2014年2月11日火曜日

次回読書カフェは3月15日、第150直木賞受賞作「恋歌」を話題に。

三室勇さんの案内で続けています読書カフェ。
2月8日の第4回、與那覇潤対談集「史論の復権」には新顔2人が参加。熱のこもった意見が交わされました。
  次回は3月15日午後5時から。第150回直木賞受賞作、朝井まかて『恋歌』を取り上げます。

 朝井さんは大阪生まれの時代小説作家。受賞作『恋歌』は幕末から明治を舞台に、樋口一葉の歌の師、歌塾「萩の舎」の主宰者、中島歌子を主人公に描いたものです。

 歌子の夫、水戸藩士・林忠左衛門は尊皇攘夷の急先鋒、天狗党の志士。争乱の罪で夫は自害、歌子も連座し投獄の憂き目に合います。夫への恋慕の情を歌に込めた歌人、その波乱の生涯を書き切った傑作です。

*朝井まかて『恋歌』講談社、単行本1680円、kindle版1365円です。

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