地震を知って震災に備える - 西南日本の地震予測
4月26日午後6時半、キャンパスポート大阪。
講師 尾池和夫(おいけ・かずお)京都造形芸術大学学長 京都大学前総長
最新の地球科学の知識の蓄積をもとに、地震現象をわかりやすく解説していただきました。
生命のことを考えるときにも、それが生まれた地球のことを知らずには理解できません。その地球に起こった現象の1つの実例として、今回の巨大地震の仕組みを理解するとともに、変動帯にある日本列島の特徴を知らなくてなりません。
21世紀前半、西南日本は地震活動期であり、その中でいくつかの活断層では大地震が起こり、活動期のピークで南海トラフの巨大地震が起こるという予測について語られました。
次の周期として2038~40年ごろにやってくる巨大地震、富士山の爆発についても興味深い予測を聴かせていただきました。
参加者の感想から
○非常に多様なテーマの展開で、難しい内容をとてもわかりやすく語られ、楽しかった。
○地震発生の可能性の知見(データ)、マグマの動きをもっと知らせるべきだと実感しあ。
○尾池先生の不安です。天地人、宇宙、地殻、四季、趣もあり、アカデミックな時間でした。ダイナマイトやシルクロードの話はネタになりますね。南海地震はやはり2030年代のようですね。
○この列島に生れた縁を大切にして、運命を受け入れて生きようと思いました。地球も生きているのだとの思いが強くなりました。
○巨大地震が近畿圏でも十分にありうるということを認識しました。地球が常に動き、美しい日本をつくっていることは、いいことも悪いことも受けて、どうするかはわたしたちの問題ですね。
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