2025年10月1日水曜日

大阪自由大学通信135号(2025年10月1日発信)です。

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2025年10月1日         (転載・転送・拡散歓迎)

大阪自由大学(OSAKA FREEDOM UNIVERSITY)通信 135号

                      http://kansai.main.jp/

             参加申し込みはe-mail: kansaiforum@gmail.com へ。

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●映画塾

★「変わりゆく家族ー山田洋次のまなざしー」

 日常の暮らしの中に潜む小さな喜びや悲しみ。山田洋次監督の「家族」をテー

マに据えた作品は、戦後の経済成長期、そして現代の家族や人間関係の複雑さ、

多様な価値観による家族の絆や世代間の対立、愛情の表現などを丁寧に描き、観

客に深い共感を呼び起こします。その中から4作品を選び、鑑賞します。


・第2回=10月14日(火)『故郷』(1972年公開)

 監督・山田洋次、脚本・山田洋次、宮崎晃、出演:倍賞千恵子、井川比佐志、

笠智衆、渥美清、田島令子

・第3回=11月11日(火)『遥かなる山の呼び声』(1980年公開) 

 監督・山田洋次、脚本・山田洋次、朝間義隆、出演:高倉健、倍賞千恵子、吉

岡秀隆、武田鉄矢、ハナ肇、渥美清

・第4回=12月9日(火)『東京家族』(2013年公開)

 監督・山田洋次、脚本・山田洋次、平松恵美子 出演:橋爪功、吉行和子、夏

川結衣、中嶋朋子、蒼井優


 いずれも開催時間は14:00~16:00

 講師は上倉庸敬さん(大阪大学名誉教授)

 会場 大阪淀屋橋・中楽坊情報館

 定員20人、参加費各回1000円


●新大阪学事始「大阪の怪異伝承」


 人魂、亡霊、妖怪、狐狸・・・。現在の大阪市内にあたる地域でも、かつては

様々な怪異が言い伝えられていました。大阪の怪異伝承の諸相を、地域や信仰と

の関係を考察しながらご紹介します。


講師:澤井 浩一さん(大阪歴史博物館 学芸員)


10月1日(水)14:00~15:30

会場:大阪淀屋橋、中楽坊情報館

定員20人 参加費1000円

*参加者定員に達しましたので、申し込み受付を終了しました。


●公開講座「転換期のドイツと日本-戦後80年、混迷深まる世界の中でー」


 戦後80年、ドイツも日本も大きな転機を迎えています。欧州最強の軍事国家へ

の道を選択したドイツ、軍備増強を進めている日本。いま、どのような世界に踏

み出そうとしているのか。ドイツ現代政治に詳しい木戸衛一さんに語っていただ

きます。


講師 木戸 衛一さん (大阪大学国際公共政策研究科招へい教授)

 1957年千葉県柏市生まれ。東京外国語大学卒業、一橋大学大学院社会学研

究科博士後期課程単位取得退学、ベルリン自由大学博士。大阪大学大学院国際公

共政策研究科招へい教授。ドイツ現代政治・平和研究専攻。著書に『若者が変え

るドイツの政治』『平和研究入門』など。


10月7日(火)14:00~15:30

会場:大阪淀屋橋、中楽坊情報館

定員20人 参加費1000円


●公開講座「新内節を楽しむー哀調に満ちた江戸情緒への誘いー」


 新内(しんない)を聴いたことがありますか? 新内節は、江戸浄瑠璃から派

生し、舞台を離れて、花街などの流し(門付け)として発展しました。哀調のあ

る節にのせて悲しい女性の人生を歌い上げています。古今のドラマチックな物語

を語りと三味線で楽しんでいただきます。


講師 重森 三果さん

 京都市出身。江戸浄瑠璃新内節の魅力を内外に発信する一方、数多くの映画、

テレビで邦楽指導を担当。映画「長崎ぶらぶら節」で吉永小百合さんの邦楽を指

導。今春には京都市芸術振興賞を受賞。


10月28日(火)14:00~15:30

会場:大阪淀屋橋、中楽坊情報館

定員20人 参加費1000円


●公開講座「同時代を生きて…団塊シニアの人生模様」


 戦後80年、団塊の世代といわれた人たちもいまや傘寿間近の後期高齢者です。

彼らが戦後社会をどのように生きてきたのか。写真家の太田順一さんがこのほど、

県立奈良高校の1969年卒同窓生たちの起伏に富んだ人生を描いた本を出版されま

した。そこから何が見えたのか、自由自在に語っていただきます。


講師 太田 順一さん

 1950年奈良県生まれ。早稲田大学政治経済学部中退、大阪写真専門学校卒業。

夕刊紙カメラマンをへて31歳よりフリー。写真集『女たちの猪飼野』『大阪ウチ

ナーンチュ』など著書多数。日本写真協会作家賞、伊奈信男賞など受賞。


11月18日(火)14:00~15:30

会場:大阪淀屋橋、中楽坊情報館

定員20人 参加費1000円


●公開講座「私の大阪昭和物語ー高度成長期の路地裏ー」


 「昭和」の大阪はおもろい街だった!-大阪を舞台にした小説『ごんぼ色の残

照 大阪龍造寺町物語』〈小学生編〉〈高校生編〉(幻戯書房刊)を書きました。

「ごんぼ」とは、関西のことばで「ごぼう」のこと。小説で描いた昭和39年(小

学4年生)と46年(高校2年生)は、「ごんぼ色」(少し赤みがかかった薄茶色」

として思い浮かび、あのころの暮らしぶりについてお話しします。


講師 武部好伸さん

 1954年、大阪市中央区龍造寺町生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞

大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒、大阪をテーマに多くのエッセイを執筆

している。


11月25日(火)14:00~15:30

会場:大阪淀屋橋、中楽坊情報館

定員20人 参加費1000円


●公開講座「遍路にみる現代こころ模様ー「ヘンロ小屋」プロジェクトにかかわ

ってー」

 長い歴史の中でいま、最大の遍路ブーム?! 四国遍路道は約1200キロの道のり

す。歩き遍路が立ち寄って、足を伸ばし、一休みできる簡単な休憩所が「ヘンロ

小屋」です。地元の人たちの土地提供、寄付金集め、労力奉仕によって次々と建

設しています。自らの遍路体験(10回)や小屋に立ち寄ったお遍路さんを通して

現代人のこころについて考えてみます。


講師 梶川 伸 さん

 1947年生まれ。毎日新聞記者として37年、論説委員などを務めて退職。四国八

十八ヶ所霊場会の公認先達で、2006年から同プロジェクトにかかわっている。

(一般社団法人「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」)


12月2日(火)14:00~15:30

会場:大阪淀屋橋、中楽坊情報館

定員20人 参加費1000円


●2025年スポーツ連続講座「スポーツ近代史余話-その真相を探る(その

8)」


 社会の清涼剤であり、時代を映す鏡の役割を果たしてきたスポーツ。その歴史

を振り返りながら、スポーツを多面的に解剖し、社会とのつながりを見つめます。


 講師は、大阪スポーツマンクラブ会長、玉置通夫さん


★第8回10月9日  大相撲の反則負けー土俵のごみ捨てアウト

★第9回11月13日    双葉山引退80年-不滅の69連勝

★第10回12月11日  プロ野球唯一の展覧試合ー長嶋のサヨナラ本塁打


会場:大阪淀屋橋、中楽坊情報館

定員20人 参加費 各回1000円


●なにわ古代史11「継体天皇の統治」

 

 6世紀初め突如登場した継体天皇は、即位後、樟葉(枚方)、筒城(京田辺)、

弟国(長岡京)と淀川水系流域に相次いで王宮を設置した。なぜ倭王にまで上り

つめることができたのか。権力基盤をどう拡大したのか。継体時代の統治をめぐ

る問題について考える。


講師 神戸大学大学院教授(日本古代史) 古市晃さん


2026年1月13日(火14:00~15:30

会場 大阪・中之島公会堂大会議室(地下1階)

定員 50人 参加費1000円


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●大阪自由大学LINE公式アカウントを作成しました。最新情報を案内し、こ

ちらからも簡単に参加申し込みできます。

https://lin.ee/i1yjw66

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*これまでの講座内容は大阪自由大学チャンネル(無料)にアップしています。

自由にご覧ください。

https://www.youtube.com/channel/UCRve3OyXKISWOmERgWNlGCw/videos


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 大阪自由大学の活動にはどなたもご参加いただけます。大阪の課題に限らず、

いまの日本、世界の動きをみつめながらともに考えていくべきテーマについてご

意見、ご提案をお寄せください。

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e-mail: kansaiforum@gmail.com 

URL: http://kansai.main.jp/

                    発行責任者 池田 知隆

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