2013年12月28日土曜日

大阪自由大学通信14号です。皆様、よいお年を.

みなさまへ

 
 2013年も残すところあとわずかとなりましたが、みなさまはいかが
お過ごしでしょうか。
 
 大阪自由大学通信14号をお送り致します。お目を通していただけ
れば幸いです。
 本年中はご受講、ご参加いただきありがとうございました。
来年もさらに確実に一歩一歩、進めてまいります。より一層のご支援を
お願い申し上げます。

 
(ご縁があった方にBCCで送らせていただいています。
 
 不要の方は、恐縮ですが空メールにてご返信ください。)

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2014年1月1日                       (転載・転送歓迎)
大阪自由大学(Osaka Freedom University)通信 14号
                        学長 木津川 計
                        http://kansai.main.jp/
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開催予定のご案内

好評の連続講座「映画に見る大阪」(第2期)は、「大阪のヒロインーその美しさとしたたかさと題して新年から開始します。

 大阪に生きる人々は、ごく普通の庶民とはいえ、どうして鮮やかで人間味があふれているのでしょうか。銀幕からは、さまざまな喜び、哀しみを通して人間という性(さが)がくっきりと立ちのぼってきます。特に大阪に生きる女性の姿を美しい女優たちがどのように表現してきたのか、映画のなかのいくつかの場面を抜き出し、多彩な視点から語りあいます。

<1>1月16日「浪華悲歌」山田五十鈴 大阪大学教授 上倉庸敬さん
<2>1月30日「細雪」吉永小百合 京都映画映像活性化委員会事務局長 吉田馨さん
<3>2月13日「河内カルメン」野川由美子 エッセイスト 武部好伸さん
<4>2月27日「プリンセス・トヨトミ」綾瀬はるか 大阪大学教授 上倉庸敬さん
<5>3月13日「ジョゼと虎と魚たち」池脇千鶴 エッセイスト 武部好伸さん
<6>3月27日「茶々天涯の貴妃」和央ようか 京都映画映像活性化委員会事務局長 吉田馨さん
 (いずれも木曜日18時半~20時。 定員40人。参加費、1000円)
 会場、おおさかシニアネット
(地下鉄本町駅3番出口すぐ、大阪市中央区本町3-5-5、カネセビル3階)
定員40人。参加費、1000
http://kansai.main.jp/swfu/d/eigahiroinomote.pdf
http://kansai.main.jp/swfu/d/eigahiroinura.pdf

連続講座「東アジアを考える」
 東アジア情勢をめぐって日本は隣国との大きな難題に直面しています。大阪自
由大学は、このようなときにこそ、歴史的、文明的視点から冷静に学びあってい
きたいと考えています。
 まずは足元の大阪の地から東アジアへ、そして現代から古代へと幅広い視野を
もちたいと思い、連続講座を企画しました。第1期として「大阪に見る日本と朝
鮮半島」を開講します。みなさんからも多彩な企画を提案していただき、ともに
充実した講座内容にしたいと願っています。
 第1期「大阪にみる日本と朝鮮半島」(その2)<第4回>2月15日「日韓関係の打開に向けて」波佐場清さん(元朝日新聞ソウル支局長)
<第5回>3月8日「日韓の政治癒着と亀裂現代裏面史から」古野喜政さん(元毎日新聞ソウル支局長)
<第6回>3月22日「日韓の市民運動から」川瀬俊治さん(ジャーナリスト・ネット代表)
 いずれも土曜日14時~16時。定員40人、参加費1000円。
 会場 おおさかシニアネット
http://kansai.main.jp/swfu/d/higashiasia201.pdf

連続歴史講座「大阪精神の系譜その源流を探る」
第4期「戦後の再出発」
 都市・大阪のありようを近現代史を踏まえながら考えていくシリーズの戦後編。
戦災で焦土と化した街は占領下、どんな再生の道を歩んだのか。一方、GHQの影
響はどうだったのか。大阪の戦後の軌跡をたどっていきます。

<第10回>2014年1月10()「戦後復興の夢と現実占領下の街づくり」講師 桃山学院大学名誉教授 芝村 篤樹さん
<第11回>2月7日 ()「焼け野原に誕生した夕刊紙華僑が発行した『国際新聞』」講師 新風書房代表 福山 琢磨さん
<第12回>3月7日(金)18302030キャンパスポート大阪。
「『ど根性』から含羞へ―“帝塚山派への評価
講師 雑誌「上方芸能」発行人 木津川 計さん
 いずれも参加費1000円。定員40人(先着順)
18
302030、キャンパスポート大阪
http://kansai.main.jp/swfu/d/osakaseishin401.pdf
http://kansai.main.jp/swfu/d/osakaseishin402.pdf

歌人、道浦母都子さんによる短歌講座「短歌の楽しみ」
 第2期を開講中です。次回は2014125日(土)
 14時~16時、キャンパスポート大阪。
 定員 20人(先着順)。参加費1000
 1月は、題詠「光」1首、自由題1首の計2首を詠んでください。

大阪自由大学「読書カフェ」(毎月1回)を開設しています!
 次回は2月8日(土)17:00~、大阪自由大学北浜教室。
 定員 20人。参加費、500円(ドリンク付き)

元新聞記者と考える「こうすれば伝わる文章力」講座(2day)を開きます。

 いま、「伝える力」が求められています。そのためには「書く力」を鍛えるこ
とが大事です。社会で活用できる「伝わる文章」を書くにはどんな訓練、工夫を
すればよいのでしょうか。そのヒントを元新聞記者とともに探してみませんか。
【プログラム】(各テーマに沿って講義+ワーク、課題実作)
<第1日目> 2014年2・22(土)10:0017:15 「文章の基本技」 元朝日新聞社会部記者 安村俊文
 「コラムの書き方」元毎日新聞論説委員  池田知隆
 「インタビュー術」元毎日新聞編集委員  玉置通夫
 課題実作
<第2日目>2・23(日)10:0017:15 「ルポの書き方」 元産経新聞社会部記者 城島充
 「就活文の書き方」元産経新聞社会部記者 今西富幸
 課題実作の講評    講師全員
 最終日終了後、懇親会(実費)
【会場】 大阪自由大学北浜教室
 定員15人(先着順)、参加費 5000円(2日間通し)
http://kansai.main.jp/swfu/d/bunshokouza01.pdf

公開講座「春はスポーツから」
 「春はセンバツから」のキャッチフレーズがあるように関西の春はスポーツから幕を開ける。高校野球、大相撲大阪場所、びわ湖毎日マラソンなどをめぐる裏話の数々を・・
 講師は、玉置通夫さん(元毎日新聞編集委員)
<第1回>3月10日(月)「高校野球と大阪ー100周年の歴史を振り返って」
<第2回>3月17日(月)「大相撲大阪場所とタニマチー大阪にあった2つの国技館」
<第3回>3月24日(月)「戦後復興への疾走ー現存する最古のびわ湖毎日マラソンと駅伝誕生
 いずれも14時~16時、会場は大阪スポーツマンクラブ
(大阪市西区靱本町214、靱公園テニスセンター内地下)
(地下鉄中央線・四つ橋線「本町」駅28番出口徒歩約5分、中央線「阿波座」駅下車徒歩約5分)
 定員40人(先着順)、参加費1000円(資料代など)

http://kansai.main.jp/swfu/d/tamaki20140310.pdf
公開サロン
「夢は創るものー4大陸地球6周24万キロをひとり旅してー」
 北米大陸縦断往復2万キロ編 アラスカからメキシコ国境までの旅を通して、サプライズと癒しの地球のさまざまな光景を紹介しながら語る。
 講師は和紙夢絵作家 久楽迎古(くらーく・げーぶる)さん
3月14日(金)14時~16
 会場は、おおさかシニアネット。
定員40人(先着順)、参加費1000円(資料代など)


 詳細な開催日時、場所は大阪自由大学ホームページ
http://kansai.main.jp/
をご覧ください。
 大阪・自由大学の活動にはどなたもご参加いただけます。大阪の課題に限らず、
いまの日本、世界の動きをみつめながらともに考えていくべきテーマについてご
意見、ご提案をお寄せください。
(大阪自由大学は、会員によって支えられています。特別会員(年額1万円)に
なっていただければ、年間を通してすべての催しに無料で参加できます。詳細は
ホームページをご覧ください)
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大阪自由大学 大阪府吹田市豊津町9-22 大同門ビル7階(〒564-0051) 
電話 06-6386-4575  FAX 06-6386-1893
E-mail: kansaiforum@gmail.com
  URL: http://kansai.main.jp/                    発行責任者 池田 知隆
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2013年12月26日木曜日

2014年2月8日の読書カフェに取り上げる本は・・

取り上げる本は――

與那覇潤対論集『史論の復権』(新潮新書)

  日本社会は西洋近代化を目指しているようで、実は中国化へと進んでいるのではないかという大胆な仮説を論じた『中国化する日本』で話題になった著書の対談集である。中国と日本の歴史を1000年遡って比較検討してみる視点が面白い見方につながる。こうした史論は、現在を近現代史ではかる通常の歴史観とは違った視野を開いてくれる。
対談相手は、中野剛志、中谷巌、原武史、大塚英志ほか

(出版社の紹介文)
学問的な歴史研究の成果を踏まえつつ、現在の位置を捉えなおす──。そんな「史論」の試みを復権させるべく、「中国化」というオリジナルな概念で日本史を捉えなおした気鋭の若手研究者が、七人の異分野の知に挑む。日本企業の生き残り戦略から橋下徹大阪市長のパフォーマンス、小津映画や大河ドラマの描く日本像まで、歴史の知見を借りれば、旧知の事実がまったく違った意味を帯びていく。知的刺激に満ちた論考。

 與那覇潤(よなは じゅん)プロフィール
1979(昭和54)年生まれ。愛知県立大学日本文化学部准教授(日本近現代史)。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。学術博士。著書に『翻訳の政治学』『帝国の残影』『中国化する日本』『日本人はなぜ存在するか』、共著に『「日本史」の終わり』『日本の起源』など。

2013年12月18日水曜日

2013年12月14日土曜日

大阪精神の系譜第9回「わが父、秋田實の背中 ―漫才作者の「戦争と笑い」―」

大阪精神の系譜第3期「戦前の時代」
第9回

 12月14日午後2時半から、キャンパスポート大阪

「わが父、秋田實の背中
―漫才作者の「戦争と笑い」―」と題して、童話作家  藤田 富美恵さんに語っていただきました。
 
 上方漫才育ての親と呼ばれる秋田實。エンタツとの出会いから「知らん間に漫才作者になっていた」という。戦時中は、兵士に送る「読む漫才」本を書き綴っていた。8年前、その作品の束を見出して「戦争と漫才」のタイトルで復刻した長女が、半世紀にわたって笑いをひねり続けた「父の背中」を語る。

<講師> 藤田富美恵(ふじた・ふみえ)
1938年、秋田實(本名、林廣次)の長女として大阪市内で生まれる。童話作家。「婦人と暮し童話大賞」「カネボウ・ミセス童話大賞」各受賞(1988年)。父、秋田實を描いた「父の背中」(潮出版)で潮賞ノンフィクション部門を受賞(89年)。 




参加者の感想から

・戦時体制に突入した暗い時代背景を時系列的に父親、秋田實の目線で分かりやす
く、具体的に作品に触れながらの話しで立体的に理解できた。深刻なテーマをユーモ
アと

駄じゃれを通して表現した叡知に感銘を受けました。

・戦局を笑いにした大阪人的気質を感じた。

・戦後の秋田實しか知らなかったのですが、今日の話で、それ以前の氏の御苦労を知
り、辞世の句の意味が理解できました。

(参考・「渡り来て うき世の橋を 眺むれば さても危うく 過ぎしものかな」)

・戦前の時代もよく分かる貴重な話を聞かせていただいた。

・戦前の漫才を作られた人柄がしのばれ、民衆が楽しめるよう努力された気持ちは今
も継がれていると思います。

・娘さんならではの話が聞けて楽しかった。

・十代のころ、朝日放送の「漫才教室」を聞いていた。秋田實の声が耳に残ってい
る。光晴・夢若の司会でした。

・話は興味深く、戦争中の生活もよくわかった。