2014年1月13日月曜日

「大阪精神の系譜」第4期「戦後の再出発」始まる。



連続講座「大阪精神の系譜」第4期「戦後の再出発」始まる。

 今年最初の講座が「大阪精神の系譜」第4期「戦後の再出発」が1月10日、キャンパスポート大阪で始まりました。

 「戦後復興の夢と現実ー占領下の街づくりー」と題して、桃山学院大学名誉教授の芝村篤樹さんに戦後大阪の都市建設の始まりについて、同時代史的に振り返りながら語っていただきました。

 当日、会場には当初の申し込み者を超える多くの方にご参加いただきました。活発な意見の交換も行われ、主催側もたくさんの刺激を受け、大いに励まされました。

参加者の感想から

・大阪府と大阪市の“微妙な”関係は今に始まったことではないことを正直初めて知り、ショッキングなことでした。両者のせめぎあいに関するお話は大変勉強になりました。

・(大阪は)戦前から戦後まで同じ課題を抱えた都市であった。大阪府・大阪市の関係性が現在も通じることが面白い。

・大阪府と大阪市の対立と攻防を見ていくと、現在の問題がよくわかりました。道州制、大阪都、堺・泉北高速鉄道の負担問題などについて考え方の基本が見えるように思いました。質疑応答も活発でタイムリーな話題にあふれていてよかったと思います。

・改めて大阪府と大阪市行政(都市政策)の流れが再整理できました。今日的な大阪都構想が浮き彫りになるような提起として興味深い話でした。

・橋下改革の前の経緯は興味深かった。

・質問コーナーから俄然面白くなりました。講師の方の考え方もわかりましたし、(質問される)参加者の皆さんもすごいなぁと感心しました。

・歴史を振り返る場合、いろいろな視点があってどこから何をとりあげるか、がいかに難しいかを感じた。私とは視点が違った。「都市連合」を考えるべきだという考えには同感。

・興味深い内容でしたが、ビジュアル画面など視覚に訴える方法も使っていただけるともっと良かったかとも思います。

・「復興の夢と現実」というタイトルからどのような発展過程を遂げたかというロマンスを感じたが、話は非常にリアルな府政史、市政史であった。いずれにしても勉強になった。参加者の貪欲な質問量にもびっくりした。

・大阪府と大阪市の対立、戦後の行財政等に関する知識を得ることができた。

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 芝村さんは1941年兵庫県生まれ。専門は日本近現代史。「都市の近代・大阪の20世紀」(思文閣出版)「関一 都市思想のパイオニア」(松籟社)「日本近代都市の成立―1920・30年代の大阪」(松籟社)など。年兵庫県生まれ、桃山学院大学名誉教授、専門は日本近現代史。「都市の近代・大阪の20世紀」(思文閣出版)「関一 都市思想のパイオニア」(松籟社)「日本近代都市の成立―1920・30年代の大阪」(松籟社)など。
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