2019年8月1日木曜日

大阪自由大学通信81号(2019年8月1日発信)です。

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2019年8月1日             (転載・転送・拡散歓迎)
大阪自由大学(OSAKA FREEDOM UNIVERSITY)通信 81号
                         学長 倉光 弘己
                       http://kansai.main.jp/
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●「連続講座「新・大阪学事始」を開講中です。
 これからの大阪をどのように考え、つくりあげていけばいいのでしょうか。私たちは、大阪の歴史、文化をみつめるためにこれまで5年間にわたって連続歴史講座「大阪精神の系譜」(14期、計43回)などを開講してきました。それらを整理し、足元から再度、大阪のビジョンを描いていきたいと思っています。


★9月は「巨大古墳の謎―百舌鳥・古市古墳群―」

 大阪初の世界文化遺産登録の見通しとなってきた大山古墳(伝仁徳天皇陵)などの巨大古墳群。5世紀前半に突如登場したこの巨大古墳群は、なぜ大和ではなく河内、和泉に造営されたのでしょうか。古墳に眠るのは誰でしょうか。文献資料と考古学的研究をもとに読み解いていきます。
 講師は柏原市立歴史資料館館長の安村俊史さん。
(1)9月 5日(木)「巨大古墳の世紀―その出現の背景」
(2)9月12日(木)「百舌鳥・古市古墳群の造営―なぜ河内・和泉に集中」
(3)9月26日(木)「倭の五王と大王―巨大古墳に眠るのは誰?」
 開催時間は いずれも18:30~20:00
 会場は上田安子服飾専門学校本館ホール(大阪市北区芝田2ー5―8、JR大阪駅から北へ、阪急梅田駅から西へ徒歩約4分))
 資料代 1000円。定員50人。

●夏季集中講義「芸術と社会」(3講座 同日開催)

 いまの大阪、日本、世界の動きを、芸術を通して見つめながら、ともに考えていくための講座です。アーティストやキュレーター、研究者など芸術に関わる多様な人材の取り組み、そこから派生するテーマについて学び、受講生とともに議論を拓いていきます。
 8月10日(土)10:45~16:30(昼食休憩あり)
 講師は、木坂葵さん(おおさか創造千島財団 事務局長)、小島剛さん(大阪音楽大学特任准教授、一般社団法人タチョナ代表)、渡邊太さん(鳥取短期大学准教授、NPOレシップ)の3名。全体進行は、中西美穂さん(アーツ・アポリア・コレクティブ共同代表)。
 会場は、おおさかシニアネット(大阪市中央区本町3-5-5  旧カネセビル3階)。受講料は、各講座1000円(学生500円)、全講座通し券2500円。定員40名。

●特別講演会「大阪人の気質と暮らし」

 開けっぴろげといわれる大阪人の気質はどこからきているのか。歴史を振り返りながら、大阪人の意識と暮らしの変容を考えます。
講師 倉光 弘己 さん (一般社団法人大阪自由大学学長)
 1935年鳥取市生まれ。京都大学法学部卒。大阪ガス入社後、新分野開発室部長補佐、エネルギー・文化研究所長などを歴任。神戸大学教授、芦屋大学学長などを経て2014年から大阪自由大学学長。
 9月24日(火)14:00~15:30
  会場は 淀屋橋マスターズ情報館(大阪市中央区伏見町4-2-14、WAKITA 藤村御堂筋ビル地下1階、地下鉄淀屋橋駅13番出口すぐ)
定員 30人 参加費 1000円(資料代)

 ●10月は映画シリーズ「大阪で輝く女優たち 」

 大阪にはどんな女優がいるのだろうか。大阪で生まれた女優か、大阪の風土、気質に似合った女優か、それとも大阪の街で輝いている女優か……大阪の街と女優をめぐって上倉庸敬さん(大阪大学名誉教授)に映画のシーンを紹介しながら自由自在に語っていただきます。
講師は 上倉庸敬 さん(大阪大学名誉教授)
第1回=10月8日  原節子  映画「めし」(小津安二郎監督、1951年)
第2回=10月15日 池脇千鶴 映画「ジョゼと虎と魚たち」(犬童一心監督、2003年)
第3回=10月22日 田中裕子 映画「火火」(高橋伴明監督、2005年)
 
14:00~15:30 (各火曜日)
会場は 淀屋橋マスターズ情報館
(大阪市中央区伏見町4-2-14、 WAKITA藤村御堂筋ビル地下1階、地下鉄淀屋橋駅13番出口すぐ)
定員 30人 参加費は各回 1000円(資料代)

●木津川計「1人語り劇場」3連続公演

 文藝作品を美しい言葉で読むのが「朗読」。無本で語るのが「語り」。木津川計の一人語り劇場は、ときには作品を解釈し、批評しながら一人で芝居や映画を語ります。

10月3日「浦島太郎」
11月7日「はなれ瞽女おりん」
12月5日「『番町皿屋敷』異聞」(予定)
いずれも各木曜日、18:30~20:00
会場:上田安子服飾専門学校本館ホール
(大阪市北区芝田2-5-8、JR大阪駅、阪急梅田駅から徒歩4分)
定員:60人。参加費は各1000円

●スポーツ連続講座「スポーツ近代史余話―その真相を探る(その3)―」
 
 スポーツは、時代相を色濃く反映して普及しました。それぞれ流れの中で、スポーツはどのように生きながらえたのか。抵抗することもあれば、迎合もした。いろいろな事案を通して、考えて見たいと思います。
 講師は大阪スポーツマンクラブ会長、玉置通夫さん)
 会場はおおさかシニアネット(大阪市中央区本町3-5-5、旧カネセビル 3階 地下鉄本町駅3番出口より徒歩1分)。定員40人、参加費 各回1000円
 開催時間は18:30~20:00

7、9月19日=プロ野球の国民リーグ(昭和22年)
8、10月10日=大阪の公立高校唯一の甲子園優勝(昭和24年)
9、11月14日=プロ野球の2リーグ分裂(同)
10、12月12日=高校ラグビーとサッカー大会の分離(昭和36年)

●「道浦母都子の短歌塾」

 隔月土曜日開催。次回は8月10日(土)14:00~16:00
上田学園中津校舎(大阪総合デザイン専門学校)
(大阪市北区中津1-7-21。地下鉄・御堂筋線中津駅(5)号出口より徒歩すぐ、阪急電車中津駅より 徒歩3分)
参加費は2000円。参加希望者は事務局にご連絡ください。
参加される方は、次回は題詠「セミ(蝉)」と自由詠1首の計2首を事前に提出してください。次回に取り上げる歌人は「小島ゆかり」です。
原則 偶数月の第2土曜日に開催します。

●読書カフェ(案内人、三室勇さん)

 2019年9月21日(土)17:00~18:30 北浜教室
 取り上げるのは橘玲著『上級国民/下級国民』 (小学館新書、8月刊) です。
この本は今年の生物地理学会の市民シンポジウム「リベラル化する世界の分断」で橘玲が基調講演をしたものを土台にしています。面白そうです。

●連続講座「東アジアを考える」

 2019年8月26日(月)18時30分~「東アジア井戸端会議」
場所:アジア図書館(阪急淡路駅、下車4分)
 2019年は1月の「徴用請工判決とは何か(岡本朝也さん)」に始まり、2月「〝ともに生きる〟を求めて(金光敏さん)」5月「中国帰国者センターの現状と展望(長山瑛子さん)」6月「多様化、最前線─釜ヶ崎(水野阿修羅さん)」と、歴史を振り返りつつ、直面する問題にこつこつと取り組むゲストからお話を聞いてきました。後半もひきつづき、足元から東アジアのこれからを考える講座を企画予定。乞うご期待!

●ソーシャルビジネスラボ

 大阪自由大学はソーシャルビジネスラボに挑戦します。ソーシャルビジネスラボは、社会貢献につながるビジネスを目指すみんなが集まるコミュニティです。新しい時代を切り開く若い人たちと社会経験が豊富な高齢者の世代交流の場であり、さまざまな知的交配を繰り広げていきたいと願っています。

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 大阪・自由大学の活動にはどなたもご参加いただけます。大阪の課題に限らず、いまの日本、世界の動きをみつめながらともに考えていくべきテーマについてご意見、ご提案をお寄せください。

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大阪市中央区平野町2-2-9 ビルサライ701号(〒541-0046)
一般社団法人 大阪自由大学
電話 080-9740-0101 FAX 06-6226-5596
e-mail: kansaiforum@gmail.com
URL: http://kansai.main.jp/
                       発行責任者 池田 知隆
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