2015年5月2日土曜日

大阪自由大学通信30号です

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□■
2015年5月1日              (転載・転送・拡散歓迎)
大阪自由大学(Osaka Freedom University)通信 30号
                        学長 倉光 弘己
                        http://kansai.main.jp/
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□□■□■□■□■□■□■

●公開サロン「日本のエネルギー問題を考える―福島原発事故から4年」

講師は熊本一規・明治学院大学教授(環境経済学)
 東京大学工学部都市工学科卒。各地の埋め立て、ダム、開発などで提言。近著に「電力改革と脱原発」(緑風出版)。5月20日、大阪ガレキ広域処理差し止め裁判で、専門家証人として証言する予定。
(聞き手は、倉光弘己・大阪自由大学学長)

5月19日(火)18:30~20:00
会場は、上田安子服飾専門学校(大阪市北区芝田2丁目5―8)本館
=JR大阪駅、阪急梅田駅から徒歩5分。
会場地図はhttp://www.ucf.jp/college/access.html
定員50人、参加費1000円

●戦後70年企画

(1)公開講演会「戦後70年から顧みる満洲国」

講師は、山室信一・京都大学人文科学研究所教授
 東京大学法学部卒。衆議院法制局参事、東北大学助教授、京大人文科学研究所教授、今年3月まで同所長。著書に「キメラー満洲国の肖像」(吉野作造賞)、「思想課題としてのアジア」。「憲法9条の思想水脈」(司馬遼太郎賞)など、紫綬褒章(2009年)。

7月27日(月)18:30~20:00
会場は、上田安子服飾専門学校(大阪市北区芝田2丁目5―8)本館
定員50人、参加費1000円

(2)連続講座「東アジアを考える」第3期「戦後70年―アジアと日本の現実」

 私たちの周囲には、アジアにルーツを持つ人たちが多く暮らしています。言葉の壁もあり、その生活はおおむね苦しいものです。しかも「多文化共生」の理想とは裏腹にまだまだ彼らへの偏見が根強く、戦後70年を迎えた今、不寛容な空気が漂い始めています。
議論もさることながら、まず現実を知ることが大切です。今回は、中国帰国者や在日外国人の方々の生の声に耳を傾けてみます。

5月20日「老いた親と娘のために」中国帰国者2世の女性
6月17日「父に捨てられて」フィリピン人家族の男性
7月15日「技能実習生の実態」バングラデシュの女性
(各水曜日、19:00~21:00)
会場:アジア図書館
大阪市東淀川区淡路5-2-17=阪急淡路駅から徒歩3分
電話 06(6321)1839
参加費1000円(資料代など)定員30人

●新企画「挑戦する表現者たち―大阪に生きる」第2期シリーズ

 関西に拠点をおいて活躍中の作家、ジャーナリスト、アーテストなど多彩な表現者のみなさんに熱い思いを語っていただきます。
<1> 5月18日(月)「「大阪言葉の魅力とパワー」寺谷一紀さん(フリーアナウンサー)
<2> 6月15日(月)「変わりゆく大阪の街場ー『うまいもん屋』を歩いてー」江弘毅さん(編集者)
<3> 7月13日(月)「大阪の文学―その魅力と可能性」玄月さん(芥川賞作家) 
 開催時間は18:30~20:30.
会場は、上田安子服飾専門学校本館。
参加費各1000円、定員50人(先着順)

●連続歴史講座「大阪精神の系譜」

第8期「大衆音楽史の群像」
 大阪の心情や街角から発した曲、サウンドを通して、その時代性を読み解いていき
ます。

<第1回>5月28日(木)18:30~20:30
「作曲家服部良一と『道頓堀ジャズ』~『大大阪』が生んだ『音楽都市』~」
講師 大阪市史料調査会調査員 古川武志さん
=大阪で生まれ育った服部良一が魅了されたサウンドとその時代とは。
<第2回〉6月25日(木)18:30~20:30
「なにわの歌作り半世紀~あかんたれの歌ごころ~」
講師 作詞家 もず唱平さん
=「釜ヶ崎人情」「花街の母」などのヒット曲を生み出した作詞家の詩情の精神。
〈第3回〉8月8日(土)14:30~16:30
「笠置シヅ子の戦中と戦後~『ブギの女王』を育てた大阪的心情~」
講師 フリーライター(著「ブギの女王・笠置シヅ子」)砂古口早苗さん
 =戦中は「敵性歌手」、占領期は「敗戦歌手」。ブームを築いた「女王」が物語る
昭和史。
(第3回のみ開始時間が14:30です。お気をつけ下さい)
【会場】いずれも上田安子服飾専門学校本館
参加費各1000円、定員50人(先着順)

●NEW!落語「本町シニア亭<落語の新世界>」

6月5日(金)18:30~20:00
会場は、おおさかシニアネット。
(大阪市中央区本町3-5-5 カネセビル3階=地下鉄御堂筋線本町駅3番出口徒歩1分)
桂福丸師匠が「古典落語」から「英語落語」まで楽しく語っていただきます。
定員50人、参加費1500円(会員500円)。

●道浦母都子の「短歌塾」

 次回は6月27日(土)14:00~16:00 上田学園中津校舎「大阪総合デザイン専門学校」〒531-0071 大阪市北区中津1丁目7番21号
(地下鉄・御堂筋線中津駅(5)号出口より 徒歩すぐ、阪急電車中津駅より 徒歩3分)
テキストは「新・百人一首」(文春新書)
参考文献:「現代の短歌  篠弘の選ぶ100人3840首」(新版、東京堂出版)
参加される方は、次回の題詠「雲」、自由題の計2首を事前に提出してください。

●大阪自由大学「読書カフェ」(毎月1回)

(案内人、三室勇さん)
次回は2015年5月16日(土)17:00、北浜教室
(大阪市中央区平野町2-2-9 ビルサライ701号=地下鉄堺筋線北浜駅6番出口南へ約3分、生駒時計店西隣)
 取り上げるのは、三浦瑠麗『日本に絶望している人のための政治入門』(文春新書)780円(税別)2015. 2月刊。
(書名をクリックすれば本の詳細がでてきます)
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166610105
 著者は1980年生まれの国際政治学者です。「山猫日記」というブログで自分の考えを書いてきました。政治学、国際政治理論を生業としている著者が、今の政治に切り込む、そこから見えてくるものは何か、そこが知りたいところです。「迷ったら本音を言え」という著者のスピリットに、本音の政治を語ろうとする気構えを感じます。

○出版社案内文
「政治には何も期待できない」という国民の政治不信。そして経済の低成長、野党再編、地方・女性・非正規、沖縄・日米同盟など山積する難問。しかしこうした現状は、政治を甦らせる好機でもある。NHK「ニッポンのジレンマ」で注目を集めた、1980年生まれの気鋭の政治学者が「安倍政治」の急所を衝き、マンネリ化した「左」「右」双方に語りかける。「闘え左翼!正しい戦場で」「共感せよ右翼! 寛容の精神」。


●大阪自由大学賞にご応募ください!!(内容が一部変更になりました)
 
 大阪はいま、大きな変貌をとげようとしています。今年5月に大阪都構想について住民投票が行われます。歴史都市としての大阪市は消えていくのでしょうか。「大阪と私」「関西の力」についてみなさんの思い、意見、体験や提言などをお寄せください。
◎大阪自由大学大賞(副賞30万円)
◎同     奨励賞(副賞5万円、2件)
*「大阪と私」「関西の力」をテーマに原稿用紙10枚以内。未発表のものに限ります。
<選考委員>
・後藤正治(ノンフィクション作家)
・黒川博行(直木賞作家)
・道浦母都子(歌人)
・木津川計(雑誌「上方芸能」発行人、大阪自由大学前学長)
・倉光弘己(大阪自由大学学長)
<募集期間>
 募集中。締め切りは7月末日まで(消印有効)。(結果発表は2015年9月予定)
<応募方法>
 住所、氏名、年齢、連絡先(電話、メールアドレスなど)を記入し、印刷したものを郵送で大阪自由大学事務局あてにお送りください。

 大賞、奨励賞の受賞作は、大阪自由大学のホームページ上で公開するほか、受賞者には公開サロンで講演をお願いすることもあります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 大阪・自由大学の活動にはどなたもご参加いただけます。大阪の課題に限らず、いまの日本、世界の動きをみつめながらともに考えていくべきテーマについてご意見、ご提案をお寄せください。

*会員規約を改定しました(2015年4月1日から)
(大阪自由大学は、会員によって支えられています。
4月から正会員(年額1万2000円)、賛助会員(年額2000円)に改定しました。正会員の方は年間を通して原則無料で参加できます。
 これまでに特別会員、正会員になっていただいている方は有効期間(1年間)内はそのまま適用いたします。詳細はホームページをご覧ください)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一般社団法人 大阪自由大学
大阪府吹田市豊津町9-22 大同門本部ビル7階(〒564-0051)
電話 06-6386-4575  FAX 06-6386-1893
E-mail: kansaiforum@gmail.com  URL: http://kansai.main.jp/
                    発行責任者 池田 知隆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・