2015年2月19日木曜日

大阪自由大学賞(副賞30万円)の募集のチラシができました。ご応募ください。



 大阪をもっと元気がわきたつ都市にしたい。そして市民がいきいきと活動し、豊かな人情と文化的な交流をとおして潤いのある街にするにはどうしたらいいのでしょうか。それがわたしたち大阪自由大学に集まっている人たちに共通する思いです。
 大阪自由大学の活動を始めて今年で5年目に入ります。これを機に大阪自由大学賞を創設します。 
 大阪はいま、大きな変貌をとげようとしています。歴史都市としての大阪のありようや「関西の力」の源泉は・・。「大阪と私」「関西の力」についてみなさんの思い、意見、体験や提言などをお寄せください。

◎大阪自由大学大賞(副賞30万円)
◎同     奨励賞(副賞5万円、2件)
*「大阪と私」「関西の力」をテーマに原稿用紙10枚以内。未発表のものに限ります。

<選考委員>
・後藤正治(ノンフィクション作家)
・黒川博行(直木賞作家)
・道浦母都子(歌人)
・木津川計(雑誌「上方芸能」発行人、大阪自由大学前学長)
・倉光弘己(大阪自由大学学長)

 2015年2月1日から7月末日まで。
<結果発表>
 2015年9月予定
<応募方法>
 住所、氏名、年齢、連絡先(電話、メールアドレスなど)を記入し、印刷したものを郵送で大阪自由大学事務局あてにお送りください。

2015年2月8日日曜日

「大阪精神の系譜」第7期「近代メディアの群像」始まる。2月7日

●連続歴史講座「大阪精神の系譜」
第7期「近代メディアの群像」

第1回>2014年2月7日(土)14・30~16・30
「宮武外骨のなにわ的反骨精神~過激と愛嬌の『滑稽新聞』~」
講師 フリーライター 砂古口早苗さん
=明治・大正の大阪を舞台に権力者をおちょくり続けた外骨の真骨頂とは。





参加したみなさんの感想から

・宮武外骨さんについて知らなかったので、今後、いろいろと調べていこうときっかけになりました。絵かきの黒ぼうさんについて絵葉書をあらかた探してみたい。

・明治から昭和の激動の時代を反権力主義を貫いたジャーナリストが存在したことに感銘をうけました。(ユーモア精神があるのがすばらしい)

・外骨の権力を面白、おかしく風刺するセンスこそいまの時代に必要なものであると思いました。また当時の世相といまの状況がよく似ているのも発見しました。

・宮武外骨の思想やいきざまをわかりやすく教えてくださり、よかったです。

・宮武外骨の「愛嬌あふれる人となり」がパトロンや周囲の人々を引き寄せたこと、反骨をジャーナリズムに具体的に生かしたこと、またアイデアとセンスあふれる表現、この人間性に裏打ちされた代表「滑稽新聞」が大阪で受けた理由が理解できた。
・私の92歳になる父が「父(私の祖父)から、滑稽新聞はめちゃめちゃおもしろかったでえ、と伝え聞いた」と今でも話してくれます。

・今、この時期、時節、風潮だからこそ宮武外骨のような反骨精神が必要だと思う。

・宮武外骨を初めて知りました。ユーモアあふれた粋人の言論人だったようですね。今だったら(安倍政権)とうてい許されざるヒトか? 滑稽新聞おイラストがとてもよい、権力者に対しての徹底した明るい批判主義に拍手。

・明治の時代の空気が伝わった。風刺画の本質がわかった。政府の秘密とかはまさに現代にも当てはまることだと思えた。

・外骨のイタコ。砂古口さんの語り口が素人ぽくて、飽きなかった。その分、歯に衣しない人物評価もおもしろかった(平賀源内など)。
納得した部分。
外骨の人物、人格像→批判+変容+多様性(遊びすぎ)
ジャーナリスト精神(人との出会いのなかで育まれた。
大阪の土壌が滑稽新聞を熱狂的に受け入れた。
いまの世相では、”一極集中は衰退に向かう”が同感。


「父が滑稽新聞の発行人で、子供の頃に宮武外骨さんと会いました」と語る参加者の一人、三好淳雄さん。


2015年2月2日月曜日

大阪自由大学通信27号です。

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2015年2月1日      (転載・転送・拡散歓迎)
大阪自由大学(Osaka Freedom University)通信 27号
                        学長 倉光 弘己
                        http://kansai.main.jp/
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大阪自由大学賞にご応募ください!!(内容が一部変更になりました)
 
 大阪はいま、大きな変貌をとげようとしています。今年5月に大阪都構想について住民投票が行われます。歴史都市としての大阪市は消えていくのでしょうか。「大阪と私」「関西の力」についてみなさんの思い、意見、体験や提言などをお寄せください。
◎大阪自由大学大賞(副賞30万円)
◎同     奨励賞(副賞5万円、2件)
*「大阪と私」「関西の力」をテーマに原稿用紙10枚以内。未発表のものに限ります。
<選考委員>
・後藤正治(ノンフィクション作家)
・黒川博行(直木賞作家)
・道浦母都子(歌人)
・木津川計(雑誌「上方芸能」発行人、大阪自由大学前学長)
・倉光弘己(大阪自由大学学長)
<募集期間>
 2015年2月1日から7月末日まで。(結果発表は2015年9月予定)
<応募方法>
 住所、氏名、年齢、連絡先(電話、メールアドレスなど)を記入し、印刷したものを郵送で大阪自由大学事務局あてにお送りください。

大賞、奨励賞の受賞作は、大阪自由大学のホームページ上で公開するほか、受賞者には公開サロンで講演をお願いすることもあります。
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連続歴史講座「大阪精神の系譜」
第7期「近代メディアの群像」
 「商都」は新聞王国でもありました。明治から昭和にかけて活動した個性的なジャーナリストを取り上げます。
<第1回>2014年2月7日(土)14・30~16・30
「宮武外骨のなにわ的反骨精神~過激と愛嬌の『滑稽新聞』~」
講師 フリーライター 砂古口早苗さん
=明治・大正の大阪を舞台に権力者をおちょくり続けた外骨の真骨頂とは。
〈第2回〉3月12日(木)18・30~20・30
「路地裏の探訪記者・村嶋歸之~大正・昭和の社会報告~」
講師 桃山学院大非常勤講師 木村和世さん
=大阪毎日新聞に民衆への共感と愛情で底辺ルポを書き続けた1人の記者がいた。その生涯と時代。
〈第3回〉3月26日(木)18・30~20・30
「近代大阪ジャーナリズムの軌跡~中江兆民、内藤湖南らの世界~」
講師 元毎日新聞論説委員 池田知隆さん
 =大阪新聞界の揺籃期、ジャーナリスト精神を基点に世界を広げた傑物たち。
(第1回のみ開始時間が14・30分です。お気をつけ下さい)
【会場】いずれも上田安子服飾専門学校本館
(大阪市北区芝田2―5―8)=JR大阪駅、阪急梅田駅から徒歩5分
会場地図はhttp://www.ucf.jp/college/access.html
定員50人(先着順)、参加費 各1000円

連続講座「映画に見る大阪」
第4期「野望の街大阪―激しく生きる男たち―」
 大阪に生きる人々は、ごく普通の庶民とはいえ、どうして鮮やかで人間味があふれているのでしょうか。銀幕からは、さまざまな喜び、哀しみを通して人間という性(さが)がくっきりと立ちのぼってきます。映画のなかに描かれたいくつかの場面を抜き出し、多彩な視点から語りあいます。
<1>2015年2月3日「黄金を抱いて翔べ」(高村薫原作、井筒和幸監督、妻夫木聡、浅野忠信 2012年)
講師 大阪大学招聘准教授、吉田馨さん
<2>2月24日「実録外伝大阪電撃作戦」(中島貞夫監督、室田日出男、松方弘樹 1976年)
講師 大阪大学教授 上倉庸敬さん
<3>3月10日「TATTOO<刺青>あり」(高橋伴明監督、宇崎竜童、関根恵子 1982年)講師 大阪大学教授 上倉庸敬さん
<4>3月24日「白い巨塔」(山崎豊子原作、山本薩夫監督、田宮二郎、田村高廣 1966年)   
講師 大阪大学招聘准教授、吉田馨さん
 (いずれも火曜日18時半~20時。 定員30人。参加費、1000円)
会場、上田安子服飾専門学校本館

元新聞記者と考える「こうすれば伝わる文章力」講座(2day
 本年2月に第1回目の講座を開催しましたところ、好評でした。ご希望に応えて第2回目の講座を開きます。
 いま、「伝える力」が求められています。そのためには「書く力」を鍛えることが大事です。社会で活用できる「伝わる文章」を書くにはどんな訓練、工夫をすればよいのでしょうか。そのヒントを元新聞記者とともに探してみませんか。
【プログラム】(各テーマに沿って講義+ワーク、課題実作)
<第1日目> 2015年2月21日(土)10:3017:30
 「文章の基本技」 元朝日新聞社会部記者 安村俊文
 「コラムの書き方」元毎日新聞論説委員  池田知隆
 「インタビュー術」元毎日新聞編集委員  玉置通夫
 課題実作
<第2日目>2月22日(日)10:3017:00
 「評論文の書き方」元産経新聞社会部記者 今西富幸
 課題実作の講評    講師全員
 最終日終了後、懇親会(実費)
【会場】 大阪自由大学北浜教室
(大阪市中央区平野町2-2-9 ビルサライ701号)
 定員15人(先着順)、参加費 6000円(2日間通し)

公開講座「春はスポーツから」     
 春、大阪では大相撲春場所が始まり、センバツ、プロ野球公式戦開幕が球春を告げる。今年のスポーツ界は節目の話題が満載、その魅力を語ります。
<1>3月4日(水)「戦後70年のラグビー」戦後いち早く立ちあがったラグビー。昭和20年秋の中心に。
<2>3月11日(水)「高校野球100年」意外と知られていない甲子園球場前史を中心に。
<3>3月19日(木)「人見絹枝の人生」スポーツ選手、新聞記者として活躍したその人物像。
<4>3月25日(水)「阪神タイガース80年」巨人と対比される阪神という球団の人気の秘密を探る。
(いずれも18・30~20・30)
会場 上田安子服飾専門学校本館
講師 玉置 通夫 さん(元毎日新聞編集委員) 
定員 40人(先着順)、参加費1000円(資料代など)

道浦母都子の「短歌塾」
 次回は2月28日(土)1400~ 上田学園中津校舎「大阪総合デザイン専門学校」〒531-0071 大阪市北区中津1丁目721
(地下鉄・御堂筋線中津駅(5)号出口より 徒歩すぐ、阪急電車中津駅より 徒歩3分)
テキストは「新・百人一首」(文春新書)
参考文献:「現代の短歌  篠弘の選ぶ1003840首」(新版、東京堂出版)
参加される方は、次回の題詠「和」と自由題の2首を事前に提出してください。

大阪自由大学「読書カフェ」(毎月1回)
(案内人、三室勇さん)
 次回は2月14日(土)午後5時~、北浜教室。
 取り上げる本は内藤正典著「イスラム戦争ー中東崩壊と欧米の敗北」(集英社新書、2015.01760円(税別)
 三室さんからの案内文
「イスラム国」の日本人人質問題に揺れる日本。中東の現状を知る上で、欠かせない専門家による解説です。いま中東で何が起きているのか。イスラム圏の理解と歴史的経緯をこの本から教えられるはずです。もう一つの文明、イスラム世界の現況を知る上で格好の本と思います。

連続講座「挑戦する表現者たち―その作品世界」第2期シリーズ(決定)

 関西に拠点をおいて活躍中の作家、ジャーナリスト、アーテストなど多彩な表現者のみなさんに熱い思いを語っていただきます。
<1> 5月=寺谷一紀さん(フリーアナウンサー)「大阪言葉の魅力(仮題)」
<2> 6月=江弘毅さん(編集者)「大阪の街場の楽しさ(仮題)」
<3> 7月=玄月さん(芥川賞作家)「大阪の文学ーその魅力と可能性(仮題)」 詳細な日程を調整中。時間は18:3020:30
 会場は、上田安子服飾専門学校(大阪市北区芝田2丁目5―8)本館。

 大阪・自由大学の活動にはどなたもご参加いただけます。大阪の課題に限らず、いまの日本、世界の動きをみつめながらともに考えていくべきテーマについてご意見、ご提案をお寄せください。
(大阪自由大学は、会員によって支えられています。特別会員(年額1万円)になっていただければ、年間を通してすべての催しに無料で参加できます。詳細はホームページをご覧ください)
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一般社団法人 大阪自由大学
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E-mail: kansaiforum@gmail.com  URL: http://kansai.main.jp/
                    発行責任者 池田 知隆
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