2019年6月17日月曜日

次回(2019年7月20日)の読書カフェは、鎌田浩毅『富士山噴火と南海トラフ 海を揺さぶる陸のマグマ』(講談社ブルーバックス、2019年5月刊、1000円+税)をとりあげます。

2019年7月20日(土)17:00~18:30 北浜教室

次回の読書カフェは、鎌田浩毅『富士山噴火と南海トラフ 海を揺さぶる陸のマグマ』(講談社ブルーバックス、2019年5月刊、1000円+税)をとりあげます。

大阪自由大学の講座でも「地震の日本史」が取り上げられましたが、南海トラフ地震は、今後30年の間に70~80%の確率で起こると予想されています。火山学者の著者は2011年の東日本大地震により富士山噴火はスタンバイ状態になっており、南海トラフ地震が引き金になって噴火が起こる可能性があると予測しています。富士山噴火は日本列島を東と西に分断する事態を招きかねません。地殻変動という地球の生理、そのメカニズムを理解し、その対策に衆知を集めて考えておく必要があります。

(出版社紹介文)
2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震は、富士山の様相をも決定的に変えてしまった。津波や原発事故に人々の目が奪われているか、ある重大な異変が富士山で生じた可能性に、火山学者たちはひそかに青ざめた。いまや富士山は、いつ噴火してもおかしくない「スタンバイ態勢」に入ってしまったのだ。

2030年代の発生が予想される次の南海トラフ巨大地震に「令和の大噴火」が連動すれば、西日本が壊滅的な打撃を受けた直後に首都圏の機能が停止し、国家的な危機に陥るおそれがある。
私たちはこれにどう備えればよいのか?
『富士山噴火』(2007年)を著した火山学の第一人者が、2011年以降の富士山の大変動を大幅加筆、巨大地震と巨大噴火の国でいかに生きるかについて、渾身の提言!

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