2015年10月29日木曜日

「関一の大阪構想~学者市長の先見と限界~」10月29日開催

連続歴史講座「大阪精神の系譜」
☆第9期「’大大阪’時代の実像」

 90年前、大阪市は人口、面積とも当時の東京市を抜いて国内最大の都市「大大阪」に膨張した。御堂筋の建設、地下鉄の開通などで近代都市・大阪の原型が出来上がった。「大大阪」と呼ばれた、その時代の実像とは―。
<第2回>「関一の大阪構想~学者市長の先見と限界~」と題して桃山学院大学名誉教授 芝村篤樹さんに語っていただきました。

 関一の孫で元大阪市長、関淳一さんも参加されました。

~参加者の感想から~

・関一の偉大さを誤解していました。次々とビッグプロジェクトを打ち上げたのではなく、高みに立って市民と都市という立脚した構造的な都市計画だったのですね。これからの大阪市と大阪府も花火のように打ち上げるイベントで終わらず、住民を中心として経済的かつ文化的資産として生かしていく都市づくりを進められる企業家・技術者・専門官僚が現れてほしいと思います。また、歴史的資産をも生かす文化的都市政策も推進してほしいものだと感じました。

・以前から関心を持っていた関一についてのお話をお聞きし、改めて関一さんのことを勉強したいと思った。また、最近の”大阪都構想”をめぐる問題についても、最後の方の質問に対する先生のご返答から民主主義と市民という原点について考えてみたいと思いました。
 

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