2020年3月1日日曜日

大阪自由大学通信88号(2020年3月1日発信)です.

大自由大学通信88号(2020年3月1日発信)です。
●新型コロナウィルスの感染拡大対策として大阪自由大学は、3月と4月に予定していました講演会・講座を中止・延期致します。ご了承ください。

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2020年2月1日             (転載・転送・拡散歓迎)
大阪自由大学(OSAKA FREEDOM UNIVERSITY)通信 88号
                         学長 倉光 弘己
                       http://kansai.main.jp/
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●新型コロナウィルスの感染拡大対策として大阪自由大学は、3月と4月に予定していました講演会・講座を中止・延期致します。ご了承ください。

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中止するのは

●井上章一講演会「『大阪的』ってな~に!?」=3月24日(火)

●3月講座 「モダン大阪の面影」

第1回:3月 3日(火)「中之島の建築を巡る」
第2回:3月10日(火)「船場の建築を巡る」
第3回:3月24日(火)「東横堀の橋を巡る」

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☆「連続講座「新・大阪学事始」は、6月以降に再開する予定です。

●「浪花百景 ~浮世絵に描かれた大坂を読み解く~」
 
 幕末の大坂の風景を描いた100枚の浮世絵「浪花百景」。花見の頃の「あみじま風景」「天満ばし風景」、「天神祭り」「堂島米市」の賑わいなど。3名の絵師が、それぞれの個性を発揮しながら描いた町の様子や、人々の姿を、深く楽しく読み解いていきます。

講師:橋爪節也さん(大阪大学総合博物館教授、前館長)

第1回:5月12日(火)「入門編~名所図会との比較」
第2回:5月19日(火)「深読み~この人たちは誰?」
第3回:5月26日(火)「近代大阪風景との比較」

いずれも 14時~15時30分、各回1,000円(定員30人)

●「大阪の味は日本一 ~私論 大阪食いだおれ考~」

 江戸時代から「天下の台所」として全国からおいしいものが集まってきた大阪。大阪の味はどのようにはぐくまれてきたのか、船場で育ち、長年大阪の町人文化を研究されている近江晴子さんに大阪の食文化を語っていただきます。
講師:近江晴子さん(大阪天満宮文化研究所研究員)
開催日時:6月2日(火)14時~15時30分
参加費:1,000円(定員30人)

●「なにわの芸能史~関西の演劇界の動き~」
 
 藤山寛美没後30年の公演が行われ、今秋からはNHK朝ドラ「おちょやん」で浪花千栄子の一代記が描かれます。関西の演劇界はいまどのようになっているのでしょうか。長く演劇を取材してこられた毎日新聞編集専門委員の畑律江さんに語っていただきます。

第1回:6月9日 受け継がれる「笑い」の魂~古典から現代へ~
第2回:6月16日 上方歌舞伎のゆくえ
第3回:6月23日 社会を見つめる関西の現代演劇
いずれも 14時~15時30分、各回1,000円(定員30人)
会場は、いずれも 淀屋橋マスターズ情報館
(大阪市中央区伏見町4-2-14、WAKITA藤村御堂筋ビル 地下1階、地下鉄淀屋橋駅13番出口 南隣のビル)

●スポーツ連続講座「スポーツ近代史余話―その真相を探る(その3)―」
 
 スポーツは、時代相を色濃く反映して普及しました。それぞれ流れの中で、スポーツはどのように生きながらえたのか。今年も引き続いて時代と共に歩んできたスポーツの秘史に焦点を当てて行きます。
 講師は大阪スポーツマンクラブ会長、玉置通夫さん)

・6月11日閉会式を変えた東京五輪
・7月9日元大学生も出場した前甲子園秘史
・9月10日戦後復興とマラソン
・10月8日戦後初試合の探求
・11月12日大相撲、昭和20年の本場所
・12月10日ラグビー校のエリス神話
 開催時間は18:30~20:00
 会場はおおさかシニアネット(大阪市中央区本町3-5-5、セントピア御堂筋本町(旧カネセビル)2階 地下鉄本町駅3番出口より徒歩1分)。定員40人、参加費 各回1000円

●「道浦母都子の短歌塾」

 隔月土曜日開催。次回予定は6月13日(土)14:00~16:00
上田学園中津校舎(大阪総合デザイン専門学校)
(大阪市北区中津1-7-21。地下鉄・御堂筋線中津駅(5)号出口より徒歩すぐ、阪急電車中津駅より 徒歩3分)
参加費は2000円。参加希望者は事務局にご連絡ください。
参加される方は、次回は題詠「式」と自由詠1首の計2首を事前に提出してください。次回に取り上げる歌人は「永田和宏」です。
原則 偶数月の第2土曜日に開催しています。

●読書カフェ(案内人、三室勇さん)

*3月の読書カフェは休みます。

次回予定は4月18日(土)17:00~18:30 北浜教室

 取り上げるのは、マルクス・ガブリエル『世界史の針が巻き戻るとき 「新しい実在論」は世界をどう見ているか』(PHP新書2020年2月刊、960円+税)
 マルクス・ガブリエルは昨年2月にNHK番組をベースにした『マルクス・ガブリエル欲望の時代を哲学する』という本をを取り上げています。今回の本は、彼の語りおろし本です。今、世界は19世紀の国民国家へと逆戻りしているというのです。彼は、今の世界が抱えている「価値」「民主主義」「資本主義」「テクノロジー」の危機を論じ、その背景に「表象の危機」があるといい、彼の提起する「新実在論」はその処方箋として出されたものだと説いています。
 NHKはEテレで2月25日から3回(3月3日、10日)、「欲望の時代の哲学2020 マルクス・ガブリエル NY思索ドキュメント」を放送しています。

●連続講座「東アジアを考える」

4月25日(土曜日)14:00~16:00
「朝鮮語とわたしの60年」
塚本勲・元大阪外国語大学(現大阪大学)教授

会場 アジア図書館(大阪市東淀川区淡路5ー2ー17、阪急淡路駅から徒歩5分) 

 韓流ドラマ、K-POP、NHKハングル講座などなど、昔と比べると韓国・朝鮮語は日本人にとって親しみやすいものになった。しかし北朝鮮、韓国、さらに在日コリアンに対する日本人の意識や行動は変わったのかどうか。
 大阪外国語大学朝鮮語科の主任教授を務め、日本で最初の朝鮮語・日本語辞典「朝鮮語大辞典」(角川書店)を編纂した塚本勲さんに、戦後から今まで、そしてこれからの日朝、日韓および在日コリアンと日本人のあるべき姿を語っていただく。
 塚本勲さんは日本語の起源を探る言語学者。戦後すぐのころ、塚本さんは京都大学の大学院生で研究に欠かせない朝鮮語の辞書を手に入れようとした。しかし、どうしても手に入らないので調べたら、そもそも日本では朝鮮語辞典が編纂されたことが一度もなかったのだ。朝鮮語を学ぶため朝鮮高校で英語教師をしながら、朝鮮人生徒や父兄らと深く親しく交わり、在日コリアンの生活を目の当たりにした。それらの体験から日朝の相互理解、韓・朝鮮民族との友好の架け橋ともなるべき朝鮮語大辞典編纂の必要性を痛感、1963年から編纂事業を始めたが、さまざまな困難にはばまれ、完成したのは1986年。23年かかった。
 なお、日本語の起源に関する研究成果については、今年の秋ごろに講演していただく予定。(文責・阿部清比古)

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 大阪・自由大学の活動にはどなたもご参加いただけます。大阪の課題に限らず、いまの日本、世界の動きをみつめながらともに考えていくべきテーマについてご意見、ご提案をお寄せください。

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                       発行責任者 池田 知隆
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