2018年1月24日水曜日

大阪自由大学顧問の小野啓郎さんが亡くなりました。

大阪自由大学顧問の小野啓郎さんが亡くなりました。

小野先生は、大阪大学名誉教授(整形外科)で、大阪自由大学の設立委員にもなっていただきました。ご冥福をお祈りいたします。

亡くなられたのは1月24日午前11時52分、間質性肺炎のためです。87歳。
通夜は25日午後6時から、葬儀・告別式は26日午後2時半から吹田市桃山台
5-3-10の千里会館で営まれます。

略歴は
1930年生まれ。1955年大阪大学医学部卒業。1972年大阪大学教授
(整形外科担当)。1993年大阪大学医学部長。1994年大阪大学医学部を
定年退職(名誉教授)。1994年大阪厚生年金病院院長。2004年大阪リハ
ビリテーション専門学校校長、現在に到る。永年医学教育に携わり、その反省を
踏まえて医学教育改革に関する活動・提言に従事。高齢社会における介護・福祉
分野へのリハビリテーション専門技術導入を目指してこられました。
著書『医学がヒーローであった頃 ポリオとの闘いにみるアメリカと日本( 阪大リー
ブル』

2018年1月13日土曜日

大阪自由大学読書カフェ「大獄 西郷青嵐賦」(葉室麟著)を開きました。レジメつきです。


大阪自由大学読書カフェ「大獄 西郷青嵐賦」(葉室麟著)を開きました。レジメつきです。2018年1月13日。



レジメはこちら
http://kansai.main.jp/data/bookcafe20180113.pdf

内容紹介
二〇一八年大河ドラマの主人公・西郷隆盛の評伝

「この国の運命を切り開くのだ」。
西郷隆盛は、薩摩藩主・島津斉彬の命を受け、東奔西走する。

島津斉彬は、尊王攘夷派の総本山である水戸藩主の実子・一橋慶喜を将軍に擁立して、国難に備えようとした。
一方、井伊直弼らは紀州藩主・徳川慶福を推して対抗する。
条約勅許問題が浮上、幕府と朝廷の対立が激化するなか、井伊は尊王攘夷派への過酷な弾圧(安政の大獄)を始める。
斉彬は志半ばで死去し、西郷は生きる望みを失う……。

維新前夜の西郷隆盛、荒波へ。
時代小説の名手による西郷伝第一弾。



2018年1月10日水曜日

新・大阪学事始。6月の「大阪からみた「大阪の近代文学」」の概要が決まりました。

大阪からみた「大阪の近代文学」

 西鶴や近松の昔から大坂は文芸の発信地だった。近代以降、文壇・詩壇

は首都東京中心になった様相だが、かつて織田作之助は「自分の小説修行
は大阪勉強である」と言い切った。その意味を、「大阪であること」を出
発点にして、「大阪なるもの」にこだわった小説家や詩人たちの中に探っ
てみたい。

5日 大阪からはじまった読み物の潮流
   ~新聞小説から出た宇田川文海・渡辺霞亭らの先進性~
12日 大阪で生れたから生れた小説や詩
   ~百田宗次・梶井基次郎・三好達治そして小野十三郎ら~
19日 大阪を離れなかった訳
   ~藤澤桓夫・織田作之助・司馬遼太郎・田辺聖子そして長谷川幸延ら~

講師は大阪文学振興会 総務委員 高橋 俊郎(タカハシ トシロウ)

2018年1月4日木曜日

大阪自由大学通信62号です。

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2018年1月1日             (転載・転送・拡散歓迎)
大阪自由大学(Osaka Freedom University)通信 62号
                         学長 倉光 弘己
                       http://kansai.main.jp/                    
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大阪自由大学事務局は1月10日から開きます。

●NEW!!「連続講座「新・大阪学事始」を今年4月に開講します。

これからの大阪をどのように考え、つくりあげていけばいいのでしょうか。私たちは、大阪の歴史、文化をみつめるためにこれまで5年間にわたって連続歴史講座「大阪精神の系譜」(14期、計43回)などを開講してきました。それらを整理し、足元から再度、大阪のビジョンを描いていきたいと思っています。

4月から火曜日に開催(原則月3回)
14:00~15:30
会場は 淀屋橋マスターズ情報館
(大阪市中央区伏見町4-2-14、WAKITA藤村御堂筋ビル地下1階、地下鉄淀屋橋駅13番出口すぐ)
定員30人、参加費1000円(資料代など)

プログラム
4月<新・大阪学事始 総論>
10日大阪の風土と町人学(講師、倉光弘己・大阪自由大学学長)
17日大阪学再見ーなにわの興亡史からー(堀井良殷・関西・大阪21世紀協会長)
24日世界の中の大阪文化―新・西国三十三か所巡礼制定からー(河内厚郎・評論家)

5月<大阪商人の不連続線(脇本祐一・元日本経済新聞編集委員)>
8日「天下の台所」の実相―「学都」の風土、西鶴・近松の人文主義―
15日近代化の起業家精神―産業革命の主導、大大阪の建設―
22日復興から成長、衰退へ―創業者の退場、お題目の東京一極集中―

6月<大阪人の見た「大阪近代文学」(高橋俊郎・大阪文学振興会総務委員)>
5日その1
12日その2
19日その3

7月<大阪の女性(木津川計・元雑誌「上方芸能」発行人)>
3日「がめつい女」ー菊田一夫とお鹿婆さん
10日「ど根性の女」-山崎豊子と多加
17日「尽す女」  -上司小剣とお文

9月<地震考古学からみた大阪地層探検(寒川旭・地震学者)
4日南海トラフ巨大地震
11日秀吉時代の伏見地震と阪神大震災
18日9世紀地震と現在

10月<大阪スポーツ学再考(玉置通夫・大阪スポーツマンクラブ会長)>
2日相撲は浪速からー大阪にあった国技館
9日スポーツ事業の先進地ー新聞社と私鉄
16日大阪女性のパイオニア精神

11月<上方落語の世界(広瀬依子・演劇ジャーナリスト=予定)>
6日上方落語と江戸落語―落語の基礎知識、上方と江戸の違いなど
13日上方落語と文楽―“噺”の種類と、文楽の演目をベースにした芝居噺について
20日上方落語と船場―船場の出てくる演目を中心に

12月<大阪文化の可能性(河内厚郎・文化プロデューサー)>
4日オールドタウンの高付加価値化
11日古都おおさか再発見
18日近松門左衛門300回忌に向けて

●NEW!!「話してんか、聞いてんか、私のおおさか論」(動画投稿)を募集しています。

 外国人観光客のなかで一番人気があるのが大阪です。東京一極集中が続く中で、低迷しているようであっても、外国人の目には「おもしろい街」に見えるようです。
 大阪への苦言、提言、将来への希望、さらに決別を込めた遺言(ラストメッセージ)でもかまいせん。あなたの大阪論をお待ちしています。
 大阪自由大学動画チャンネル(YouTube)で公開します。

大阪について語ってみたい方は大阪自由大学事務局にお声をかけてください。スタッフがビデオ持参で駆けつけます。自分で収録し、15分程度にまとめたものがあれば、事務局にお送りください。大阪の知的財産、遺産として保存します。詳細は事務局へ。

●NEW!!「伝わる文章教室~体験と想いを言葉に~」第3期

①毎回、講師陣が課題を提示。800字前後にまとめて次回までに提出。
②講師陣が全ての作品を添削。教室で受講者による合評と講師による講評。
③講座終了後、各自の作品集を編集、制作(実費、希望者)。

開催日は2018年①3月10日②31日③4月14日④28日⑤5月12日⑥26日
⑦6月9日⑧23日⑨7月14⑩28日(いずれも土曜日、14:00~16:00)
会場はおおさかシニアネット(大阪市中央区本町 3-5-5 カネセビル3階)
定員10人(先着)。5カ月、計10 回(通期)2万円
講師は
元朝日新聞社会部記者 安村俊文
元毎日新聞論説委員   池田知隆
元毎日新聞編集委員 玉置通夫

●広瀬依子の上方芸能講座
 
2018年1月16日=宝塚歌劇▽2月20日=OSK日本歌劇団▽3月20日=上方舞。いずれも火曜日の14:00~15:30
講師 広瀬依子さん(元「上方芸能」編集長、演劇ジャーナリスト)
 元「上方芸能」編集長で、現在は演劇ジャーナリストとしてNHKラジオ「か
んさい土曜ほっとタイム」で、毎月“オススメ関西文化芸能情報”を担当する広
瀬さんを講師に迎え、上方(関西)で生まれ育ち、今も人々に愛され続ける芸能
を、毎月一分野ずつ取り上げ、歴史、特徴、鑑賞ポイントなどの基礎知識を学び
ます。     
会 場  淀屋橋マスターズ情報館
定員25名、受講料各回1000円

●「道浦母都子の短歌塾」

隔月土曜日開催。次回は2月10日(土)14:00~16:00
上田学園中津校舎(大阪総合デザイン専門学校)
(大阪市北区中津1丁目7番21号。地下鉄・御堂筋線中津駅(5)号出口より 徒歩すぐ、阪急電車中津駅より 徒歩3分)
参加費は2000円。参加希望者は事務局にご連絡ください。
参加される方は、次回は題詠「雛(ひな)」と自由詠1首の計2首を事前に提出して
ください。
次回に取り上げる歌人は「斉藤史」です。

●読書カフェ(案内人、三室勇さん)

2018年 1月13日(土)17:00~18:30 北浜教室
次回取り上げるのは葉室麟『大獄 西郷青嵐賦』(文藝春秋 2017.11.15刊 1700円+税)です。
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163907499

作家、葉室麟が西郷隆盛をどう描くのか。この歴史小説は第一弾とあるように今後も書き継がれるはずですが、期待して読み進めたいと思い、取り上げました。

(出版社の紹介)
西郷隆盛は薩摩藩主の島津斉彬に仕え、天下のことに目覚め、一橋慶喜擁立のため暗躍するが……。時代小説の名手による西郷伝第一弾。

これまでの内容は大阪自由大学動画チャンネルにアップしています。レジメなども掲載しています。

●スポーツ連続講座「スポーツ近代史余話―その真相を探る(その2)―」

 スポーツは社会とともに発展し、国民の間にすっかり定着しました。明治150年を迎え、スポーツを受容していく過程を振り返ります。(講師は大阪スポーツマンクラブ会長、玉置通夫さん)
会場はおおさかシニアネット(大阪市中央区本町3-5-5、カネセビル     3階 地下鉄本町駅3番出口より徒歩1分)
定員40人、参加費 各回1000円

プログラムは以下の通り(いずれも木曜日)
2月8日新聞に初登場のスポーツは大相撲(明治5年)
3月8日初のスポーツ雑誌「運動界」(明治30年)
4月12日冬季五輪に初挑戦(昭和2年)
5月10日ラジオの初実況は野球(昭和2年)
6月14日ラジオ体操90年(昭和3年)
7月12日前畑がんばれの絶叫(昭和11年)
9月13日スポーツマンと新聞記者(昭和24年)
10月11日プロレスは大阪から(昭和29年)
11月8日猪谷千春の銀メダル(昭和31年)
12月13日海外への中継は東京五輪から(昭和39年)


●連続講座「東アジアを考えるー戦後72年、アジアと日本の現実」(第4期)
大阪で身近に暮らすアジアをルーツの人たちの生の声を聞き、支えあいのアジア・ネットワークをつくりましょう。

「フィリピンにルーツを持つ若者から見た現代社会ー同化圧力に抗ってー」

フィリピンにルーツをもつ三木幸美さんとラポルテ雅樹さん。お二人それぞの背景と「今」を語ってもらい、現代日本社会についてふりかえる機会を持ちたいと思います。

1月15日(月)19:00~21:00
会場 大阪市淀川区十三東4-10-3 バラエティ―サークル
定員 30人
参加費 一般1000円(資料代など) 学生無料 アジア図書館会員500円
申し込み問い合わせは大阪自由大学 アベ(080-1417-4186)

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 大阪・自由大学の活動にはどなたもご参加いただけます。大阪の課題に限らず、
いまの日本、世界の動きをみつめながらともに考えていくべきテーマについてご意見、ご提案をお寄せください。

*大阪自由大学は、会員によって支えられています。正会員(年額1万2000
円)、賛助会員(年額2000円)。正会員の方は年間を通して原則無料で参加
できます。(詳細はホームページをご覧ください)

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