2019年4月16日火曜日

重松伸司講演会「海の回廊、<海峡>からアジアの多様性を考える」2019年4月16日

大阪自由大学「東アジアを考える」特別講演会
☆「海の回廊、<海峡>からアジアの多様性を考える」
4月16日14:00~15:30

 マラッカ海峡はアジア諸地域を世界に結ぶ物流・人流の大動脈です。この海峡に浮かぶペナン島は30余の民族が共存する「小世界」です。この小島の100年から21世紀アジアの共存の姿を展望します。
 講師は重松伸司さん(立教大学アジア地域研究所特任研究員)
会場は 淀屋橋マスターズ情報館
レジメから キーワード 自然生態系/社会経済/文化宗教/海峡/東南アジア/モンスーン/マラッカ海峡/居留地/ペナン/多民族(multi-ethnic)/華僑・インド商人・南洋商会/ マラッカ海峡の19世紀 海峡再考 ・日本の海峡/世界の海峡/ ・世界の大動脈マラッカ海峡/ ・海峡と海民/海賊法/マラッカ海峡は海賊の巣か? 東南アジアの海峡一生態圏と海洋のチャンネルから ・モンスーンという自然生態/「風と潮目」をよむ/ ・海峡世界に到来する人々/ ・西欧海洋帝国vsアジア海民集団/ ペナン島からアジアを眺める ・「ビンロウジ」の島/ ・大英帝国の「居留地・ペナン」/ ・マレー人村(カンポン)→華僑集団→インド系海洋商人 カオスの街、ジョージタクン ・エスニック毎の居留域/ェスニック毎の職能分布・エスニック毎の海洋交易圏/対立・連携・競合/ ジョージタクンの多様な社会、多様な文化 ・出身地・ことば・宗教・職能から「多様性」を考える/ ・福建・広東・客家・潮州・海南・・・/タミル・べンガーリー・グジャラート・マラッカイヤール・・・/ヒンドウー・ムスリム/儒教・道教・仏教・・ イスラーム(アラブ・マレー・インド・ベルシア・・・) /カトリック・プロテスタント・国教会・・・/ ジョージタクンはどのように「統治」されたか ・「カピタン」という頭目/ ・「会党」と「械闘」→「放置」から「法治」へ ・大英帝国による統治強化/孫文出現/帝国支配から民族主義へ 参考  本講演に関連する報告など 『マラッカ海峡物語ーベナン島から見る多民族共生の歴史ー』集英社新書、2019.3. 『マドラス物語ー海道のインド文化誌ー』中公新書、1993.6

0 件のコメント:

コメントを投稿