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2024年5月1日 (転載・転送・拡散歓迎)
大阪自由大学(OSAKA FREEDOM UNIVERSITY)通信 118号
http://kansai.main.jp/
参加申し込みはe-mail: kansaiforum@gmail.com へ。
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●映画塾「新しい戦前」の時代に3
陸軍中野学校・・・・日本の諜報戦ー市川雷蔵が演じたスパイー』
「戦争」を扱った映画は数多いが、『陸軍中野学校』はその異色さで際立って
いる。実在した日本初のスパイ学校を舞台に、大映のスターだった市川雷蔵が主
役を演じた。シリーズ化された5本のうちの3作品を通して昭和の裏面史を見つ
める。
1 5月14日(火)『陸軍中野学校』(1966)監督:増村保造 出演:市川雷
蔵、小川真由美、加東大介、E・H・エリック、待田京介……
2 6月11日(火)『陸軍中野学校・竜3号指令』(1967)監督:田中徳三
出演:市川雷蔵、松尾嘉代、加東大介、滝田裕介、稲葉義男……
3 7月9日(火)『陸軍中野学校・開戦前夜」(1968) 監督:井上昭 出
演:市川雷蔵、小山明子、加東大介、船越英二…
映画塾はいずれも
会場 大阪淀屋橋・中楽坊情報館
(大阪市中央区伏見町4-2-14 WAKITA藤村御堂筋ビル地下1階/大阪メトロ「淀
屋橋駅」13番出口を出て南側すぐのビル)
開催時間は14:00~16:00
講師は上倉庸敬・大阪大学名誉教授
定員20人、参加費1000円
●公開講座「『虎に翼』のように―日本初の女性法律家、三淵嘉子の生涯ー」
NHK朝の連続ドラマ「虎に翼」主人公のモデル、三淵嘉子。「虎という恐ろしい
ものに翼を与えたら大変なことになる」と中国の言葉(韓非子)にあるが、「五
黄の寅年(大正3年)」生まれの主人公は、運気の強い女性として日本の法曹界で
道を切り開いていく。
講師は 佐賀 千惠美さん(京都弁護士会)
熊本県出身。東京大学法学部卒。東京地検検事。京都弁護士会に登録し、京都
弁護士会副会長、京都府地方労働委員会会長などを歴任。著書に「三淵嘉子・中
田正子・久米愛 日本初の女性法律家たち」(日本評論社刊)など。
6月4日(火)14:00~15:30
会場 大阪淀屋橋・中楽坊情報館
定員20人、参加費1000円
●まちあるき「北船場から中之島を歩く」
毎回、好評のまちあるき。今回は、北船場から中之島まで、歴史的建物を解説を聞き
ながら見て回ります。
主な解説箇所(建物内見学はありません) 芝川ビル、愛珠幼稚園、適塾、中央公会堂、中之島図書館、日銀大阪支店など
※天候不順の場合は、屋内でスライドを使用したガイドになります
日時:5月25日(土)10:00~12:30
講師:瀬古博之さん(中楽坊情報館館長)
集合場所:大阪淀屋橋 中楽坊情報館
定員15人、参加費1000円
●なにわ歳時記「住吉大社の御田植神事~豊穣の願いと芸能の祭り~」
毎年6月14日に行われる住吉大社の御田植神事は、芸能の奉納とともに神田
に田植えをおこない、稲の豊作を祈願する行事です。
古い歴史と伝承をまとった「住吉の御田植」は昭和54年(1979)に国の重要無
形民俗文化財に指定されました。
大阪市内の杭全神社の御田植神事などとも比較しながらご紹介します。
日時:6月5日(水)14:00~15:30
講師:澤井浩一さん(大阪歴史博物館学芸員)
会場:大阪淀屋橋 中楽坊情報館
定員20人、受講料1000円
●スポーツ連続講座「スポーツ近代史余話-その真相を探る(その7)」
社会の清涼剤であり、時代を映す鏡の役割を果たしてきたスポーツ。その歴史
を振り返りながら、スポーツを多面的に解剖し、社会とのつながりを見つめます。
(新年度は、開催時間が午後2時から、会場も中楽坊情報館に変更になります。)
講師は、大阪スポーツマンクラブ会長、玉置通夫さん
4、5月 9日=オリンピックとメディア1(1896―1940)
5、6月13日=オリンピックとメディア2(1948―2024)
6、7月11日=甲子園100年
7、9月12日=球団の盛衰―在版4球団が2球団に
8、10月10日=運動会史―「ぼらのあみごえ」「すずめのすだち」
9、11月14日=八十川のボーク事件―リンゴ事件に次ぐ紛争
10、12月12日=力道山生誕100年
14:00~15:30
会場 大阪淀屋橋、中楽坊情報館
定員20人 参加費 各回1000円
●公開講座「健康ボイストレーニング 元気に声を出し、楽しく、長生きを!!」
ボイストレーニングは、認知症予防や嚥下機能の向上に効果的です。元気に声
を出せば、脳の血流を促し、記憶力や集中力も鍛えられます。発声の基本を学び、
呼吸法を見直しながら、楽しく歌ってみませんか。
第2回 5月20日
第3回 6月17日
各第3月曜日の14:00~15:30
会場 大阪淀屋橋・中楽坊情報館
講師は 辻本 華鈴さん、中村 朝美さん
(美姿声ボイストレーニングスクール)
定員20人、参加費1000円
●公開講座「石川啄木の『悲しき玩具』をよむ」
『悲しき玩具』は1912年に刊行された石川啄木の第二歌集。啄木晩年の困窮した生活を反映し、人間と社会の現実をみつめた内容がうたわれている。
講師は 田口道昭さん(立命館大学教授)
日時:9月21日(木)14:00~15:30
会場 大阪淀屋橋、中楽坊情報館
定員20人、受講料1000円●読書カフェ
●読書カフェ
読書カフェは、2013年に始まって、10年を超えました。ここで一区切りとし、
終幕を考えています。長い間、お付き合いいただき、誠にありがとうございまし
た。
最後に取り上げる本は、ロビン・ダンバー著『宗教の起源 私たちにはなぜ〈神〉
が必要だったのか』(白楊社、2023年刊)です。この本を2回に分けて読んでい
きたいと思います。
https://www.hakuyo-sha.co.jp/science/shukyo_no_kigen/
開催日時は
2024年5月18日(土) 午後5時から 本書第5章まで
2024年6月29日(土) 午後5時から 本書第10章まで
ロビン・ダンバーは、進化心理学、人類学の分野で大きな功績をあげている学
者です。「ダンバー数」(人間が安定的な社会関係を維持できるとされる人数の
認知的な上限を150人程度とした)でよく知られた人です。
本書について、進化生物学者の長谷川眞理子が解説を書いています。そこには
以下のような記述があります。
「ヒトは、宗教を生じさせる脳内の基盤がある。しかし、宗教を生み出すこと
が主眼で進化してきたわけではない。物事の因果関係を推論すること、物事の原
因として他者の心を想定すること、そのような解釈を、他者と共有すること、な
どが人類の進化史上、重要だったから進化した脳の基盤だ。それが集まると、宗
教というものがおのずと創発してしまうのだろう。そして、一度そういうものが
出現すると、今度は新たな意味を持ち始める。」
本書は、今日の世界を知るうえで、貴重な示唆が得られるものと思います。
(三室勇)
参加費は500円
問い合わせは大阪自由大学事務局へ。
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●大阪自由大学LINE公式アカウントを作成しました。最新情報を案内し、こ
ちらからも簡単に参加申し込みできます。
https://lin.ee/i1yjw66
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*これまでの講座内容は大阪自由大学チャンネル(無料)にアップしています。
自由にご覧ください。
https://www.youtube.com/channel/UCRve3OyXKISWOmERgWNlGCw/videos
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大阪自由大学の活動にはどなたもご参加いただけます。大阪の課題に限らず、
いまの日本、世界の動きをみつめながらともに考えていくべきテーマについてご
意見、ご提案をお寄せください。
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大阪市中央区平野町2-2-9 ビルサライ701号(〒541-0046)
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発行責任者 池田 知隆
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