聞の歩みを知ることができ、新聞に対する精神面が戦後の混乱期にどのように扱われたかを初めて知る貴重な話であった。

・戦時中、新聞社が海外で何をしたか初めて知りました。

・各新聞の統廃合の流れを丁寧に説明していただいた。

・国際新聞に最初に投稿した在日朝鮮人の方を知っているので、聞かせていただきました。

・長い間、新聞になじんできましたが、歴史など考えもしませんでした。本日、なぜ、新聞が必要とされたか、知ることができました。

・新聞社とGHQのからみが興味深かった。

・とても勉強になり、有意義でした。当時のマスコミのジャーナリズムを守る苦労を思いました。

・大阪日日は地元紙としてよく読みますが、今日、経歴を知りました。一回聞いただけでは覚えられませんでしたが、各大手新聞の事や時代背景がわかり、興味深かった。

・昭和の新聞の変遷がよくわかった。

・リアルな戦後史で興味ありました。

・国家、軍の統制と新聞の流れを明確に知った。華僑の力を借りた日本の新聞の流れを知った。

2014年2月2日日曜日

大阪自由大学通信15号です。

 大阪自由大学通信15号をお送り致します。お目を通していただければ幸いで
す。


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2014年2月1日                       (転載・転送歓迎)
大阪自由大学(Osaka Freedom University)通信 15号
                        学長 木津川 計
                        http://kansai.main.jp/
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★今後の開催予定のご案内

●連続講座「東アジアを考える」

 東アジア情勢をめぐって日本は隣国との大きな難題に直面しています。大阪自
由大学は、このようなときにこそ、歴史的、文明的視点から冷静に学びあってい
きたいと考えています。
 まずは足元の大阪の地から東アジアへ、そして現代から古代へと幅広い視野を
もちたいと思い、連続講座を企画しました。第1期として「大阪に見る日本と朝
鮮半島」を開講します。みなさんからも多彩な企画を提案していただき、ともに
充実した講座内容にしたいと願っています。

 ■第1期「大阪にみる日本と朝鮮半島」(その2)■
<第4回>2月15日「日韓関係の打開に向けて」波佐場清さん(元朝日新聞ソウ
ル支局長)
<第5回>3月8日「日韓の政治癒着と亀裂―現代裏面史から」古野喜政さん
(元毎日新聞ソウル支局長)
<第6回>3月22日「日韓の市民運動から」川瀬俊治さん(ジャーナリスト・ネ
ット代表)
 いずれも土曜日14時~16時。定員40人、参加費1000円。
 会場 おおさかシニアネット(大阪市中央区本町3-5-5、カネセビル3階)
http://kansai.main.jp/swfu/d/higashiasia201.pdf

●連続歴史講座「大阪精神の系譜―その源流を探る」

■第4期「戦後の再出発」
 都市・大阪のありようを近現代史を踏まえながら考えていくシリーズの戦後編。
戦災で焦土と化した街は占領下、どんな再生の道を歩んだのか。一方、GHQの
影響はどうだったのか。大阪の戦後の軌跡をたどっていきます。

<第11回>2月7日 (金)「焼け野原に誕生した夕刊紙―華僑が発行した『国際
新聞』―」講師 新風書房代表 福山 琢磨さん
<第12回>3月7日(金)18:30~20:30、キャンパスポート大阪。
「『ど根性』から含羞へ―“帝塚山派″への評価―」
講師 雑誌「上方芸能」発行人 木津川 計さん
 いずれも参加費1000円。定員40人(先着順)
18:30~20:30、キャンパスポート大阪(大阪駅前第2ビル4階)
http://kansai.main.jp/swfu/d/osakaseishin401.pdf
http://kansai.main.jp/swfu/d/osakaseishin402.pdf

●連続講座「映画に見る大阪」(第2期)「大阪のヒロインーその美しさとした
たかさ―」
 大阪に生きる人々は、ごく普通の庶民とはいえ、どうして鮮やかで人間味があ
ふれているのでしょうか。銀幕からは、さまざまな喜び、哀しみを通して人間と
いう性(さが)がくっきりと立ちのぼってきます。特に大阪に生きる女性の姿を
美しい女優たちがどのように表現してきたのか、映画のなかのいくつかの場面を
抜き出し、多彩な視点から語りあいます。

<3>2月13日「河内カルメン」野川由美子 エッセイスト 武部好伸さん
<4>2月27日「プリンセス・トヨトミ」綾瀬はるか 大阪大学教授 上倉庸敬
さん
<5>3月13日「ジョゼと虎と魚たち」池脇千鶴 エッセイスト 武部好伸さん
<6>3月27日「茶々―天涯の貴妃」和央ようか 京都映画映像活性化委員会事
務局長 吉田馨さん
 (いずれも木曜日18時半~20時。 定員40人。参加費、1000円)
 会場、おおさかシニアネット
(地下鉄本町駅3番出口すぐ、大阪市中央区本町3-5-5、カネセビル3階)
定員40人。参加費、1000円
http://kansai.main.jp/swfu/d/eigahiroinomote.pdf
http://kansai.main.jp/swfu/d/eigahiroinura.pdf

●元新聞記者と考える「こうすれば伝わる文章力」講座(2day)

 いま、「伝える力」が求められています。そのためには「書く力」を鍛えるこ
とが大事です。社会で活用できる「伝わる文章」を書くにはどんな訓練、工夫を
すればよいのでしょうか。そのヒントを元新聞記者とともに探してみませんか。

【プログラム】(各テーマに沿って講義+ワーク、課題実作)
<第1日目> 2014年2月22日(土)10:00~17:15
 「文章の基本技」 元朝日新聞社会部記者 安村俊文
 「コラムの書き方」元毎日新聞論説委員  池田知隆
 「インタビュー術」元毎日新聞編集委員  玉置通夫
 課題実作
<第2日目>2月23日(日)10:00~17:15
 「ルポの書き方」 元産経新聞社会部記者 城島充
 「就活文の書き方」元産経新聞社会部記者 今西富幸
 課題実作の講評    講師全員
 最終日終了後、懇親会(実費)
【会場】 大阪自由大学北浜教室
(大阪市中央区平野町2-2-9 ビルサライ701号)
 定員15人(先着順)、参加費 5000円(2日間通し)
http://kansai.main.jp/swfu/d/bunshokouza01.pdf

●大阪自由大学「読書カフェ」(毎月1回)

 2月8日(土)17:00~、大阪自由大学北浜教室。
 定員 20人。参加費、500円(ドリンク付き)
 今回、話題に取り上げるのは、與那覇潤対論集『史論の復権』(新潮新書)
 案内人、三室勇さん
 「日本社会は西洋近代化を目指しているようで、実は中国化へと進んでいるの
ではないかという大胆な仮説を論じた『中国化する日本』で話題になった著書の
対談集である。中国と日本の歴史を1000年遡って比較検討してみる視点が面白い
見方につながる。こうした史論は、現在を近現代史ではかる通常の歴史観とは違
った視野を開いてくれる。」

●公開講座「春はスポーツから」
 「春はセンバツから」のキャッチフレーズがあるように関西の春はスポーツか
ら幕を開ける。高校野球、大相撲大阪場所、びわ湖毎日マラソンなどをめぐる裏
話の数々を・・
 講師は、玉置通夫さん(元毎日新聞編集委員)

<第1回>3月10日(月)「高校野球と大阪ー100周年の歴史を振り返って」
<第2回>3月17日(月)「大相撲大阪場所とタニマチー大阪にあった2つの国
技館」
<第3回>3月24日(月)「戦後復興への疾走ー現存する最古のびわ湖毎日マラ
ソンと駅伝誕生」
 いずれも14時~16時、会場は大阪スポーツマンクラブ
(大阪市西区靱本町2の1の4、靱公園テニスセンター内地下)
(地下鉄中央線・四つ橋線「本町」駅28番出口徒歩約5分、中央線「阿波座」駅
下車徒歩約5分)
 定員40人(先着順)、参加費1000円(資料代など)

http://kansai.main.jp/swfu/d/tamaki20140310.pdf

●公開サロン
「夢は創るものー4大陸地球6周24万キロをひとり旅してー」

 北米大陸縦断往復2万キロ編 アラスカからメキシコ国境までの旅を通して、
サプライズと癒しの地球のさまざまな光景を紹介しながら語る。
 講師は和紙夢絵作家 久楽迎古(くらーく・げーぶる)さん
3月14日(金)14時~16時
 会場は、おおさかシニアネット。
定員40人(先着順)、参加費1000円(資料代など)

http://kansai.main.jp/swfu/d/kuraku01.pdf

*NEW!! 準備中の新企画(乞う!ご期待)

●連続講座「挑戦する表現者たち」(仮題)

 関西に拠点をおいて活躍中の作家、ジャーナリスト、アーテストなど多彩な表
現者のみなさんに熱い思いを語っていただきます。
 登場予定は、後藤正治さん(作家)、黒川博行さん(作家)・・。
 4月から毎月1回。
 日時、会場は未定。

●歴史講座「大阪精神の系譜」の第2シリーズ「新風を起こすー時代に挑んだ企
業家たち」(仮題)

 4月から関西で活躍してきた企業家群像をたどりながら、いま、受け継ぐべき
その精神を探ります。
 4月から毎月1回。
 日時、会場は未定。

●道浦母都子の短歌塾

 2014年4月から第4土曜日の14時~16時の間、開きます(隔月開催)。会
場未定。 定員 20人(先着順)。参加費1000円

 詳細な開催日時、場所は大阪自由大学ホームページ
http://kansai.main.jp/をご覧ください。

 大阪・自由大学の活動にはどなたもご参加いただけます。大阪の課題に限らず、
いまの日本、世界の動きをみつめながらともに考えていくべきテーマについてご
意見、ご提案をお寄せください。
(大阪自由大学は、会員によって支えられています。特別会員(年額1万円)に
なっていただければ、年間を通してすべての催しに無料で参加できます。詳細は
ホームページをご覧ください)

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大阪自由大学 大阪府吹田市豊津町9-22 大同門ビル7階(〒564-0051) 
電話 06-6386-4575  FAX 06-6386-1893
E-mail: kansaiforum@gmail.com  URL: http://kansai.main.jp/
                    発行責任者 池田 知隆
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