2019年6月15日土曜日

読書カフェ「おそろしいビッグデーター超類型化AI社会のリスク」(山本龍彦著)をアップしました。レジメつき

読書カフェ「おそろしいビッグデーター超類型化AI社会のリスク」(山本龍彦著、朝日新書)をアップしました。
2019年6月15日@大阪自由大学
案内人、三室勇さん
レジメは
http://kansai.main.jp/swfu/d/bookcafe20190615.pdf


内容紹介

ビッグデータ、AI、シンギュラリティ────
本格的なビッグデータ時代に突入する今、
私たちは知らず知らずのうちに
なにか重要なものを失っているのではないだろうか?

個人の能力や適性をビッグデータが「決めつけ」、
いちど「評価」されると永遠に逃れられないリスクを
社会はこのまま放っておいていいものだろうか?

個人情報の漏えいよりもむしろ恐ろしい、
第三者による「プロファイリング(個人分析)」がもたらす人権侵害や憲法問題を、
気鋭の憲法学者が徹底的に解き明かす。
自己情報コントロール権を「鍛える」ために、
一人ひとりが今なにをすべきかを詳述する、AI社会の“処方箋"的必読の書! 


【第1章】 おそろしいシナリオ
●時代の主役の「裏の顔」
●5つのシナリオから考える
●ノンフィクションになりつつある現在
●おそろしくも素晴らしい
●節度の基準としての憲法

【第2章】 プライバシー権という「武器」
●ビッグデータとは何か?
●ビッグデータ社会におけるプライバシー権の可能性
●ビッグデータ社会におけるプライバシー権の限界

【第3章】 「バーチャル・スラム」という恐怖
●AIによる排除の連鎖
●「個人化」の噓
●神格化されるアルゴリズム
●憲法問題とは何か?
●「すべて国民は、個人として尊重される」
●「前近代」への逆行

【第4章】 きめさせられる私
●個別化広告の功罪
●選択環境の「調律」
●鳥かごのなかの「わたし」
●操作的ネット広告への対抗
●マイナポータルの闇
●人生の絵筆をもつのは誰か

【第5章】 民主主義の崩壊
●より応答的な民主主義
●「デイリー・ミー」を読む私
●「他者」に出会う必要性
●デジタル・ゲリマンダリングの闇
●マーケティングされる選挙
●「商品」としての政治家

【第6章】 憲法からみるビッグデータの未来
●なぜ、憲法論なのか
●最高法規性が軽んじられた不幸
●個人情報保護法の死文化
●GDPRの先端的な規定
●アメリカの方向性
●憲法論の必要性
●自己情報コントロール権を「鍛える」
●心がまえとしての「個人主義」
●本当におそれなければならないもの
(目次より)


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