2014年2月8日土曜日

歴史講座「大阪精神の系譜」第11回を開催。2月7日

■第4期「戦後の再出発」

<第11回>
「焼け野原に誕生した夕刊紙―華僑が発行した『国際新聞』―」
講師 新風書房代表 福山 琢磨さん

2月7日午後6時半、キャンパスポート大阪

GHQは原則として言論の自由を認めつつ占領政策に反する言論を取り締まる方針を明示。一方で有力紙に対抗させて新興紙などの育成をはかった。大阪では新興紙として夕刊紙が次々に登場。そのトップバッターが「国際新聞」だった。華僑が発行したこの夕刊紙に3年間勤務した経験をもとに大阪・夕刊紙の興亡をたどっていただきました。





<講師> 福山琢磨(ふくやま・たくま)
1934年鳥取県生まれ、自分史研究家。51年、夕刊紙「国際新聞」に勤務、81年、新風書房を設立、季刊誌「大阪春秋」を発行するとともに「自分史づくり」の普及と指導にあたる。「孫たちへの証言」=計26集=(新風書房)などを刊行。


参加者の感想から

・戦前の新聞の歩みを知ることができ、新聞に対する精神面が戦後の混乱期にどのように扱われたかを初めて知る貴重な話であった。

・戦時中、新聞社が海外で何をしたか初めて知りました。

・各新聞の統廃合の流れを丁寧に説明していただいた。

・国際新聞に最初に投稿した在日朝鮮人の方を知っているので、聞かせていただきました。

・長い間、新聞になじんできましたが、歴史など考えもしませんでした。本日、なぜ、新聞が必要とされたか、知ることができました。

・新聞社とGHQのからみが興味深かった。

・とても勉強になり、有意義でした。当時のマスコミのジャーナリズムを守る苦労を思いました。

・大阪日日は地元紙としてよく読みますが、今日、経歴を知りました。一回聞いただけでは覚えられませんでしたが、各大手新聞の事や時代背景がわかり、興味深かった。

・昭和の新聞の変遷がよくわかった。

・リアルな戦後史で興味ありました。

・国家、軍の統制と新聞の流れを明確に知った。華僑の力を借りた日本の新聞の流れを知った。

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